第百四十八回:【わわわ説明術】応用編その22:繰り返すVer.1.1
今日は2026年7月9日です。気付いている方もいるかもしれませんが「文章を書きたい」期が終わりました。今は「テンション低いぜ!」期です。テンション高く宣言しちゃったけど。この文章も「あー、だるー。めんどくさー」と思いながら書いています。私は継続するのが得意な方なのですが、継続するコツは自分の気持ちを無視することです。どれだけ「面倒くさいなー」と思っていても、文字を書き(打ち)続けていればコラムは完成します。そんな力技でコラム連載を続けています。あと私事ですが『東亰ザナドゥ eX+』というゲームを始めました。そんな近況報告をしたところで、今回もゆるく行ってみましょう。超不定期連載「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるITコラムでございまぁす。このコーナーでは、各用語の説明ページでは取り上げにくいIT関連のネタをテーマに、だらだらと思いついたことを書いていきます。みなさんが「あぁ、なんか役に立ちそうな気もするけど、役に立たないかなぁ。でも、もしかしたら役に立つかも」と思える情報を発信できるように頑張ります!
はじめに
栄えある百四十八回目のテーマは……ピヨピヨピヨピヨ(ぴよぴよ的ドラムロール)……じゃん!
【わわわ説明術】応用編その22:繰り返すVer.1.1
です。
今回もITと関係ないネタですが、どーんまい。
わわわ説明術コラムは『「分かった!」と思わせる説明の技術 知識ゼロの相手にも伝わるようになる本』の販促コラムという位置付けです……が、ネタ切れしました。
「本の内容と絡めよう」というこだわりを捨てて、テーマが「説明」なら何でも良いことにして連載を続けています。
とはいえ、一応、販促コラムです。
たまに本の宣伝を挟むかもしれませんが、ご容赦ください。

……とかコピペで書いていたのですが、今回は本と関係あるテーマです。
理由は、思いついたからです。後付け万歳。
ちなみに、今回のコラムで言いたいことは
「繰り返す」には「同じ表現で繰り返す」と「表現を変えて繰り返す」があるんだけど、状況によって使い分けるのが良いと思うよ
です。
最後まで読んでくださる方は、この結論を知らないことにして読み進めてください。
本に書いたこと
本の中で以下のようなことを言いました。
人は聞きません。
人は覚えません。
人は覚えても忘れます。
それが自然です。
だから、繰り返しましょう。同じ内容を説明することを恐れては、いけません。繰り返し伝えて、相手の記憶に刷り込むのです。
※『「分かった!」と思わせる説明の技術』P110より引用
あと、以下のようなことも言いました。
▼①言い方を変える
「言い方を変える」は、パッと見の印象を変えることで「しつこいなぁ」と思われにくくするテクニックです。
(中略)
同じことを説明する場合でも、いろいろな言い方を考えてみてください。表現を変えることで、聞き手の「同じことを言っているなぁ」という印象を薄められます。
※『「分かった!」と思わせる説明の技術』P113より引用
今回のコラムでは、この「言い方を変える」を少しだけ深掘りしてみます。少しだけね。
本に書いていないこと
「繰り返す」ときには
1.同じ表現で繰り返す
2.表現を変えて繰り返す
の2つの選択肢があります。
どちらが良いのでしょうか?
どっちもどっちです。
どちらのやり方も、良いところもあればイマイチなところもあります。
「1.同じ表現で繰り返す」のメリットは
混乱させない
ことです。
言い回しを変えると「あれ?これって、さっき言ったことと同じなのかな?違うのかな?」と迷う可能性が出てきます。
「繰り返し」なのか「新規の情報」なのか聞き手が判断する必要があるからです。
表現が同じなら、その迷いは発生しません。
繰り返していると一瞬で判断できます。
「1.同じ表現で繰り返す」のデメリットは
飽きられる
ことです。
「あー、それ、さっきも言ったよね」と思ったら、普通は聞き流します。
「はいはい、さっき聞いたから知っているよ」です。
そうなったら繰り返している意味がありません。
2回目以降を聞き流されたら、実質的に1回しか説明していないのと同じだからです。
「2.表現を変えて繰り返す」のメリットは
飽きられない
ことです。
「あっ、さっきも言ったな」と思われにくくなりますからね。
同じ話でも新鮮な気持ちで聞いてもらえます……多分。
「2.表現を変えて繰り返す」のデメリットは
混乱させる(かもしれない)
ことです。
言い回しを変えると「あれ?これって、さっき言ったことと同じなのかな?違うのかな?」と迷う可能性が出てきます(コピペ)。
「繰り返し」なのか「新規の情報」なのか聞き手が判断する必要があるからです(コピペ)。
まとめると
1.同じ表現で繰り返す
メリット:混乱させない
デメリット:飽きられる
2.表現を変えて繰り返す
メリット:飽きられない
デメリット:混乱させる(かもしれない)
です。
本では「2.表現を変えて繰り返す」を推しています。
理由は「メリット:飽きられない」を重視したからです。
「1.同じ表現で繰り返す」の「デメリット:飽きられる」を重く見たから、とも言えます。
本を読んでくださった方はご存じでしょうが、私の考えは
聞いてもらえなければ絶対に伝わらない
です。
聞き手を混乱させるのは確かに良くありません。
ですが、聞いてもらえないのは、それ以前の問題です。
聞いてもらえて、やっとスタートラインに立てた状態ですよ。
「あー、はいはい。さっきも聞いたよ」と流されたら、繰り返した意味がなくなります。
そんな考えから、本では「2.表現を変えて繰り返す」を推しています。
ただし、です。
それは説明が得意ではない人に向けた提案です。
あなたが説明するのが得意な上級者なのであれば、両方とも使いこなしましょう。
相手の性格と学習段階、説明する内容に合わせて、どちらを採用するか変えるのです。
具体的には……うんちゃらかんちゃら。
ちゃんと書くとクソ長くなりそうなので、適当に端折って、まとめておきます。
傾向だけ書いておくので、あとは適当に補完してください。
例えば「聞き手の性格」だけでも、いろいろありますからね。
全部書くのは無理っす。
■聞き手の性格によって判断
真面目だけど融通が利かない人→「1.同じ表現で繰り返す」
※「2.表現を変えて繰り返す」だと「これって、さっきの話と同じ?違う?」と迷いがち
細かい部分が気になる人→「1.同じ表現で繰り返す」
※「2.表現を変えて繰り返す」だと「これって、さっきの話と同じ?違う?」と迷いがち
飽きっぽい人→「2.表現を変えて繰り返す」
※「1.同じ表現で繰り返す」だと「さっきも聞いたから飽きた」と思いがち。ちなみに私も、このタイプです。
お調子者な人→「2.表現を変えて繰り返す」
※「1.同じ表現で繰り返す」だと「あー、はいはい。分かってるって!」と(本当は分かっていないくせに)思いがち
■学習段階によって判断
学習初期→「1.同じ表現で繰り返す」
※イメージが固まっていないので「2.表現を変えて繰り返す」だと「これって、さっきの話と同じ?違う?」と迷いやすい
中期以降→「2.表現を変えて繰り返す」
※「1.同じ表現で繰り返す」だと「もう知ってるよ」となりがち
■説明する内容
記憶(暗記)してほしい内容→「1.同じ表現で繰り返す」
※「1.同じ表現で繰り返す」方が1つのイメージを固定できる
理解してほしい内容→「2.表現を変えて繰り返す」
※「2.表現を変えて繰り返す」方がイメージが立体的になる
ちなみに、さらに応用編として、繰り返しのタイミングによって変える技もあります。
繰り返しの間隔が長い→「1.同じ表現で繰り返す」
繰り返しの間隔が短い→「2.表現を変えて繰り返す」
みたいな使い分けですね。
繰り返しの間隔が長い場合は「思い出してもらう」ために「1.同じ表現で繰り返す」をやります。
繰り返しの間隔が短い場合は「飽きられない」ために「2.表現を変えて繰り返す」をやります。
そんな使い分けです。
……とかカッコ付けて言ってみましたが、あくまで理想論です。
私も、そこまで厳密に考えて「ここは、これだから『2.表現を変えて繰り返す』を使うぞ!」みたいに考えているわけでは、ありません。
ぶっちゃけ
何となく
です。
ただ、1つずつでも地道に「このシチュエーションでは、こっちにしよっと」をやっていると、少しずつ自分の型ができてくると思いますよ。
説明に限った話でもありませんが「おっ!こいつは、ただ者ではないな!」な人は自分なりのスタイルとか型を持っているものです。
ぜひ、あなたなりの型を模索してみてください。
まとめ
今回は
【わわわ説明術】応用編その22:繰り返すVer.1.1
というテーマで好き勝手に語ってみました。
今回のコラムの結論は
「繰り返す」には「同じ表現で繰り返す」と「表現を変えて繰り返す」があるんだけど、状況によって使い分けるのが良いと思うよ
です。
具体的には
■聞き手の性格によって判断
真面目だけど融通が利かない人→「1.同じ表現で繰り返す」
細かい部分が気になる人→「1.同じ表現で繰り返す」
飽きっぽい人→「2.表現を変えて繰り返す」
お調子者な人→「2.表現を変えて繰り返す」
■学習段階によって判断
学習初期→「1.同じ表現で繰り返す」
中期以降→「2.表現を変えて繰り返す」
■説明する内容
記憶(暗記)してほしい内容→「1.同じ表現で繰り返す」
理解してほしい内容→「2.表現を変えて繰り返す」
■繰り返しの間隔
長い→「1.同じ表現で繰り返す」
短い→「2.表現を変えて繰り返す」
みたいな使い分けです。
まぁ、実際のところは
何となく
で使い分けていますけどね。
気が向いたら、例示した使い分けを参考にして、自分なりの型を模索してみてください。
【わわわ説明術】応用編シリーズ
応用編その1:1文字削るな
応用編その2:認知負荷を上げる
応用編その3:視覚効果を考える
応用編その4:誤解の許容範囲を設計する
応用編その5:正対しない
応用編その6:相手を憑依させる
応用編その7:説得の技術
応用編その8:その文字、いる?
応用編その9:「1文字削る」の実践例
応用編その10:優先順位を付ける
応用編その11:理解が大事
応用編その12:サンクコストを無視する
応用編その13:誰にとっての良い説明?
応用編その14:肩書で殴る
応用編その15:「体験」をデザインする
応用編その16:語らないで語る
応用編その17:説明は毒の沼
応用編その18:「正確な説明」は諦めるVer.2.0
応用編その19:たとえ話について語るよ(1)
応用編その20:たとえ話について語るよ(2)
応用編その21:たとえ話について語るよ(3)
応用編その22:繰り返すVer.1.1【このページ】
応用編その23:質問に答える
応用編その24:アイを叫べ
応用編その25:補足の入れ方がメッセージになる
応用編その26:前提を決める
応用編その27:予備知識は「薄める」
応用編その28:点を丸に変える
思いつきで始めて惰性で続けている「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるITコラムですが、いかがでしたでしょうか。また何かネタがあったら、ちまちまと更新していきます。コンゴトモヨロシク。






