かげろうの君と あとがき そしてレビュー御礼
あとがき
短編にもかかわらず、長きに渡る連載となってしまいました💦
遅筆の私めに最後までお付き合いいただきました皆さま、本当にありがとうございました。
このお話は10年以上前に、よく通っていた大和田橋の歴史を初めて知った時から頭の中でずっと温めていたお話ですが、今回、このnoteに出会ったことで、改めて文字に起こしてみようと思い立ちました。
ずっとイメージとしてあったのは、拓海のことを思い浮かべながら、幸子が空襲で最期を迎えるシーン。
ここからエピローグに膨らみ、そしてプロローグからお話を起こしていきました。
斯様な状況から無事、エンディングまで着地させられたのは、ひとえに皆さま方の温かいご声援のおかげです。
なお、この作品を通じて私が一番気に入っている場面は、拓海と院長が大和田橋で上空を飛ぶ飛行機を眺めているところです。
皆さまもきっとここで何かを感じていただけたのでは、と思っています。
本作は一応、創作大賞にエントリーをしていますが、賞の行方云々よりも、皆さまから多くのありがたいコメントやスキをいただけたことが、私にとっては何よりも大切な宝物です😭
皆さま方には感謝の文字しかございません。
改めましてありがとうございました😭
《この作品に込めた想い》
エピローグを書くに当たっては、結末を色々と悩みました。
最初は拓海と幸子(沙希)を、そのまま静かにすれ違わせて、しんみりと終えるラストを考えていました。
でも、二人のお互いへの強い想いを考えると、そんな終わり方では納得がいかない。
このお話に込めた想いは「鎮魂」。
東京大空襲や広島・長崎の原爆だけでなく、先の大戦では敵味方にかかわらず、多くの命が失われました。
それまで普通に送っていた日常生活が突如、戦争によって奪われていく。
幸子も町の片隅で、ささやかな幸せを願って生きていたのに、空襲で若くして未来を閉ざされました。
悲劇は二度も要らない。それは今の時代に生きる私たちの責務でもあると思います。
だから「80年後にここにいる大好きな貴方」と再び出会うことで、悲惨な最期を「希望の未来」に書き換えてあげたかった。
この物語が鎮魂歌である以上、幸子の「またあなたにここで会うの」という想いが成就するシーンしか思い浮かびませんでした。
皆さまからいただきました多くのご感想を拝読するに、このラストを選んで良かったと、胸を撫で下ろしています。

《かげろうの君と・八王子紀行》
さて、ここからは物語の舞台となった八王子紀行です♪😊 写真は全て京が撮ったものです。
まずは二人が出会った、国道20号線(甲州街道)に架かる大和田橋はこんなところです。

大和田橋から浅川を臨む。幸子の言う通り、
ここから飛び降りても足を折るくらいですね💦

そして、拓海と幸子が見つめていた大和田橋のたもとの、ありし日のチャペルです。↓(タウンニュースから引用)
ドラマ「やまとなでしこ」でも登場しました😊 右の茶色の建物です♪
そして今はチャペルは取り壊され、マンション建設中です😭↓

エピローグで出てきた大和田橋の焼夷弾の弾痕はこのように保存されています。↓

菱形の色付部分が焼夷弾が落ちたところです↓

大和田橋に設置されている八王子空襲の説明板です。↓
橋の入り口の脇にあるので、気にせず普通に歩いていると見落とします。
拓海のように、多くの人が気づいていないと思います💦 空襲があったことすら……。かくいう私もでした💧

幸子が逃げ込んだ大和田橋の下です。今はしっかりと補強され、綺麗に整備されていますね。

初デートで二人が歩いた、大和田橋から八王子駅へ向かう道。

そして八王子駅北口です。
拓海が幸子に洋服を買ってあげたのはここCELEOです😂
昔はそごうでしたが2012年に閉店しました😢

以上、八王子紀行でした😌
なお、大和田橋の近くの、700円でブルーマウンテンが飲める喫茶店は皆さまでぜひ探してみてくださいね😉
《レビュー御礼》
それではここから、レビュー御礼になります。
改めまして、たくさんのスキ、ありがたい感想コメント、マガジン掲載、本当に皆さまには感謝してもしきれません😭
本当ならこちらに、日頃お世話になっている皆さまのご紹介をさせていただきたいところですが、載せ切ることが出来ないため、レビューをいただいた方々のご紹介のみとさせていただきます。改めましてありがとうございます🙇♀️
では、まずはTALESに推薦レビューをいただいた方々からご紹介です。
レビューは下記のTALESの作品ページからご覧いただけます♪
① Uさま
私の敬愛する、心理職にして多彩な天才クリエイターのUさま。
Uさまの書く記事は心理職を本業とするだけあって、どれもすごく深く示唆に富んでいて、何度も目から鱗が落ち、何度も救われてきました。
そんなUさまは小説も執筆されていて、どれも本当に面白くて、そして考えさせられるんです。
キラキラした童話のようでいて、深く傷ついた子たちの救いを描いた「ひかりがひかる」。
無口なマスターが淹れる一杯の珈琲が、飲む人の人生に寄り添い、心を癒していく「仲町まほろ商店街月ト波珈琲」。
そして現在、TALESにて連載中の、緻密で壮大なスペースオペラ「stars」。
どれも名作につき、ぜひ手に取ってみてください😊
もっとも、Uさまの真骨頂は何と言ってもその企画力!
出来たばかりで盛り上がらない小説専用のTALESを何とか盛り上げようと立ち上げられた読み合い企画は、既に16回目!
今やTALESで一番盛り上がっている企画と言っても過言ではありません。
元々、私もこのUさまの企画に参加したくてTALESに登録し、「かげろう」の同時掲載を始めたんですが、実生活が忙しくて、いまだに参加出来ず……😭
いつか参加できることを夢見ています💦
② kokoro_hashiruさま
kokoroさまには本当に感謝しかありません。
noteにもTALESにも毎回、感想コメントいただいて、Xでも常に拙作を取り上げていただいて😭
TALESへの推薦レビューに加えて、noteでも紹介記事を掲載いただきました😭 表紙絵の拓海と幸子が可愛いです😭
そんなkokoroさまはとても熱い男。作品もどれも熱くて、恋愛描写もあるのですが、仲間との熱い友情がベースになっており、元気を、活力をもらえます。
ペンネームの元となっている作品「ココロ走る」は職場の仲間たちとマラソンチームを作って大会を目指していくお話で、とても爽やかな読後感が残ります。
そして私が大好きな作品「人生ラーメン」。
不器用なラーメン店店主と主人公の、心の交流を描いた感動作です😊
その他にも作品がいっぱい。遅筆の私めと違い、とても多作なんです。言葉が溢れる感じで本当にすごい方です。ぜひ、kokoroさまのページを覗いてみて下さいませ。
③ よしまるさま
ショートショートの鬼才、よしまるさま。どの作品もしっかりとオチがついていて、読んでいてクスクスと笑ってしまいます😊
そんなよしまるさまが、今はTALESにて長編の「身勝手なラブギア」を連載中なんです。
恋に破れてUターン就職で田舎の市役所に務めるみのりんと、国から出向してきた、イケメンだけどいけ好かない冷徹で変な上司・天童が繰り広げるラブコメディ。
はい、もう大好物です😊
そしてところどころに降臨する笑いの神。コメディというよりギャグですか、というくらい笑ってしまうのに、それでいてキュンとするポイントが差し込まれてくる。すごく見事です😊
これからますます面白くなってきそうなので、皆さまもぜひ、手に取って読んでみてくださいませ♪
④ 藤みけさま
藤みけさまは、先日、朝起きてみたらTALESの「かげろう」に全部スキがついていて、各話にコメントが入っていて、更には推薦レビューまでいただいていてびっくりしたのが初めてでした
(´艸`*)
3~4分おきに通知メールが入って来る一気読みって、物書きにとっては読み耽っていただけたことが手に取るように分かるので、すごく嬉しいんですよね😭
そうなるとこちらもどんな方なんだろう? って興味が出てきて、ページをめくってみたら……一気読みしちゃいました😂💦
私、テンプレートの量産異世界物は苦手なんですが、これは何と、介護福祉士さんが異世界に行っても介護させられるという、異世界モノの舞台を借りた、介護士たちの奮闘記!
ヒロイン以外の登場人物たちは皆変な人ばかりで、毎日が大騒ぎで笑ってしまうのですが、ふと、高齢化社会で誰もが避けて通れない「介護」という過酷な現実に気づかされます。
これは藤みけさまが実際に介護福祉士をやられていた経験によるところも大きいと思います。傑作ですので、ぜひ手に取ってお読みいただけたら、と思います。
↓ 裏話も併せてどうぞ♪
さて、お次はnoteでレビューをいただいた方々です♪
⑤ 横浜べこさま
べこさまにはこれまでも本当にお世話になっています🙇♀️
今回も「かげろう」の連載終了と同時にレビューをいただきました。
べこさまのレビューやエッセイは本当に面白いんですよね。このレビューでも、拓海と幸子のすれ違い要素の説明が思わず笑ってしまう内容で、お気に入りです😊
そして、べこさまと言えば、執筆に対してすごくストイックなところがとても尊敬しています。
悩みながらも書き上げていくその筆には凄みすら感じられます。
そんなべこさまとの出会いはこちらの作品。昨年の創作大賞出品作品で、大好きなお話でした。
そしてこちらが創作大賞2026の出品作品です。結婚プランナーのヒロインが公私で様々な葛藤を抱えながらも、ある家族の結婚を作り上げていく中で、成長していく物語です。
私もまだ読み途中なので、皆さんもぜひ、一緒に応援していただけたら、と思います。
そして、本作が完結した今、私は密かに「死して魚は鱗を照らす」の再掲を楽しみにしています♪
(べこさま、決してプレッシャーじゃないですよ💦)
⑥ LaLaLaさま
LaLaLaさまは先日も「雪の降る街で」のレビューをいただきましたが、今回もまた、「かげろう」のレビューいただきました。本当にいつもありがとうございます。感謝しかございません。
しかも今回はかわいい妖精3人組による座談会形式の第一回目に選んでいただきました! ぜひご覧くださいませ!
そしてLaLaLaさまといえばもう、多作も多作の、創作が止まらない天才クリエイターさまですが、今回も創作大賞に向けてすごい作品を出してこられました。TALES恋愛小説部門第一位とのことで、これは楽しみですね!
以上です。
いかがでしたか? 沼ること間違いなしの作品ばかりです。ぜひお読みくださいませ。
……で、肝心の私の次回作ですが、どうしようか絶賛悩み中です。
いくつか構想はあるのですが、プロットが固まるまでしばらく掛かると思います。おしごと系でいくか、無謀にも歴史小説に挑戦するか😂
歴史小説なら毛利吉政が書きたいのですが、時代考証が大変すぎるので無難におしごと系かも。
という状況ですので、当面は読み専に戻って、皆さまのところにお伺いさせていただくことになると思います。
どうか絡んでやってくださいますと嬉しいです🙇♀️ それではまた次回作でお会いしましょう! ありがとうございました!
【あらすじ】※創作大賞応募用
この橋の上で、僕たちは出会った。
あの日、失恋の痛みで心がバラバラになりそうだった僕にそっと寄り添ってくれたのは、どこか寂げで儚さの漂う、幽霊の君だった。
最初は無表情だったけど、笑うと可愛くて、感激屋で涙もろくて、お洒落にもすごく興味のある、普通の女の子だった。
そんな君に僕は惹かれた。幽霊であることなんて関係なかった。触れることが出来なくても、狂おしいほどに君を愛していた。
でも、あの時の僕は何も知らなかったんだ。
ここで何があったのかも。 そして君が、どんな気持ちで僕と一緒にいたのかも———
恋に臆病な若手エンジニアの拓海と幽霊の幸子。愛し合う二人はやがて、この橋に隠された過去と向き合い、抗えない運命の前で哀しい選択を迫られる
ピュアな二人が織り成す、ほろ甘く、そして切ないハートフルラブストーリー、開幕。
<リンク集>
#01 かげろうの君と #01 プロローグ|京
#02 かげろうの君と #02 第一話 初恋①|京
#03 かげろうの君と #03 第一話 初恋②|京
#04 かげろうの君と #04 第一話 初恋③|京
#05 かげろうの君と #05 第二話 憧憬①|京
#06 かげろうの君と #06 第二話 憧憬②|京
#07 かげろうの君と #07 第二話 憧憬③|京
#08 かげろうの君と #08 第二話 憧憬④|京
#09 かげろうの君と #09 第三話 霊障①|京
#10 かげろうの君と #10 第三話 霊障②|京
#11 かげろうの君と #11 第三話 霊障③|京
#12 かげろうの君と #12 第四話 決心①|京
#13 かげろうの君と #13 第四話 決心②|京
#14 かげろうの君と #14 第四話 決心③|京
#15 かげろうの君と #15 第四話 決心④|京
#16 かげろうの君と #16 第五話 八月①|京
#17 かげろうの君と #17 第五話 八月②|京
#18 かげろうの君と #18 第五話 八月③|京
#19 かげろうの君と #19 第六話 陽炎①|京
#20 かげろうの君と #20 第六話 陽炎②|京
#21 かげろうの君と #21 第六話 陽炎③|京
#22 かげろうの君と #22 エピローグ前編|京
#23 かげろうの君と #23 エピローグ後編|京
