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第百二十八回:【わわわ説明術】応用編その8:その文字、いる?


今日は2026年3月31日です。3月も終わりですね。早いなー。そういえば、昨日、久しぶりに窓ガラスを掃除しました。我ながらピッカピカにできて気分爽快です。掃除って、始めるまでは面倒くさいけど、始めちゃったら意外と楽しいのですよね。ちょっとした運動にもなるし。まぁ、始めるのが面倒くさいのですけど。面倒くさいけど。面倒くさいなー。そんな近況報告をしたところで、今回もゆるく行ってみましょう。超不定期連載「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるITコラムでございまぁす。このコーナーでは、各用語の説明ページでは取り上げにくいIT関連のネタをテーマに、だらだらと思いついたことを書いていきます。みなさんが「あぁ、なんか役に立ちそうな気もするけど、役に立たないかなぁ。でも、もしかしたら役に立つかも」と思える情報を発信できるように頑張ります!


はじめに


栄えある百二十八回目のテーマは……ピヨピヨピヨピヨ(ぴよぴよ的ドラムロール)……じゃん!

【わわわ説明術】応用編その8:その文字、いる?

です。
今回もITと関係ないネタですが、どーんまい。

去年『「分かった!」と思わせる説明の技術 知識ゼロの相手にも伝わるようになる本』という本を出版させていただいたのですね。
その本の「はじめに」で、うんちゃらかんちゃら。
その1で書いた内容の繰り返しになるので、やめておきます。
気になる方は「【わわわ説明術】応用編その1:1文字削るな」を、ご覧ください。

コラムの体裁を取っていますが、今回は(も)私の「説明の技術」のご紹介です。
今回ご紹介するノウハウは

すべての文字に意図を乗せる

です。

……と偉そうに書いておいてなんですが、私もやれていません(^^;ゞ
ただ、常に目指しては、います。

「自分は説明上級者だぜ!」という人はチャレンジしてみてください。
やれるもんなら、やってみやがれ(--)ノ


本に書いたこと


『「分かった!」と思わせる説明の技術』の中で「1文字削る」というノウハウを紹介しています。
ちなみに、P185から始まる節に書いてある内容です。

この節で主張している内容は

同じ情報が同じニュアンスで伝わるのであれば、読む文章は短い方が楽だよね

です。
その事例として「ケーキ作りの勉強をする(11文字)」と「ケーキ作りを勉強する(10文字)」であれば後者の方が1文字少ないので「ケーキ作りを勉強する(10文字)」という表現を使おう、的な内容が書いてあります。

本を読んでくださった方はご存じだと思いますが、ノウハウ自体は単純ですよね。
「いらない文字を削ろうね」と言っているだけです。
今すぐにでも始められます。

ただ、私自身は、このノウハウも「始めるのは簡単、極めるのは難しい」ものとして、ご紹介しています。
今回のコラムでは、この「1文字削る」というノウハウを深掘りしますね。


本に書いていないこと


ノウハウ「1文字削る」の到達点、それは

すべての文字に意図を乗せる

です。
言い方を変えると

意味のない文字を置かない

です。

「1文字削る」を完璧にやろうとすると、すべての文字に対して「この文字いるかな?」を考えることになります。
「1文字削る」ためには、その文字が必要かどうかを判断しなくてはいけないからです。

つまり、

すべての文字を文字単位で精査する

ことになります。

実は私が元々「書こうかな」と思ったのは

自分が書いた文章を見直すときは「文」単位とか「単語」単位だけではなくて「文字」単位でもチェックする習慣を付けよう

という内容です。
チェックの粒度の話をしたかったのです。

でも「1文字単位で見直しをしよう」とか書いたら「理屈は分かるけどさぁ……」となりますよね。
やってみる前に心が折れる人、続出でしょう。

それを避けるために「1文字削る」という「すぐに始められそうだね」なノウハウに擬態させました。
「1文字削る」には、前段階として「文字単位でのチェック」が必要になりますからね。
「1文字削る」を実践すれば、それに伴い「文字単位でのチェック」もしてくれるだろうと考えたのです。
この

文字単位でのチェック

が裏ノウハウです。
その到達点が

すべての文字に意図を乗せる

になります。


できないけど、やる


ノウハウ「1文字削る」の到達点である

すべての文字に意図を乗せる

に至るのは現実的には無理です。
できません。

これを完璧にやれたら、理論上、誤字脱字がなくなるはずです。
すべての文字に「この理由で、この文字を置いたよ!」があるからです。
誤字脱字が紛れ込みそうになっても「この理由で……あれ?なんで、この文字なの?」になりますよね。
誤字脱字の混入を防げます。

ただ、現実的には(他の人にチェックしてもらわないで)誤字脱字をなくすのは至難の業でしょう。
ということで「すべての文字に意図を乗せる」は理想論です。

ただ、できないから目指さないというのも違う気がするのですよね。

例えば、作ったばかりのプログラムにバグ(不具合)があるのは普通です。
テストしてバグが0件だと逆に不安になります。
「一発でバグのないプログラムを作る」は夢物語です。

でも、私がプログラムを作るときは「一発でバグのないプログラムを作ったるわぁ!」と常に思っています。
バグが出ると「ちっくしょ!ヾ(`д´)ノ」となります。

そんな自分が結構、好きです(*´ェ`*)

そこってプロ意識だと思うのですよね。
自分が発注側の立場で、バグがあるプログラムを納品されたときに「バグは出るものなんですよ~。だからバグがあるのは仕方ないんです~」とか他人事っぽく言われたら「う~ん(-公-)」とモヤモヤします。
「バグが出るのは仕方ない。それは分かるけど、出さないように頑張るのがプロでは?」と思っちゃうのです。
結果ではなく向き合い方に対してモヤモヤします。

ということで「自分は説明上級者だぜ!」な人は

すべての文字に意図を乗せる

を目指して

すべての文字を文字単位で精査する

にチャレンジしてみてください(--)ノ
多分できないだろうけど目指すことに価値があると思いまっす!


まとめ


今回は

【わわわ説明術】応用編その8:その文字、いる?

というテーマで好き勝手に語ってみました。

今回のコラムで、ご紹介したノウハウは

すべての文字に意図を乗せる

です。
本で紹介した「1文字削る」というノウハウを深掘りしてみました。

「1文字削る」を完璧にやるには

すべての文字を文字単位で精査する

ことが必要です。
そこまでは極端にしても

自分が書いた文章を見直すときは「文字」単位でもチェックする習慣を付ける

ことで、あなたの文章の品質は上がるでしょう。
気が向いたら、チャレンジしてみてください。


【わわわ説明術】応用編シリーズ


応用編その1:1文字削るな
応用編その2:認知負荷を上げる
応用編その3:視覚効果を考える
応用編その4:誤解の許容範囲を設計する
応用編その5:正対しない
応用編その6:相手を憑依させる
応用編その7:説得の技術
応用編その8:その文字、いる?【このページ】
応用編その9:「1文字削る」の実践例
応用編その10:優先順位を付ける
応用編その11:理解が大事
応用編その12:サンクコストを無視する
応用編その13:誰にとっての良い説明?
応用編その14:肩書で殴る
応用編その15:「体験」をデザインする
応用編その16:語らないで語る
応用編その17:説明は毒の沼
応用編その18:「正確な説明」は諦めるVer.2.0
応用編その19:たとえ話について語るよ(1)
応用編その20:たとえ話について語るよ(2)
応用編その21:たとえ話について語るよ(3)
応用編その22:繰り返すVer.1.1
応用編その23:質問に答える
応用編その24:アイを叫べ
応用編その25:補足の入れ方がメッセージになる
応用編その26:前提を決める
応用編その27:予備知識は「薄める」
応用編その28:点を丸に変える



思いつきで始めて惰性で続けている「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるITコラムですが、いかがでしたでしょうか。また何かネタがあったら、ちまちまと更新していきます。コンゴトモヨロシク。

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