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第百三十一回:本を100万部売るのなんて簡単


今日は2026年4月16日です。今回のコラムは、なんと!【わわわ説明術】コラムでは、ありません。久しぶりですね。最近は週1回のペースで【わわわ説明術】コラムを投稿しています。定期的に投稿しているのは「連載していますよ」感を出したいからです。イメージ戦略です。そんな【わわわ説明術】コラムの連載ですが、なんだかんだで10回を超えました。これだけ書けば「連載している感」が少しは出たかな?と考え、気分転換に説明以外のネタでコラムを書くことにしたわけです。ちなみに、【わわわ説明術】関連ではないコラムは2026年2月10日以来です。【わわわ説明術】コラムを無視すれば一応「超不定期連載」ではあるのかな?そんなクソどうでもいい話をしたところで、今回もゆるく行ってみましょう。超不定期連載「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるITコラムでございまぁす。このコーナーでは、各用語の説明ページでは取り上げにくいIT関連のネタをテーマに、だらだらと思いついたことを書いていきます。みなさんが「あぁ、なんか役に立ちそうな気もするけど、役に立たないかなぁ。でも、もしかしたら役に立つかも」と思える情報を発信できるように頑張ります!


はじめに


栄えある百三十一回目のテーマは……ピヨピヨピヨピヨ(ぴよぴよ的ドラムロール)……じゃん!

本を100万部売るのなんて簡単

です。
いつも通りITと関係ないネタですが、どーんまい。

今回のコラムは思考実験的な側面が強い内容です。
何回も同じことを書いていますが、去年、翔泳社様から『「分かった!」と思わせる説明の技術 知識ゼロの相手にも伝わるようになる本』という本を出版させていただいたのですね。
そのときに「どうやったら売れるかな(--?」を一生懸命考えたのですが、そのときに考えたこと(の一部)を紹介します。

なお、今回のコラムの結論は

「提供価値>価格>コスト」を実現できるように頑張ろう

です。
最後まで読んでくださる方は、この結論を知らないことにして読み進めてください。


本を100万部売るのなんて簡単


最初にタイトル回収しておきます。
本を100万部売るのなんて簡単です。

例えば『「分かった!」と思わせる説明の技術』は税込1,958円です。
この本を100万部売りたいのであれば

本に1万円札をくっつけて売ってやれば良い

のです。

1,958円の本を買ったら1万円もらえるのです。
あなただったら、どうですか?
見かけたら、ありったけ買い占めませんか?
私は買い占めます。

現実的には無理な話でしょうけどね。
もしも「1,958円の本に1万円札をくっつけて売る」をやれたら100万部くらい余裕で行くだろうと私は考えました。

この話を聞いて「アホなことを言っているなぁ」と思う人もいるでしょう。
ですが、私は大真面目です。
『「分かった!」と思わせる説明の技術』の著者販促を考える上で、大真面目に

1万円札をくっつけて売ったら、めっちゃ売れるだろうなぁ

を発想のスタートラインにしました。


「提供価値>価格」なら買ってくれる


次に私が考えたのは「どうして、1万円札をくっつけて売ったら、めっちゃ売れるのかな?」でした。
その答えとして私が出した結論は

得するから買ってくれる

です。
言い方を変えると

「提供価値>価格」なら買ってくれる

です。

ということは、ですよ。
お金にこだわる必要は、ありません。
「提供価値>価格」になるなら、別の形で「提供価値」を増やしても良いわけです。

ただし、です。
「提供価値」は買う側が評価します。

売る側が「これは100万円の価値がある化石だよ」と力説しても、買う側が「石なんて価値ないじゃん」と思ったら「提供価値」はゼロです。
先ほどの「1万円札をくっつけて売ったら、めっちゃ売れる」理論は「買う側も、お金に価値を感じているよね」という前提があるから成立します。

さらに、お金同士の比較だから成立しやすい面もあります。
「【提供価値】10,000円+α」に対して「【価格】1,958円」であれば直感的に「これは得だね!」と判断できます。
もし「【提供価値】リンゴ10個」に対して「【価格】サンマ3匹」だったら「あれ?これは得なのかな?損なのかな?」と悩みますよね。
比較対象が同じだから、直感的に判断できます。

お金以外を「提供価値」に設定する場合は

1.買う側の価値観や状況などによって価値が増減する
2.比較対象が違うので判断が難しい(価格が「お金」なのに対して、提供価値が「お金以外」なので単純に比較できない)


の2つを考慮する必要があります。

それを踏まえて、私が次に考えたのは「ポイントだったら、どうだろう?」でした。

翔泳社様は「SEshop」という通販サイトを運営しています。
このSEshopで使えるポイントを10,000ポイント分、本の購入者特典で付けたら、どうでしょう?
さすがに現金には負けますが、SEshopでお買い物する人にとっては現金と同じ価値があります。
SEshopでお買い物する人であれば「【提供価値】10,000ポイント+α」に対して「【価格】1,958円」は直感的に「これは得だね!」と判断できそうです。

あるいは、私がオフ会を開催するのも良いかもしれません。
そうですね。
夢はでっかく、会場は東京ドームにしましょうか。
少なめに見積もっても40,000人くらいは収容できるはずです。
オフ会の参加条件は『「分かった!」と思わせる説明の技術』を持ってくることです。
オフ会参加者には私から10,000円の現金がプレゼントされます。
つまり、1,958円で本を買ってオフ会に参加すれば10,000円もらえるわけです。

ポイント作戦にしろ、オフ会作戦にしろ、まず間違いなく本の売れ行きを伸ばしてくれるでしょう。
100万部は無理にしても、10万部くらいは余裕で狙えるのでは、ないでしょうか。

しかし、これらの作戦には致命的な弱点がありました。
それは

損する

ことです。
そりゃ、そーだ。
1,958円の本を1冊売るのに10,000円以上のコストがかかりますからね。
売れば売るほど赤字です。


「価格>コスト」じゃないと意味がない


私が考えた本を売るための作戦には致命的な欠陥がありました。
それは

損する

ことです。
このことから

「価格>コスト」じゃないと意味がない

と分かります。

別に赤字覚悟の大出血サービスがダメとは言いませんけどね。
商売である限りは利益を出す必要があります。
そのためにはコストが価格を超えては、いけません。
コストが価格を上回ったら利益が残らないからです。


「提供価値>価格>コスト」を目指す


ここまでに

提供価値>価格

だと買ってもらえるという話と

価格>コスト

じゃないと意味がないという話をしました。

この2つを合体させると

提供価値>価格>コスト

になります。

これが商売の基本です。
買う側は「これを買った方が得だな」と思わなければ買ってくれません。
売る側は「これが売れたら儲かるな」でなければ売る意味がありません。
それを両立させるには、

提供価値>価格>コスト

にする必要があります。


【わわわ説明術】コラムを連載している理由


私は著者販促として【わわわ説明術】コラムを連載しています。
その理由は、コラムを読んでくれた人に本を宣伝したいから……という意図も、もちろんあります。
ただし、それは副次的な狙いです。
一番の狙いは、本の「提供価値」を増やすことです。

1ページあたりの品質が同じであれば、ページ数が多い方がトータルの「提供価値」は多くなりますよね?
「提供価値」が多くなれば、本を買ってもらえる可能性が上がります、多分。
だから『「分かった!」と思わせる説明の技術』のページ数を増やしたい……のですが、それは本という媒体では無理です。

そこで、本にページを追加する代わりに、Web上のコラムとして公開することで、本の情報量を擬似的に増やすことにしました。
元々は

『「分かった!」と思わせる説明の技術』=1,958円

だったのを

『「分かった!」と思わせる説明の技術』+【わわわ説明術】コラム=1,958円

にしようと狙っているわけです。
【わわわ説明術】コラムの分だけ本の「提供価値」が増えていますよね?

ちなみに「コラムを書くコストが増えているのでは?」と思う人もいるでしょうが、そこのコストは無視しています。
私は文章を書く(内容を考える)のが結構速いので、あまり負担にならないのと、わわわIT用語辞典の集客も兼ねているから、というのが、その理由です。


多分、どんな商売でも同じ


宣伝も兼ねて『「分かった!」と思わせる説明の技術』の著者販促を例に説明しましたが、おそらく、どんな商売でも同じです。

提供価値>価格>コスト

になれば、売れて、儲かります。
注意点は

「提供価値」は買う側が評価する

くらいです。

「提供価値>価格」になればOKなので、本来の価値のみで勝負する必要は、ありません。
例えば商材が「本」だったとしても「本の中身」だけで勝負する必要はないわけです。
「本+1万円相当のおまけ」で「提供価値」を底上げする選択肢だってあります。

そのような捉え方をすると、今までとは一味違うアイディアが出てきそうな気がしませんか?
多分、あなたが思っている以上に選択肢は転がっていますよ。


まとめ


今回は

本を100万部売るのなんて簡単

というテーマで好き勝手に語ってみました。

本を100万部売るのは簡単です。
税込1,958円の本であれば、1万円札をくっつけて売ってやれば良いのです。
100万部くらい、すぐに売れます。

……というのを呼び水にして、販促について考えてみました。

今回のコラムの結論は

「提供価値>価格>コスト」を実現できるように頑張ろう

です。

「提供価値>価格」になれば買ってもらえます。
買う側が「おっ!これを買うと得だぞ」と思うからです。
ただし

「提供価値」は買う側が評価する

というのは頭に置いておいてください。
価値を評価するのは、あくまで買う側です。

また「価格>コスト」にならないと儲かりません。
商売なのですから利益を出す必要があります。
そのためには「価格>コスト」になる必要があります。

合体させると

提供価値>価格>コスト

です。
これを実現するのが商売の基本だと私は思っています。

まぁ、偉そうに語れるほどの実績を残しているわけでは、ないのですけどね。
少なくとも私は、そのように考えています。



思いつきで始めて惰性で続けている「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるITコラムですが、いかがでしたでしょうか。また何かネタがあったら、ちまちまと更新していきます。コンゴトモヨロシク。

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