第十一回:動画形式の「コンテナ」と「コーデック」についての説明
思いついたら即実行!でも思いつかないと何年でも放置される。超不定期連載「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるITコラムでございまぁす。このコーナーでは、各用語の説明ページでは取り上げにくいIT関連のネタをテーマに、だらだらと思いついたことを書いていきます。皆さんが「あぁ、なんか役に立ちそうな気もするけど、役に立たないかなぁ。でも、もしかしたら役に立つかも」と思える情報を発信できるように頑張ります!
はじめに
栄えある十一回目のテーマは……ピヨピヨピヨピヨ(ぴよぴよ的ドラムロール)……じゃん!
動画形式の「コンテナ」と「コーデック」についての説明
です。
コラムというよりは、とある用語説明の補足なんですけどね。
みなさんは、動画の再生について調べているときに「コーデックがさ~」や「それはコンテナだから~」のような説明を見たことがありませんでしょうか。
動画を見たい。でも、映らない。どうやったら見られるんだ~?!という状態で原因や対処法を調べていると、ほぼ確実に「コーデック」という用語が、そしてたまに「コンテナ」という用語が出てきます。
今回は、その動画形式の話で出てくる「コンテナ」と「コーデック」が何かを説明しちゃいます。
ちなみに、お忙しい人向けに結論を先に書いておくと、
・コンテナは箱の形
・コーデックは音声と映像の折りたたみ方の説明書
が今回のコラムの結論です。
結論と言いつつ、何の事だかさっぱりですね。
でも、最後まで読めばきっと理解できるはずです。
それでは、つれづれなるままに書いていきます。
まずは、そもそも動画ファイルってどんな構造になっているの?から説明しますね。
動画ファイルは箱の中に音声と映像が詰め込まれている
突然ですが、ここに一つの箱があります。

この箱の中に、音声を折りたたんで入れます。

さらに、映像を折りたたんで入れます。

これで、箱の中に音声と映像が折りたたまれた状態で入りました。
これが動画ファイルです。

次に、動画再生ソフトさんの動きを見てみましょう。
動画再生ソフトさんのことを、専門用語で「メディアプレーヤー」と言います。
せっかくなので、本コラムでも「メディアプレーヤー」と表現することにしましょうかね。
メディアプレーヤーさんは、動画ファイルをどうやって再生するのでしょうか?
動画ファイルの再生は、箱から音声と映像を取り出して行う
メディアプレーヤーさんは、動画ファイルをどうやって再生するのか?
簡単です。
箱から、音声と映像を取り出して、読み上げます。

ただし、音声と映像は折りたたまれた状態で入っています。
読み上げるためには、この折りたたまれた状態を開いて、シワを伸ばしてあげなくてはいけません。
つまり、メディアプレーヤーさんは、動画ファイルの再生を
箱から音声と映像を取り出して、折りたたまれていたのを開いて、読み上げる
ことにより実現します。
実際にはもっと複雑でしょうが、ドンマイです。
大雑把に言えば、そんな感じです。
さぁ、説明は佳境に入ってきました。
いよいよ「コンテナ」と「コーデック」の説明です。
コンテナは箱の形
先程、動画ファイルは箱の中に音声と映像が入っている、と書きました。
この音声と映像が入っている箱の形が「コンテナ」です。
一般的に「動画ファイルの種類」と呼ばれるものですね。
MP4(.mp4)、WMV(.wmv)、AVI(.avi)、FLV(.flv)などの用語を見たことがありませんでしょうか。
それですよ、それ。それらが「コンテナ」です。
メディアプレーヤーさんは、その種類によって、扱える箱の形が決まっています。
四角い箱しか扱えないメディアプレーヤーさんもいれば、四角い箱や丸い箱、三角の箱まで扱えるメディアプレーヤーさんもいます。
例えば「そのソフトはFLVに対応していないよ~」と言ったとしましょう。
その意味は「そのメディアプレーヤーさんは、FLVの形をした箱は扱えないよ~」です。
これで、コンテナが何か、なんとなくイメージできたでしょうか。
動画ファイルの箱の形がコンテナです。
次に、コーデックを見てみましょう。
コーデックは折りたたみ方の説明書
先程、動画ファイルは音声と映像が折りたたまれた状態で入っている、と書きました。
この折りたたみ方の説明書が「コーデック」です。
動画ファイルを再生するためには、折りたたまれて入っている音声と映像を開いて、読める状態にしなくてはいけません。
ところがですね。
この折りたたみ方ってやつが芸術的なのです。
しかるべき手順で開かないと、上手く開けません。
無理に開こうとすると、ビリッとやぶれてしまいます。
しかもですよ。
折りたたみ方は一種類ではありません。
何種類かあって、それぞれ折りたたみ方が異なります。
そのため、勘頼みでは折りたたまれた音声や映像を開けないのです。折りたたまれたものを開けなければ、当然、中を見ることもできません。
中を見ることができなければ、読み上げることもできません。つまり、再生できないわけです。
そこで登場するのが、コーデックです。
コーデックには「この折りたたみ方は、この手順でやると開けるよ~」な説明書きが書いてあります。これを元にしてえっちらおっちらと作業をすれば、例え不器用なメディアプレーヤーさんでも、綺麗に開けるでしょう。
動画ファイルが再生できなくて調べているときに「それはコーデックが入ってないからだね~」や「対応するコーデックを入れてあげてね~」などの説明を見かけることがあります。
これは要するに
折りたたまれた音声や映像の開き方を、メディアプレーヤーさんに教えてあげてね~
と言っているのです。
「それはコーデックが入ってないからだね~」は「それは、メディアプレーヤーさんが、折りたたまれた音声や映像の開き方が分からないからだろうね~」の意味です。
「対応するコーデックを入れてあげてね~」は「折りたたまれた音声や映像の開き方が書かれた説明書を、メディアプレーヤーさんに渡してあげてね~」の意味になります。「対応する」とついているのは、折りたたみ方が何種類かあって、説明書もその種類の分だけ存在するからです。
これで、コーデックが何か、なんとなくイメージできたでしょうか。
折りたたまれた状態で入っている音声と映像の開き方が書かれた説明書が、コーデックです。
まとめ
今回は「動画形式のコンテナとコーデックについての説明」をテーマに、ちょっくら動画ファイルの構造について掘り下げてみました。
コンテナとコーデックとは何か?の答えは
・コンテナは箱の形
・コーデックは音声と映像の折りたたみ方の説明書
です。
動画ファイルを再生するという行為は
メディアプレーヤーさんが、箱から音声と映像を取り出して、折りたたまれていたのを開いて、読み上げる
ことにより実現します。
そのためには、まずメディアプレーヤーさんが動画ファイルのコンテナに対応している必要があります。そして、対応するコーデックが入っている必要があるのです。
これを噛み砕いて書くと、
動画ファイルを再生するときは、まず再生するソフトがその動画ファイルの箱の形(コンテナ)に対応している必要があるよ~。あとは中に入っている音声と映像(折りたたまれた状態)を取り出して開ける必要があるよ~。あっ、動画再生ソフトさんは不器用だからね。折りたたまれた音声と映像を開くためには、説明書(コーデック)が必要だよ~。
となります。
普通のファイルは拡張子を見れば開けるソフトが分かりますが、動画ファイルは例外なのです。再生するにはコンテナとコーデックの2つを意識する必要があります。
本コラムの内容が、少しでも、見たくて見たくてたまらない動画ファイルを再生できなくて困っている人の助けになれば幸いです。
頑張ってください。応援しています。
ところで、見たい動画ってどんなのですか?
思いつきで始めて惰性で続けている「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるITコラムですが、いかがでしたでしょうか。また何かネタがあったら、ちまちまと更新していきます。コンゴトモヨロシク。






