第二十四回:私の勉強のやり方
これを書いている今は8月1日です。あっついですね。夏バテしないように栄養を取らねば!……と意識して過ごしていたら、体重が○kgほど増えました。マジかよ(--;ま、まぁ、夏バテするよりは良いですよね。それでは気を取り直して書いていきます。超不定期連載「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるITコラムでございまぁす。このコーナーでは、各用語の説明ページでは取り上げにくいIT関連のネタをテーマに、だらだらと思いついたことを書いていきます。みなさんが「あぁ、なんか役に立ちそうな気もするけど、役に立たないかなぁ。でも、もしかしたら役に立つかも」と思える情報を発信できるように頑張ります!
はじめに
栄えある二十四回目のテーマは……ピヨピヨピヨピヨ(ぴよぴよ的ドラムロール)……じゃん!
私の勉強のやり方
です。
「IT関係あるか?」と思う人もいるでしょうが、関係あります。
私はIT業界で生きている人間です。
そんな私の勉強のやり方なのですからIT関連に決まっています。
……というのが建前です。
実は「勉強のやり方を教えてくれない?」や「どうやって勉強していますか?」という問い合わせメールを、ちょいちょい頂くのです。
きっと私がスーパーでハイパーでグレートなIT用語辞典を作っているからでしょうね。
とても光栄です。
とはいえ、個別に返信するのが面倒……もとい、問い合わせのメールを出すのも勇気がいることでしょう。
そこでコラムとして取り上げておくことにしました。
次に似たような問い合わせを頂いたら「このコラムを見てちょ」と答えられますからね。
……というのが本音です。
まぁ、ドンマイ。
ということで私が何かを(独学で)学ぶときの勉強のやり方を書いていきます。
気が向いたら読んであげてください。
ちなみに、お忙しい人向けに先に結論を書いておくと、
1.最初に「その勉強は必要か?」を考える
2.登場頻度の高い知識を優先して押さえる
3.使い捨ての知識は使い捨てる
が私が勉強するときに意識していることです。
具体的な勉強法とは少し違うかもしれませんが、意識しておくと勉強の効率が良くなります……多分。
それを踏まえて読み進めてください。
最初に「その勉強は必要か?」を考える
時間は有限です。
分からないことは、たくさんあります。
やらなくて済むことは、やりたくありません。
そこで
最初に「その勉強は必要か?」を考える
のです。
それを勉強する必要、本当にありますかね?
「必要だから勉強するんだろ!ばーか、ばーか!」と思う人もいるでしょう。
ですが、本当に、そうでしょうか。
特に私は自営業という立場です。
「知っている人にやってもらう」という選択肢が取れる可能性があります。
あるいは「勉強が必要なことは、やらない」という選択肢を選ぶこともできます。
私にとって、絶対に必要な勉強というのは多くないのです。
みなさんも、まずは「この勉強、本当にやる必要があるかな?」と考えてみてください。
その結果「あれ?これって別に、やる必要なくね?」と思ったとしましょう。
それなら、やらなければ良いのです。
無駄な時間を使わなくて済みましたね。
その時間を他のことに有効に使ってください。
「あー、これは絶対に勉強しないとダメだな。逃げられないや」と思ったら、おめでとうございます。
あなたの勉強する目的が、はっきりしたはずです。
勘違いしている人もいますが、勉強は手段です。
目的では、ありません。
勉強した結果、知識を得る
↓
得た知識を使って、なにかやる
↓
なにかやった結果、幸せになる
まででセットです。
勉強することによって
・知識が増えて満足
・できることが増えて給料が上がる
・資格が取得できて自信になる
などの効果が期待できます。
その効果によって、あなたの幸せ度が増します。
それが勉強の目的です。
勉強する最終的な目的は
幸せになること(不幸を避けること)
です。
その目的に至る道を「この勉強、本当にやる必要があるかな?」を考えることで確認できます。
「あー、これは絶対に勉強しないとダメだな。逃げられないや」と思ったということは「勉強することで得られる効果」を認識できたはずです。
もしかしたら「勉強しないと怒られる」とか「勉強しないとダメ社員の烙印を押されて出世に影響する」のようなネガティブな動機かもしれませんけどね。
それだって「勉強すれば怒られない」とか「勉強すればダメ社員の烙印を押されない(可能性が上がる)」と言えます。
「この勉強、本当にやる必要があるかな?」を考えるのは
勉強する目的を確認するため
です。
勉強する目的が明確になれば、きっと漠然とやるよりも前向きに取り組めますよね。
モチベーションアップの効果が期待できます。
これが、私が勉強を始めるときの下準備です。
私は基本的に怠け者なので、最初にして最大の敵は「飽きて止める」なのです。
その敵をやっつけるために
最初に「その勉強は必要か?」を考える
ようにしています。
登場頻度の高い知識を優先して押さえる
さて、勉強に対するモチベーションが上がってきました。
よっしゃ!やったるぜ!
とはいえ、時間は有限です。
分からないことは、たくさんあります。
分からないことを全部なくすなんて無理
です。
それに、どうせ勉強するなら、より高い成果を出したいです。
どうすれば良いでしょうか。
答えは
重要な知識から押さえる
です。
500円玉と1,000円札が落ちていて、どちらか片方しか拾えない場合、普通の人であれば1,000円札を拾いますよね。
同じ労力であれば、より金額が高い方を選ぶはずです。
知識も同じです。
同じ時間をかけるのであれば、より重要度の高い知識を学ぶべきです。
こう書くと「勉強を始めたばっかりなんだから、何が重要かなんて分からないよ」と思う人もいるでしょう。
私も勉強している途中で何が重要かなんて分かりません。
そこで私は「登場頻度」を1つの目安として使っています。
はじめて触れる分野の勉強をするとき、私は最初に
薄くて簡単そうに見えて基本的なことが書いてある本を3冊くらい一気に流し読む
ようにしています。
当たり前ですが、読んだ本の内容は
1.3冊とも取り上げている内容
2.3冊のうち2冊が取り上げている内容
3.3冊のうち1冊だけ取り上げている内容
の3つに分類できます。
この3つのうち
1.3冊とも取り上げている内容
を優先して押さえるのです。
3冊とも取り上げているということは、その分野の専門家3人が3人とも「ここは説明しておいた方が良いよな」と判断したということです。
基本的な内容か重要な内容である可能性は高いでしょう。
あるいは、勉強していて分からないことが出てきたとします。
今やっている作業が止まらないかぎり、私は、その場では調べません。
どこかにメモって、一旦、棚上げしておきます。
そうすると、私が分からないことが溜まっていきます。
どこかのタイミングで調べて解決しますが、その際の順序は
疑問に感じた回数の多い順に調べる
です。
疑問に感じた回数が多いということは、それだけ目にしたということです。
私にとって重要な知識である可能性が高いと判断します。
もちろん、例外はありますけどね。
体系だった内容であれば上から順番に調べたり、関連する知識を続けて調べることもあります。
あくまで基本が「出てくる回数の多い順」です。
個人的に工夫している点は、それくらいです。
あとは、誰でもやっている勉強法と大差ないと思います。
1.やってみる
2.分からないことを調べる
の繰り返しです。
ちなみに書籍に頼るのは最初の3冊だけです。
それ以降はインターネットを中心に情報収集します。
個人的に
書籍:体系だった知識を得るのに便利
インターネット:検索するのに便利
と考えているからです。
最初に
薄くて簡単そうに見えて基本的なことが書いてある本を3冊くらい一気に流し読む
ことで、ざっくりとした全体像を学びます。
あとは実際にやってみて知識を増やしつつ、分からないことが出てきたらインターネットで調べて情報を補完していくのが私の勉強のスタイルです。
なんか偉そうに書くほどの内容でもなかった気もしますが、まぁ、ドンマイです。
ポイントは
知識に対して自分なりに重要度をつけて、重要度の高い方から勉強していく
ですかね。
重要度をつける手段として、私は「登場頻度」を使い
登場頻度の高い知識を優先して押さえる
ようにしています。
使い捨ての知識は使い捨てる
最後は半分おまけです。
勉強法とは少し違いますが、勉強するときにも応用できるはずです。
一部の天才を除いて、人間の覚えておける量には限界があります。
覚えておかないとマズいことも、実は、それほど多くありません。
そこで、忘れてしまっても困らないことは
思い出すための手段を用意した上で、さっさと忘れる
ようにしています。
例えば、そうですね。
私が、お客さまからの依頼を受けてピヨピヨシステムを開発したとしましょう。
1.ピヨピヨシステムに関する知識
2.ピヨピヨシステムを作るときに使ったプログラミング言語に関する知識
であれば、どちらを覚えておく方が私にとってメリットがあるでしょうか。
そうですね。
プログラミング言語に関する知識の方です。
ピヨピヨシステムに関する知識は、ピヨピヨシステムに対してしか使えない知識です。
一方、ピヨピヨシステムを作るときに使ったプログラミング言語に関する知識は、他のシステムを開発するときにも使えるかもしれません。
プログラミング言語に関する知識の方が、いろいろなところで使えそうです。
ということで、ピヨピヨシステムに関する知識は、ピヨピヨシステムの開発が終わった時点で、さっさと忘れるようにしています。
ただし、何から何までキレイさっぱり忘れると、問い合わせがあったときに困ります。
そこで「あー、これは覚えておいた方が良いな」な内容を書いた「記憶代わりのメモ書き」を用意するのです。
あとは
1.作ったプログラム
2.作ったりもらったりした資料類
3.やり取りしたメール全部
4.記憶代わりのメモ書き
を全部まとめて、どこかに保管すれば、ピヨピヨシステムは「さよーなら」です。
私の記憶から抹消されます。
資格試験は別ですが、仕事で求められるのは「できること」です。
「覚えていること」では、ありません。
例えば、私はJavaで画面に「Hello world」と表示するプログラムの書き方を覚えていません。
ですが、書けます。ほれっ。
public class Hoge {
public static void main (String [] args) {
System.out.println ("Hello world!");
}
}
種明かしをすると「Hello world」の説明ページからコピーしてきました。
仕事は、それで良いのです。
何でもかんでも覚える必要は、ありません。
必要なときに使えれば、それでOKです。
勉強していると「こんなの全部は覚えられないよー」と感じる場面もあるでしょう。
どうしても覚えられないなら、覚えるのを諦めるのも1つの選択肢です。
覚えなくても困らない方法を探してみてください。
意外に思う方もいるでしょうが、私は記憶力が良い方ではありません。
特に、興味がないことは、なかなか覚えられません。
それで困ることも、ほとんどありません。
「記憶代わりのメモ書き」を、いっぱい用意してあるからです。
『わわわIT用語辞典』だって「記憶代わりのメモ書き」のひとつです。
IT用語って、ごちゃごちゃした意味の用語が多いですよね。
そんなのを、いちいち全部、覚えていられません。
ですが、お客さまから「ササキさん、○○って何ですか?」と聞かれたら、華麗に知ったかぶって説明できます。
こっそり『わわわIT用語辞典』をチラ見すれば(多分)載っているからです。
あなたもIT用語の意味を無理して覚える必要は、ありません。
いつでも『わわわIT用語辞典』を開けるようにしておけば良いのです。
そうしていただければ、わわわIT用語辞典のアクセス数が増えて、私の広告収入も増えて、ガッポガッポでウッハウハになるはずです。
ぐへへへへ。
おっと、つい本音が漏れてしまいました。
冗談はさておき、仕事で大事なのは「できること」です。
「覚えていること」では、ありません。
よって、私は
使い捨ての知識は使い捨てる
ように意識しています。
まぁ、IT用語の意味とかは、会話でも出てくるので覚える必要がありそうですけどね。
プログラムの書き方とかは「覚える」よりも「調べれば分かる」を目指した方が現実的だと思います。
まとめ
今回は「私の勉強のやり方」をテーマに、いつも通り好き勝手に語ってみました。
私が勉強する際に意識しているのは
1.最初に「その勉強は必要か?」を考える
2.登場頻度の高い知識を優先して押さえる
3.使い捨ての知識は使い捨てる
の3つです。
1.最初に「その勉強は必要か?」を考える
ことによって、勉強する必要性を再認識します。
モチベーションアップの効果が期待できます。
2.登場頻度の高い知識を優先して押さえる
ことによって、重要度の高い内容から勉強できるはずです。
時間あたりの成果を最大化する狙いです。
3.使い捨ての知識は使い捨てる
ことによって、覚えておく知識を取捨選択します。
脳みその負担を軽減する狙いです。
具体的な勉強のやり方としては、はじめて触れる分野に対しては、まず
薄くて簡単そうに見えて基本的なことが書いてある本を3冊くらい一気に流し読む
ことで、ざっくりとした全体像を学ぶようにしています。
あとは
1.やってみる
2.分からないことを調べる
の繰り返しです。
自分なりの勉強法を持っている方は、そのやり方でやれば良いと思いますけどね。
「どうやって勉強すれば良いのか分からないよー」な人は、気が向いたら試してみてください。
思いつきで始めて惰性で続けている「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるITコラムですが、いかがでしたでしょうか。また何かネタがあったら、ちまちまと更新していきます。コンゴトモヨロシク。






