「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典イメージぴよ画像「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典

第百四十四回:個人でやれる、参入障壁の作り方


今日は2026年6月21日です。実は前から薄々気付いているけど見なかったことにしている問題がありましてね。それを暴露します。このコラムは「ITコラム」と銘打っているじゃないですか。でも全然「IT」じゃないですよね。それどころか「コラム」ですらない気がしています。どちらかというと「エッセイ」と表現した方が実態に近いんじゃないですかね?……と思っているのですが、最初に「コラム」と言っちゃったのでITコラムということにしています。ドンマイ!そんな重大な暴露をしたところで、今回もゆるく行ってみましょう。超不定期連載「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるITコラムでございまぁす。このコーナーでは、各用語の説明ページでは取り上げにくいIT関連のネタをテーマに、だらだらと思いついたことを書いていきます。みなさんが「あぁ、なんか役に立ちそうな気もするけど、役に立たないかなぁ。でも、もしかしたら役に立つかも」と思える情報を発信できるように頑張ります!


はじめに


栄えある百四十四回目のテーマは……ピヨピヨピヨピヨ(ぴよぴよ的ドラムロール)……じゃん!

個人でやれる、参入障壁の作り方

です。
いつも通りITと関係ないネタですが、どーんまい。

今回のコラムは私の備忘録に近い位置付けです。
後から見返して「あー、このときは、こんなことを考えていたのね。さすが私!分かってるぅ!」と自画自賛するために書きます。

だから無駄に長いです。

私以外の人の参考になるかは分かりませんが、気が向いたら読んでやってください。

なお、今回のコラムで言いたいことは

個人レベルの生存戦略だと「大きな差別化要素を作る」より「小さい差別化要素を、たくさん積み上げる」の方が良い気がするなぁ

です。
最後まで読んでくださる方は、この結論を知らないことにして読み進めてください。


チリも積もれば山となる


私は個人事業主です。
個人でチマチマ活動しています。
つまり、どちらかというと弱者側です。
画期的なサービスを生み出したとしても資本力のある大企業にパクられて泣き寝入り、みたいなリスクが常にある状況です。

そこで私は

パクりにくいか?

を常に意識しています。

難しい言い方をすると「模倣困難性を上げる」ですかね。
パクりにくい、言い方を変えると「真似しにくい」状況であればあるほど、それが参入障壁として機能してくれるだろうと思っているのです。

だから私は「真似のしにくさ」を強く意識しています。

わわわIT用語辞典を例に説明しますね。

わわわIT用語辞典を作るにあたって、私は「全部の説明を絶対に自分1人で書く」と決めました。
理由は「大企業でも(むしろ大企業になるほど)真似しにくいから」です。

1人で書けば全体に一貫性が生まれます。
用語説明を1つ読んで「あっ、分かりやすい」と感じたら、その他の説明も分かりやすいはずです。
どうぞ、たくさん読んでやってください。
逆に「分かりにくいなぁ」と感じたら、その他の説明も分かりにくいはずです。
二度と来ない方が良いと思いますよ。

この「一貫性」を真似しようとしたら、1人で書くしかありませんよね。
いくらお金を積んでも、いくら人員を投入しても、一貫性は作れません。
だから大企業が相手でもプチっとは潰されないだろうと考えたのです。

他にも、以下の要因を(2013年当時の情勢をベースに考えて)「真似のしにくさ」として用意しました。

1.そこそこITに詳しい人が書いている
 →当時は、ITに詳しい人がIT用語解説をすることは多くなかった。理由は多分、普通に開発とかやった方が稼げるから。

2.ゆるい文体
 →当時は、専門家向けに書かれた硬い文体ばかりだった。

3.ピヨ太君
 →オリジナルキャラクターはパクりにくいし、認知度が上がれば仮にパクられてもこっちのブランド想起になるかと考えた。

4.情報の削り方が大胆
 →当時は……今もかな。「正確性」にこだわる人が多かったので「分かりやすいけど不正確」な説明は心理的に真似しにくいかと考えた。

5.たとえ話のセンスが独特
 →「戻り値はウンチ」は私の観測史上、一番支持された、たとえ話です。


さらに、その後も「あっ、これは真似しにくさにつながりそうだな」な要因が追加されて、今では

0.全部1人で書いている
1.そこそこITに詳しい人が書いている
2.ゆるい文体
3.ピヨ太君
4.情報の削り方が大胆
5.たとえ話のセンスが独特
6.掲載用語件数1万件以上
7.10年以上の運営
8.月間アクセス200万PV以上
9.説明に関するビジネス書を商業出版している人が書いている
10.認知負荷を意識して書いている
11.教育導線を意識して書いている


みたいな状況になっています。
ちなみに、6~11が後付けで追加された部分ね。

いかがでしょう。
一部は真似できるだろうけど、完全に真似するのって難易度が高くないですか?
私自身は「生成AIとかによって『代替』はされるかもしれないけど『模倣』はAIを使っても難しいだろう」と考えています。

この話において、個人的に重要ポイントだと思っているのが

複数の要因によって「真似のしにくさ」が支えられている

ところです。

この「複数の要因によって」が構造的に強い気がしているのですよ。

例えば、生成AI登場以前であれば「0.全部1人で書いている」と「6.掲載用語件数1万件以上」で十分「真似のしにくさ」として機能しました。
でも、生成AIがある今では微妙ですよね。
もちろん生成AI特有のゆらぎ(一貫性を維持して大量出力するのが難しい)はあるでしょうが、生成AI登場以前より真似しやすくなっているのは事実です。

何だったら「1.そこそこITに詳しい人が書いている」「2.ゆるい文体」「4.情報の削り方が大胆」「5.たとえ話のセンスが独特」「10.認知負荷を意識して書いている」「11.教育導線を意識して書いている」あたりまでなら(将来的には)生成AIを使えば真似できちゃうかもしれませんね。

とはいえ、それでも「3.ピヨ太君」「7.10年以上の運営」「9.説明に関するビジネス書を商業出版している人が書いている」は真似できません。
もし説明に関するビジネス書を商業出版している人が生成AIを使って追いかけてきたとしても、やっぱり「3.ピヨ太君」「7.10年以上の運営」が立ちふさがってくれます。

さらに「構造的に強い」と思っているのが

後付けで要因を追加できる

ところです。

仮に、さっき挙げた「わわわIT用語辞典の真似しにくさ」を全部真似できる人が現れたとしましょう。
「7.10年以上の運営」は真似できない気がしますが、仮定の話として真似できたとします。

そうなっても大丈夫です。
他の要因を追加すれば良いだけだからです。
例えば「認知科学の知見がある」のような新しい要因を追加すれば「真似しにくさ」が復活します。

ということで、私は

個人レベルの生存戦略だと「大きな差別化要素を作る」より「小さい差別化要素を、たくさん積み上げる」の方が良い気がする

と考えています。


掛け合わせは「発散」ではなく「収束」させる


前の節で

「大きな差別化要素を作る」より「小さい差別化要素を、たくさん積み上げる」の方が良い気がする

と書きました。
この「積み上げ」をやる上で大事な注意点があります。
それは

掛け合わせは「発散」ではなく「収束」させる

です。

以前(今も、かもしれませんが)「スキルの掛け合わせで唯一無二の存在になろう」的なテクニック?考え方?ブランディング?が流行りました。
IT関係に寄せて例を挙げると、例えば「IT×英語」とか「IT×会計」とか「IT×説明」とかですね。

あれには良い掛け合わせとイマイチな掛け合わせがあります。

例えば、そうですね。

ピヨ太君はITの専門家です。


コラム145_1

あとケーキの専門家です。
ケーキ屋さんをやっています。


コラム145_2

ピヨ太君は「IT」と「ケーキ」を掛け合わせて「IT×ケーキ」という独自ポジションを確立しました。


コラム145_3

「IT×ケーキ」という独自ポジションを確立したピヨ太君は、昼間はケーキ屋さんで働き、夜はIT技術者としてパソコンをポチポチしました。


コラム145_4

「意味ねー!」と思いませんか?
単に「IT」と「ケーキ」があるだけです。
掛け合わさっていません。

どうせだったら「ケーキ屋さん専用のコンピュータシステムを開発する」とか「IT技術者が深夜残業中に食べたらメッチャ幸せな気分になれるケーキを開発する」とかやってほしいですよね。
「IT+ケーキ」ではなく「IT×ケーキ」にしてほしいです。


コラム145_5

「真似しにくさ」も同じです。
数を増やすこと自体が無意味とは言いませんが、肝となるのは

複数の要因の掛け合わせで1つの大きな「真似しにくさ」を作り上げる

ことです。

前の節で、わわわIT用語辞典の「真似しにくさ」の要因として以下を挙げました。

0.全部1人で書いている
1.そこそこITに詳しい人が書いている
2.ゆるい文体
3.ピヨ太君
4.情報の削り方が大胆
5.たとえ話のセンスが独特
6.掲載用語件数1万件以上
7.10年以上の運営
8.月間アクセス200万PV以上
9.説明に関するビジネス書を商業出版している人が書いている
10.認知負荷を意識して書いている
11.教育導線を意識して書いている


実は、これらは2つに分類されます。
それは

1.コンテンツ(≒何を書くか)
2.権威性(≒誰が書くか)


の2つです。
それぞれ

■「コンテンツ(≒何を書くか)」の真似しにくさ
0.全部1人で書いている(文体の一貫性として機能する)
1.そこそこITに詳しい人が書いている(その気になれば専門的なことも書ける)
2.ゆるい文体
3.ピヨ太君(たとえ話や事例で大活躍)
4.情報の削り方が大胆
5.たとえ話のセンスが独特
10.認知負荷を意識して書いている
11.教育導線を意識して書いている

■「権威性(≒誰が書くか)」の真似しにくさ
1.そこそこITに詳しい人が書いている
3.ピヨ太君(実際には「中の人」だけどピヨ太君と同一視されている節もある)
6.掲載用語件数1万件以上
7.10年以上の運営
8.月間アクセス200万PV以上
9.説明に関するビジネス書を商業出版している人が書いている


のように収束します。

そんでもって、新たな「真似しにくさ」の要因を追加するときは、どちらに該当するか(あるいは、どちらにも該当しないか)を考えます。
どちらにも該当しない場合は追加しません。
掛け合わせにならないからです。
追加しても(あまり)強化されません。

そのため、例えば「毎日更新」みたいなのは、やりません。
やっても「1.コンテンツ(≒何を書くか)」も「2.権威性(≒誰が書くか)」も強化されないからです。

ただし、これは状況によって変わります。
私が毎日更新をやらないのは「もう、その段階は過ぎたから」です。
作り始めの時期だったら「権威性(≒誰が書くか)」の補強材料として「毎日更新している人」を組み込むかもしれません。
というか、普通に毎日更新していました。

わわわIT用語辞典の「真似しにくさ」の軸は、現状で

1.コンテンツ(≒何を書くか)
2.権威性(≒誰が書くか)


の2つです。
もしかしたら、いつか3つ目を用意するかもしれません。
とはいえ

軸を増やすほど、リソースが分散する

のも事実です。
そのため軸の追加は慎重に判断しています(というか追加するつもりがありません)

ちなみに、本題とは関係ありませんが、スキルの掛け合わせは「そもそも需要があるかな?」も重要です。
仮に「唯一無二」になったとしても、それが「必要とされていない唯一無二」であれば何の意味もないからです。
独自ポジションを目指している人は意識してあげてください。
世の中にないものには「必要はあるけど、それが必要だと気付かれていないから、ない」と「必要がないから、ない」の2種類あります。
例えば「IT×ケーキ×皿回し職人」とか掛け合わせたら「唯一無二」感は出ますが「どこに需要があるんだ?」となりますよね。


未来は意思が作る


ここまでに

「大きな差別化要素を作る」より「小さい差別化要素を、たくさん積み上げる」の方が良い気がする

複数の要因の掛け合わせで1つの大きな「真似しにくさ」を作り上げる

と言いました。

ここまでの話に共感してくださった方は「よし!自分も差別化要素を探すぞ!」と思うかもしれません。
それを否定はしませんが、私のやり方とは違います。
私は今までの人生において「差別化要素を探すぞ!」と考えたことは1回もありません。

……いや、さすがに「1回も」は言い過ぎですね。
2、3回くらいは考えたことがあります。

でも、基本的には探していません。
代わりにやっているのが

目の前にあるものに対して「これは差別化要素になるかな?」と考える

ことです。

例えば、わわわIT用語辞典の代名詞といえばピヨ太君ですが、同じくらいケーキのイメージも強いじゃないですか。
特に苺ショートケーキが、よく出てきます。

あまり大きな声では言えないのですが、私は苺ショートケーキが大好きというわけでは、ありません。
いや、大好きですけどね。
同じくらいチーズケーキも好きなのです。
チーズケーキではなく苺ショートケーキにしているのは見た目で「あっ!ケーキだ!」と分かりやすいからです。
私の画力ではチーズケーキをチーズケーキに見えるように描けません。
だから苺ショートケーキなのです。

きっかけは忘れましたが、そんな理由で苺ショートケーキを描いていたときにですね。
ふと思ったのです。
「これ、差別化要素になるのでは?」と。

もちろん、それ単体では弱いですけどね。
他の要素と組み合わせて継続的にやれば、差別化要素として成立しそうな気がします。
そんな感じで始まった試みなのですが、10年も続くと、それなりに浸透しているみたいです。
わわわIT用語辞典を特徴付ける要素のひとつとして機能しています、多分。

だから、感覚としては「探す」より「アンテナを立てておく」の方が近いです。
積極的に探しているわけではありませんが、機会があれば取り込めるように常に備えています。

ということで、あなたも肩ひじ張らなくて大丈夫ですよ。

寝る時間を無視すれば、誰でも1日は24時間です。
その間、何かしらの経験は積んでいます。
つまり、1日あたり24時間分の「差別化の種」を得ています。

あとは、それらの中から「これは芽が出そうだな」な種を選び出して育てるだけです。
「見つける」というよりは「気付く」と表現した方が適切かもしれませんね。

ちなみに私の場合ですが、最近だと「9.説明に関するビジネス書を商業出版している人が書いている」が該当します。
実際のところ、これを得たのは偶然です。
ひょんなきっかけから編集者さんが「説明術の企画を考えているのですが、書いてくれませんか?」と連絡をくださって、当時の私が(極度の面倒くさがり屋なので面倒そうなことは基本的に避けて生きているのですが)何故か気が向いて「良いですよー」とお返事をしました。
その結果『「分かった!」と思わせる説明の技術 知識ゼロの相手にも伝わるようになる本』という、すんばらしー本(自画自賛)ができあがりました。

本は本で、それ単体で成立しています。
ですが、私は欲張りなのです。
「これは差別化要素になるかな?」と考えた結果「わわわIT用語辞典とコラボさせられそうだな」とか考えちゃいました。

実際にはクソややこしいことを考えて、かなり頭を捻って組み込んだのですけどね。
きっかけ自体は偶然です。
※「クソややこしいことを考えて」の内容は後述します。

そんな感じで、思わぬ方向から種がやってきたり、腐っていると思っていた種から突然芽が出たりすることもあります。
すべての経験を差別化要素の種と捉えると、わざわざ「探す」必要がなくなりますよ。


掛け合わせは相乗効果を狙う


今回のコラムは私の備忘録的な側面が強い内容です。
ここからは、さらに「備忘録的な側面」が強化されます。
あんまり役に立たないかもしれないので、興味が湧かなそうだったら適当に読み飛ばしてください。

先ほど軽く書いた「実際にはクソややこしいことを考えて、かなり頭を捻って組み込んだのですけどね」の内容を書きます。

まず、元々わわわIT用語辞典がありました。
このときの私は「IT用語解説」の人です。
ブランディングとしてはピヨ太君を前面に出し、私自身の気配は可能な限り消すように努めていました。
私の存在感が出ると、それに伴い、ピヨ太君の存在感が薄れるからです。

整理すると、本を書かせていただくまでは

■わわわIT用語辞典
ピヨ太君の立ち位置:わわわの「顔」
私の立ち位置:ほぼ「無」
私のラベル:IT用語解説の人


でした。

さて、本ができました。
便宜上、本を「わわわ説明術」と表現することにします。
ここから先は、本を指していると同時に、中身のコンテンツも指しているからです。

わわわ説明術単体で考えると、私は「説明」の人です。
説明に関するビジネス書を書いていますからね。
ラベルは「IT用語解説の人」ではなく「説明の人」でしょう。
また、ビジネス書なので私自身の存在感が(少しは)出ないとダメだろうと考えました。
「ピヨ太君が書いたビジネス書」と「佐々木真(←私の名前です)が書いたビジネス書」では、後者の方がビジネス書の読者層には受け入れられるだろうと考えたのです。

整理すると、わわわ説明術単体で考えると

■わわわ説明術(本)
ピヨ太君の立ち位置:わわわIT用語辞典とのつながりを示唆する存在
私の立ち位置:著者≒本の「顔」
私のラベル:説明の人


です。

わわわIT用語辞典と並べると

■わわわIT用語辞典
ピヨ太君の立ち位置:わわわの「顔」
私の立ち位置:ほぼ「無」
私のラベル:IT用語解説の人

■わわわ説明術(本)
ピヨ太君の立ち位置:わわわIT用語辞典とのつながりを示唆する存在
私の立ち位置:著者≒本の「顔」
私のラベル:説明の人


になります。

この状況が悩ましくてですね。
本気で「う~ん(-公-;)」となりました。

状況を簡略化して表現すると

わわわIT用語辞典→ピヨ太君が「顔」なので、私が前に出るのはブランド毀損リスクがある
わわわ説明術→私が前に出る必要がある


です。
トレードオフの関係にあります。
私が前に出るのは、わわわIT用語辞典にとってはリスクで、わわわ説明術にとってはメリットですからね。

ほんで、いろいろ悩んだ末に、それぞれの立ち位置を以下のように定義し直しました。

■わわわIT用語辞典
ピヨ太君の立ち位置:わわわの「顔」
私の立ち位置:ピヨ太君の中の人
私のラベル:IT用語解説の人

■わわわ説明術(本)
ピヨ太君の立ち位置:本を象徴する存在
私の立ち位置:ピヨ太君の生みの親
私のラベル:説明の人


まず、わわわIT用語辞典において私の存在感を今まで通り消し続けるのは無理だと判断しました。
そこで「無」から「ピヨ太君の中の人」に立ち位置を変えたのです。
今までは「存在感がない」を目指していたのを「存在感はあるけど、気にしないことにするのが暗黙の了解(=主役は、あくまでピヨ太君)」みたいな形への移行を狙いました。
ちなみに、コラムの更新頻度が上がっている理由のひとつです。
コラムを通して私の存在感を少しだけ前に出すことで「ピヨ太君」から「ピヨ太君(+中の人)」というイメージに変わることを期待しています。

次に、わわわ説明術側は「本そのもの」に「ピヨ太君」を投影することにしました。
そうすると、私はピヨ太君の生みの親という立ち位置になります。
これなら私が(ある程度)前に出ても、わわわIT用語辞典側のブランドが毀損されにくいだろうと考えました。
「今までは謎に包まれていた(けど存在はしている)親が顔を出し始めた」くらいの違和感で収まるかな~と期待しました。


コラム145_6

このようにして印象の主従関係を

■わわわIT用語辞典
ピヨ太君:主
私:従

■わわわ説明術(本)
ピヨ太君:従
私:主


になるように調整することで、元々あった「わわわIT用語辞典」のイメージをできるだけ壊さないようにしつつ、新しい「わわわIT用語辞典+わわわ説明術」のイメージを作れるように頑張っています。
「ピヨ太君」単体で作っていたブランドイメージを「ピヨ太君+私」に移行し、さらに

わわわIT用語辞典:ピヨ太君(+私)
わわわ説明術:(ピヨ太君+)


になるように調整する形ですね。

これで何とか両立できそうな目途が立ちました。
でも、これだけでは足りません。
この状態は単に、わわわIT用語辞典があり、わわわ説明術もある、という状態だからです。
ここからが掛け合わせの本番です。

まずは分かりやすいところから話します。
そもそも、わわわ説明術の中で、わわわIT用語辞典を話題に出しているので

わわわ説明術→わわわIT用語辞典

の導線は、すでにあります。
ちなみに、カッコ付けて「導線」とか言ってみましたが、意図は「わわわ説明術を読んでくれた人が、わわわIT用語辞典に興味を持ってくださるきっかけ(となる何か)」です。

それを踏まえて

わわわ説明術←わわわIT用語辞典

の導線を新たに用意しました。
具体的には、わわわIT用語辞典に、わわわ説明術のバナー画像を置いたり、わわわ説明術コラムを連載したりです。

これで

わわわ説明術←→わわわIT用語辞典

の導線ができました。
行ったり来たりです。
ちょっとだけ掛け合わせ感が出ましたね。

さらに「説明のビジネス書を商業出版した」という実績は、わわわIT用語辞典の品質に対する権威として機能します。
それと同時に、わわわIT用語辞典が「わわわ説明術の実践サンプル」として機能します。

よって、元々

■わわわIT用語辞典
ピヨ太君の立ち位置:わわわの「顔」
私の立ち位置:ほぼ「無」
私のラベル:IT用語解説の人

■わわわ説明術(本)
ピヨ太君の立ち位置:わわわIT用語辞典とのつながりを示唆する存在
私の立ち位置:著者≒本の「顔」
私のラベル:説明の人


だった関係性は以下のように更新されました。

■わわわIT用語辞典
ピヨ太君の立ち位置:わわわの「顔」
私の立ち位置:ピヨ太君の中の人
私のラベル:IT×説明の人
備考:わわわ説明術の実践サンプルとして機能

■わわわ説明術(本)
ピヨ太君の立ち位置:本を象徴する存在
私の立ち位置:ピヨ太君の生みの親
私のラベル:IT×説明の人
備考:わわわIT用語辞典の権威付けとして機能


もちろん「全部、狙ってやったぜ!」ということでは、ありませんけどね。
「偶然そうなった」や「構造上そうならざるを得なかった」という部分もあります。

でも、何はともあれ、掛け合わせっぽくなりました。
やったー!\(≧▽≦)/

これの何が良いかと言うとですね。
ちょっと小難しい言い方をすると、相互補完関係になっているのです。

「IT用語解説」分野では「説明に関するビジネス書を出版している」が差別化要素として機能します。
「説明」分野では「1万語以上掲載されている初心者向けIT用語辞典を運営」が差別化要素として機能します。

しかも(--)b

わわわIT用語辞典が強化されれば、わわわ説明術にも恩恵があります。
わわわ説明術が強化されれば、わわわIT用語辞典にも恩恵があります。

それぞれが単独で成立しながら「わわわIT用語辞典+わわわ説明術」で「IT×説明」のポジションを取れる(気がする)という構図です。

まぁ、まだ骨組みができただけなので、これからが勝負所ですけどね。
認知を定着させて、質を上げて、マネタイズを考えて、のような課題が山積みです。
また5年スパンとか10年スパンでやらんとなぁ(--;ゞとは思っています。

ただ、1つ言えるのは、ですね。

2年前には、こんな状況になっているとは思っていなかったです(^^ゞ
何が、どんなきっかけになるか分かりません。

寝ている時間を無視したら、誰でも1日あたり24時間分の経験を得られます。
その経験から何を取り出して、どこに活かせるかが勝負所だと思いますよ。


まとめ


今回は

個人でやれる、参入障壁の作り方

というテーマで好き勝手に語ってみました。

今回のコラムの結論は

個人レベルの生存戦略だと「大きな差別化要素を作る」より「小さい差別化要素を、たくさん積み上げる」の方が良い気がするなぁ

です。

ドカンと1つの大きな差別化を狙うよりも細かい差別化要素を積み上げて

複数の要因の掛け合わせで1つの大きな「真似しにくさ」を作り上げる

方が

1.一部を真似られても破綻しない
2.後付けで差別化要素を追加できる


という理由により、構造的に強い気がしています。

ただし、注意点もありますけどね。

掛け合わせは「発散」ではなく「収束」させる

ように意識してあげてください。
「IT」と「ケーキ」を掛け合わせる場合、それぞれが単独で動いていたら意味がありません(掛け合わせになっていません)
「IT+ケーキ」ではなく「IT×ケーキ」になるように頑張ってあげてください。

また、差別化要素については「探す」必要は、ありません。
あなたは1日ごとに24時間分の経験を得ています。
その中から「気付く」のです。

目の前にあるものに対して「これは差別化要素になるかな?」と考える

だけで十分ですよ。



思いつきで始めて惰性で続けている「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるITコラムですが、いかがでしたでしょうか。また何かネタがあったら、ちまちまと更新していきます。コンゴトモヨロシク。

一番上に戻るよ
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