第五回:インターネットに必須の三種の神器
油断すると期間が空いちゃってごめんなさいね。広い心で許してやってくださいな。超不定期連載「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるITコラムでございまぁす。このコーナーでは、各用語の説明ページでは取り上げにくいIT関連のネタをテーマに、だらだらと思いついたことを書いていきます。皆さんが「あぁ、なんか役に立ちそうな気もするけど、役に立たないかなぁ。でも、もしかしたら役に立つかも」と思える情報を発信できるように頑張ります!
はじめに
栄えある五回目のテーマは……ピヨピヨピヨピヨ(ぴよぴよ的ドラムロール)……じゃん!
インターネットに必須の三種の神器
です。
カッコつけて「三種の神器」とか書いてしまいましたが、要するに「インターネットをするときに必要なものは何?」という話題です。
皆さんはきちんと理解していますか?インターネットをするときに必要なもの。「分かるような、分からないような……」という方も多いのではないでしょうか。かくいう私も、分かっていそうで分かっていない、でも分かった気になっている奴でした。
今回のコラムを書くために勉強し直したので、もう完璧に理解していますけどね。気分はプロフェッショナルです。あっ、実際にプロフェッショナルだった。
とにかく今回は、インターネットをするときに必要なものとインターネットの仕組みを「ざっくりと」見ていきます。一体インターネットをするときに必要なものは何なのか?乞う、ご期待です。
……と煽っておいてなんですけど、先にネタばらしをしておきますね。
インターネットをするときに必要なものは
1.端末
2.回線
3.プロバイダ
の3つです。頭の片隅に置いておいてください。
それでは順番に見ていきましょう。
神器その1:端末
インターネットをするにはこれが無いと始まりません。三種の神器の一つ目は「端末」です。パソコンさんとか携帯電話さんとかスマートフォンさんとかですね。ホームページを見るためのソフトが入っていて、ぺちぺち操作することで、あなたをインターネットの世界に誘ってくれる素敵な奴です。
これについては特に書くことが思い浮かばないのですが、何か聞きたいことがあります?あっ、無いですか。それでは次に行きます。
神器その2:回線
三種の神器の二つ目は「回線」です。いわゆる「データの通り道」ですね。ISDNとかADSLとか光回線とかケーブルテレビとか呼ばれている奴等です。端末から出たデータは、この回線を通ってプロバイダ(後述します)に到着します。回線はインターネットの世界とやり取りするときのデータの通り道です。データの通り道が無いということは、必然的にインターネットは使えません。
回線の話をしていると時たま出てくる用語に「有線」「無線」がありますが「回線」と「有線」「無線」は本質的には無関係です。「回線は何使ってるの~?」と訊かれて「無線だよ~」と答えるのは間違いなのでご注意ください。
「えっ?携帯電話やスマホでインターネットをするときに使う回線は無線じゃん」と思いますか?
確かに回線には有線で使う回線と無線で使う回線があります。
有線で使う回線は普通にお家でインターネットをするときに使っている回線です。お家の壁から線が出ているアレです。
無線で使う回線は携帯電話やスマホでインターネットをするときに使う回線です。あるいはモバイルうんちゃらと呼ばれている類の回線です。
ですが、この2つは本質的には同じ物です。
有線で使う回線の端っこに機械(無線LANルータ)を付けて、途中から無線に変換することもできます。実際に有線の回線(ADSLとか光回線とか)を使っているけどお家の中では無線にしてるよ~という方も多いでしょう。私もそうです。
携帯電話やスマホはその性質上、無線でしか電話したりインターネットしたりできません。ですが、無理やり電話線をぶっ刺して有線にしても理論上は電話したりインターネットしたりできるはずです。頑張れば有線にできないことは無いでしょう。
有線と無線の違いなんて、ケーブルの中を通すか空気中を通すかの違いでしかありません。回線が道路だとしたら、有線・無線はその道路にガードレールを付けるか否かのイメージです。
回線と有線・無線は同列には並ばないのでご注意ください。
話が脱線しちゃいましたが、インターネットをするときに必要な三種の神器の二つ目は「回線」です。
神器その3:プロバイダ
さぁ、真打登場です。三種の神器の三つ目は「プロバイダ」です。
プロバイダって何かご存知ですか?
「分かるような分からないような……」という方が多いのではないでしょうか。
「Yahoo!とかOCNとかのことでしょ?」と答えた方には「では、Yahoo!とかOCNとかは何のお仕事をしているのですか?」という意地悪な質問が続きます。
ズバリ!
プロバイダはインターネットの世界の郵便局です。
郵便局は皆さんのお手紙を宛先の相手にお届けするのがお仕事です。
ピヨ太君がピヨ子さんに向けて出すお手紙は、ピヨ太君の手によって近くの郵便局に届けられ、そこからピヨ子さんの住んでいる地域の郵便局に送られ、そこからピヨ子さんの元へ配達されます。
ピヨ太君
↓
ピヨ太君の地域の郵便局
↓
ピヨ子さんの地域の郵便局
↓
ピヨ子さん
の流れです。
この流れにおいて、ピヨ太君自身がお手紙を運ぶのは近くの郵便局までですよね。そこから先は郵便局が頑張ってくれます。お手紙をやり取りするときにピヨ太君が気にするべきところは、ピヨ太君自身とピヨ太君の地域の郵便局の間だけです。そこから先は郵便局さんが責任を持って処理してくれるので、気にする必要はありません。
このような仕組みで郵便の世界は成り立っています。
郵便局のお陰でピヨ太君は全世界の人たちにお手紙を送ることができます。イギリスの友人に送りたい場合も、ピヨ太君がお手紙を持っていくのは近くの郵便局までです。そこから先は郵便局が責任を持って届けてくれます。
「イギリスの友人に送りたい場合も、ピヨ太君がお手紙を持っていくのは近くの郵便局まで」というのは大事なので覚えておいてください。後でまた登場します。
さて、話を戻します。
実はインターネットの世界も、この郵便の世界と似たような仕組みで成り立っています。
通信というのは相手と繋がっていないとできません。全世界の人とやり取りしたければ、全世界の人と線を繋ぐ必要があります。じゃあ、端末から線をいっぱい出して全世界の端末と繋ぎましょうか。そんなの現実的ではないですよね?
そこで登場するのがプロバイダです。
プロバイダは、正式名称を「インターネットサービスプロバイダ(ISP)」といって、皆さんのデータを宛先の相手にお届けするのがお仕事です。
ピヨ太君がピヨ子さんに向けて送ったデータは、ピヨ太君の契約している回線を通ってピヨ太君が契約しているプロバイダに届けられ、そこからピヨ子さんの契約しているプロバイダに送られ、そこからピヨ子さんの元へ届けられます。
ピヨ太君
↓
(ピヨ太君の契約している回線)
↓
ピヨ太君の契約しているプロバイダ
↓
ピヨ子さんの契約しているプロバイダ
↓
(ピヨ子さんの契約している回線)
↓
ピヨ子さん
の流れです。
この流れにおいて、ピヨ太君自身がデータを直接送るのはピヨ太君の契約しているプロバイダまでです。そこから先はプロバイダが頑張ってくれます。インターネットの世界でやり取りするときにピヨ太君が気にするべきところは、ピヨ太君自身とピヨ太君の契約しているプロバイダの間だけです。そこから先はプロバイダさんが責任を持って処理してくれるので、気にする必要はありません。
このような仕組みでインターネットの世界は成り立っています。
プロバイダのお陰でピヨ太君は全世界の人たちとインターネットを通じてやり取りできます。イギリスの友人と通信したい場合も、ピヨ太君が直接やり取りするのは契約しているプロバイダまでです。そこから先はプロバイダが責任を持って届けてくれます。
「イギリスの友人と通信したい場合も、ピヨ太君が直接やり取りするのは契約しているプロバイダまで」です。郵便のお話で出てきた「イギリスの友人に送りたい場合も、ピヨ太君がお手紙を持っていくのは近くの郵便局まで」と同じですよね。
これがプロバイダのお仕事とインターネットの世界のざっくりとした仕組みです。
「えっ、プロバイダと契約なんてしてないよ?」と思う方もいるかもしれませんが、インターネットをするときには必ずプロバイダとの契約が必要です。
携帯電話を使ってインターネットをしている人やモバイルうんちゃらを使っている人は、プロバイダと契約をした覚えが無いかもしれません。それは、そのサービスを提供している事業者がプロバイダを兼ねているからです。覚えが無いだけで、インターネットをしている人はみんな、プロバイダさんのお世話になっていますよ。
回線とプロバイダは、それぞれが独立した契約の場合もあれば、まとめて一つの契約になっている場合もあります。「あれ?一つしか契約していないけどインターネットが使えているよ?」な人は、一体型の契約になっているのだと思います。携帯電話とかモバイルうんちゃらは一体型のタイプですね。もしくは「インターネットも使えるよ~」なオプション契約があれば、そいつがプロバイダ契約に相当するのだと思います。
そういえば以前、某光回線サービスの営業さんが「わが社の光回線サービスに変えても、今までのプロバイダを使えますよ!メールアドレスも変わりませんよ!」と熱く語っていたのを、ふと思い出しました。「回線とプロバイダは元々別契約なんだから当たり前だろ。何を熱く語ってんだ?こいつ」と思ったのは良い思い出です。
インターネットをするときに必要な三種の神器の三つ目は「プロバイダ」です。三つ揃いましたね。おめでとうございます。これであなたはインターネットが使えます。
まとめ
今回は「インターネットに必須の三種の神器」をテーマに、思いついたことを書いてみました。
インターネットに必須の三種の神器は
1.端末
2.回線
3.プロバイダ
の3つです。
インターネット上の通信において、あなたの端末を飛び出したデータは、あなたの契約している回線を通って、あなたの契約しているプロバイダに届きます。その後、あなたの契約しているプロバイダの手によって通信相手の契約しているプロバイダに届けられ、そこから通信相手の契約している回線を通って、通信相手の端末に届くのです。
あなたの端末
↓
(あなたの契約している回線)
↓
あなたの契約しているプロバイダ
↓
相手の契約しているプロバイダ
↓
(相手の契約している回線)
↓
相手
の流れになります。
細かい仕組みの説明は省きますが、世界中のプロバイダは実質的に繋がっています。よって、あなたは世界中のプロバイダに繋がっている相手、つまり世界中のインターネットをしているコンピュータとやり取りができるのです。これがインターネットの仕組みです。
インターネットをするときに最低限必要なのは「端末」と「回線」と「プロバイダ」です。覚えてあげてくださいね。
思いつきで始めて惰性で続ける予定の「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるITコラムですが、いかがでしたでしょうか。意外と書くのに時間が掛かるので、中々重い腰が上がらないのですが、これからもちまちまと書いていこうと思います。コンゴトモヨロシク。






