風まかせ文芸部|ふわっとことばあそび【半分、過ぎて】
前回の【青のグラデーション】も、参加していただき、ありがとうございました!
作品を紹介していますので、気軽にお立ち寄りください!
今後とも引き続きよろしくお願いします!
さて、今週のお題です。
風まかせ文芸部・第59回お題企画
お題:”半分、過ぎて”がテーマの
ショートショート、小説、詩、エッセイ――
ジャンルもスタイルも自由。
あなたの「風まかせな物語」を綴ってみませんか?
読んで、書いて、ゆるやかにつながる。
そんな小さな文芸部の企画にぜひご参加ください!
⸻
締切:6月29日(月)23:59
参加方法:
• あなたの作品に #風まかせ文芸部 のタグをつけて投稿
• 可能であれば、過去の風まかせ文芸部の作品(どなたの作品でも!)に
コメントを一つ以上いただくと嬉しいです!
⸻
「気が向いたときに、ふっと書いてみる」
そんな気軽さで、風のように参加していただけたら嬉しいです。
気軽にどうぞ〜!」
【ましろ8さん】
薄暗闇のなか、響くのはシャワーとエアコンの音。ふと目覚めた「僕」を襲うのは、残された時間の少なさへの焦燥感です。彼女の気配が残るシーツの傍らで、静かに迫るタイムリミットの切なさが胸に満ちてゆく一編。
【みわからすさん】
死後の世界で待っていたのは、光の園ではなくお役所仕事。成仏手続きの途中でタイムアップを迎えた幽霊の、ユーモラスな奮闘記です。煩雑な仕組みに翻弄される、可笑しくもどこか愛おしい死後の一幕を描きます。
【鈴蘭さん】
気が付けば半分が過ぎていた時間。かつての「そのうち」が減っていく中で、著者が至った穏やかな心境が綴られます。失ったものより今ある大切なものを見つめ直す、夕暮れのような優しさと前向きな温もりに満ちた一編。
【ABC共創ラボ|語りとAIの未来設計所さん】
暗がりの映画館、隣に座る彼女との距離はわずか十センチ。今日こそはと決意しながらも、無情に過ぎゆく上映時間。焦りと自己嫌悪に揺れる「僕」の甘酸っぱい葛藤を描いた、もどかしくも愛おしい恋の一幕です。
【カイロウドウケツさん】
夜が半分過ぎた静寂の中、走り続ける寝台列車。その音へ想いを馳せる、旅情と孤独が滲む一篇です。どこか遠くへ運ばれていくような切なさと、夜の底をゆくロマンが、静かな余韻となって胸に響きます。
【財布野紐ゆるみさん】
壁一枚隔てた隣人から漂う、煙草の匂い。名前も知らない彼女の気配が、僕の決まりきった日常へ静かに溶け込んでゆく。賃貸という場所でうっすらと重なり合う二つの生活と、そこに生まれる微かな心の揺らぎを実直に描いた一編。
【のほさん】
通学路の途中で自転車から転倒し、不運の連鎖に見舞われる主人公。流血した膝を抱える彼女の前に、不気味に集まりだすカラスの影。田んぼの中の逃げ場のない遊歩道で、最悪な一日に訪れた最大の危機を描く、コミカルで緊迫した一編。
【大島蓮司さん】
四十五歳、人生の折り返し地点。孤独を抱える健一のもとに届いた、娘からのメッセージが眠っていた記憶を呼び覚まします。半分を過ぎたからこそ見える景色と、前を向く「後半戦」を温かく描いた、大人の再生譚です。
【犬。さん】
失恋の痛みが日常の中で少しずつ癒えていくことへの、切ない葛藤を描きます。玄関の芳香剤が減るように、薄れゆく彼女の気配と、やがて訪れる『当たり前』の寂しさを静かに見つめる、優しくもほろ苦い一編。
【ことのは👁🗨知識収集家さん】
W杯の灼熱のピッチで、試合の「半分」を過ぎてもなお加速し続けるストライカーたち。その剥き出しの飢えに触発され、人生の折り返し地点を過ぎて守りに入っていた男の胸に、再び熱い闘志が灯る感動的な一編。
【わたくさす|あるきにすとさん】
風変わりな王暦の月が半分過ぎた、雨の日の王都。奔放な王女と、理屈っぽくもどこか愛らしい従者「ミ・キちゃん」が繰り広げるコミカルな日常劇です。現代的なユーモアが織りなす、騒がしくも微笑ましい一幕。
【月白のえさん】
父の日を忘れたまま、いつの間にか過ぎてゆく一年の半分。手元で淡々と梅の実を拭う、静かな日常のひとコマを切り取った短歌です。小さな後悔を抱えながらも、季節の営みへと向かう心の機微が、優しく胸に染み入ります。
【花*花8787さん】
運動会のフォークダンス、片思いのK君と踊りたい。女子の欠席で巡ってきたチャンスに胸を高鳴らせる主人公ですが、無情にも曲は半分を過ぎて……。甘酸っぱい期待と、どこか愛らしいすれ違いを描いた青春の一幕。
【小杉かほりさん】
六月下旬、一年の半分が過ぎる頃。かつての抱負を振り返り、自らの創作と真摯に向き合う著者の姿を描いたエッセイ。過去の作品を深く紡ぎ直すため、新たな手法へと一歩を踏み出す、静かな決意に満ちた一編です。
【水玉さん】
「今年も半分過ぎる」と進路に焦る周囲をよそに、独自の歩みを進める白瀬。そんな彼女を優しく見守る御影。梅雨空の下、人生の三分の一にも満たない二人が紡ぐ、焦らず真っ直ぐで、どこか愛おしい未来への一歩。
【藍出紡さん】
過ぎ去った日々に囚われがちな心へ、今という瞬間の重みをそっと教え諭すような言葉です。失った「半分」ではなく、これからを描く「境界」を見つめるまなざし。静かな語り口の奥に、深い慈愛と気付きが滲む一節。
【適温より1℃低めさん】
一万冊の本の海で、憧れの「蜜柑さん」に追いつくためデータベース登録に励む「ぼく」。作業の終わりに見えてくるのは、合理的な書架の未来と、彼女への溢れる想い。他者と一瞬影が重なり、すれ違う恋の本質を静かに紐解く一編。
【印度亜派さん】
通勤路を半分ほど過ぎたあたりで、突如として脳裏をよぎるあの不安。誰もが一度は身に覚えのある「鍵の閉め忘れ」という日常の切実な焦燥感を、五七五の調べに乗せてリアルに切り取った、深く共感できる一編です。
【片桐みかんさん】
日々に追われ、焦る心。大海原の小舟のような心細さに、そっと「救命胴衣」を着せるような、実直で愛おしい内省の記録。慌ただしさの中でも自分らしく前を向く姿に、読む人の肩の力もふっと抜ける温かな一編です。
【SAKURAさん】
一枚の人生設計図に刻まれた、激動で多彩な歩み。大切な人たちを見送り、表の空白が増えゆく今、なお前を向き「書き続けたい」と願う。これまでの豊かな時間と、これからの日々に誠実に向き合う、愛おしい人生の記録。
【不思議の国のアリスさん】
溶けゆくかき氷と、秘めた恋心の交錯。お寺の静けさの中、桃と宇治金時の甘酸っぱくもほろ苦い会話が響く。夏の終わりを予感させる景色とともに、言葉にできない二人の距離感を瑞々しく描いた、切なく美しい一編。
【Ryuさん】
人生の折り返しを過ぎた今、これまでの歩みを全肯定し、これからの日々に瑞々しい期待を寄せるエッセイ。「半分もある」という前向きな視点と人との繋がりの尊さが、読む人の心に静かな勇気をくれる実直な一編。
【終わりに】
『風まかせ文芸部』の活動を応援してくださる方は、下部のボタンからサポートいただけると嬉しいです。
皆さんの作品をじっくり読み込むための、週末の美味しいコーヒー代にさせていただきます☕️
