リュオーレの物語 道しるべ
『リュオーレの物語』の各話へのリンクをまとめています。
川の流れをたどるように、少しずつ続いてきた物語です。
はじめて読む方にも歩きやすいよう、各話への入口をまとめました。
川の街の物語は、一本道ではありません。
橋のそばから始めても、
花屋を訪ねても、
雨の日の文書館へ入ってもいい。
誰かの小さな時間を辿っていくうちに、
少しずつ、川の街の姿が見えてきます。
各話は独立して読めますが、
季節や街の変化はゆるやかにつながっています。
はじめての方は第1話「橋守」から読むと、
街の空気が少しつかみやすいかもしれません。
第1話 橋守
川にかかる古い石の橋に立ち続けるエンゾ。通る人が減った西の橋を、今日もハルナギが渡っていく。
小景(1)季節が行き交う日
小景では、物語の間を流れていく短い時間を書いています。季節の移ろいや、街の小さな景色を記したものです。
第2話 花屋
西の旧市街で長年花屋を続ける、ヨガーベとランリル。秋祭りが近づく中、店では静かな時間が続いていた。
小景(2)早春の朝
第3話 老木
西の山へと続く道から少し外れた場所に、古い木が立っている。人の気配が薄れたその場所を、ハルナギは時折訪れる。
小景(3)見守るもの
第4話 記録士
街の文書館で働く記録士ナナト。気分が晴れないのは、苦手な雨の季節が来たからというだけではなかった。
小景(4)白い花
第5話 七色の虫~丘の子どもたち
夏の朝、丘の道を駆け上がって遊ぶ農家の子どもたち。リツホは、昨年までとは少し違う思いにとらわれていた。
小景(5)広場の木陰
第6話 菓子屋
リュオーレが年で一番盛り上がる夏祭りに欠かせないのが、貴重な餅で作った菓子。でも、長年餅づくりを担ってきた菓子屋は、昨年店を閉めていた。
小景(6)満月の夜
第7話 猫
リュオーレの旧市街に住む、茶色い猫の一日。気まぐれに見えるその行先は…。
小景(7)石の花瓶
第8話 時計師
大都市ボッフェンで時計作りの修行を続けてきたフロッカ。二年ぶりにリュオーレに帰ってきた彼女が気にしていたのは…。
小景(8)祠(ほこら)
第9話 川漁師
秋、いつもの年なら川霧が出始めて魚が川をのぼってくる頃。今年はなぜか、暦どおりに霧が出ない。川漁師のトゥンジェと親方は、焦りを覚え始めていた。
小景(9)丘の庭
第10話 写真館
リュオーレで唯一の写真館を営むイッゼフ。この数年、商いは順調に進んでいたが、このところ急に客足が途絶え始めた。その理由は、イッゼフにもわかっていた…。
小景(10)羊を下ろす日
第11話 余白
リュオーレの文書館で働くナナトは、文書の閲覧を申し込む帳面の書き方を整えたいと思っていた。しかし、常連の来館者にはそれぞれの書き方があるようで……。
小景(11)雪の朝
第12話 水車小屋のほとりで
春の気配が感じられるようになった頃、写真館の店主イッゼフは、馬車に乗ってリュオーレから北へ向かう。大切な人を迎えに行くために。
