[小説]僕は僕を信じて生きていた 小学生編episode 1
読者さまへ
僕(竜士)の病気発症のきっかけは23歳頃で、大親友と思ってた友達(悟)が弟(竜堂)に馬乗になり、顔面や頭を殴っているのを目の当たりにしました。悟が指輪をしていたせいか竜堂は頭頂部を数針縫いました。ちょうどその頃、僕が17歳から就職させて頂き大変お世話になった社長がガンで亡くなりました。この二つの精神的に大きなショックを受け、脳内のどこかが壊れてしまいました。過剰なドーパミンが止め処なく溢れ出てしまい、双極性感受障害になってしまいました。奇妙な行動を取ったり、激しい言動を言ったり、自分が訳も分からず人を殺めてしまうかもと思い、自ら最寄りの警察署に行き強引に留置所に泊まらせて頂きました。真夜中に精神病院に緊急入院した事もあります。閉鎖病棟に入院したのは4回。その内の二回は二週間保護室(映画で言う独房みたいな場所)にたった1人で閉じ込められ、手足も縛られ涙も拭く事も出来ず声を殺して毎日泣きました。想像を絶する程辛かったです。でも、こんなにどうしようもない僕ですが、愛する家族や友人の誰もが僕の事を心配してくれてます。なので僕は、飲みたくない大量の薬を毎晩十三錠も飲んでます。
更にその後311の地震で大津波に流されている人々を報道で見ました。かなりのショックを受けて、僕も何かしてあげたいと思いました。
例えばふるさと納税や炊き出しです。
でも、今の仕事では自分の家族を守る事で精一杯で
そこまでお金がまわりません。
どうしたら良いのかと考え抜いた結果、
そうだ特許を取得しようと思い立ちました。
家族が寝静まったのを見計らって、どうしたら特許が取れるかと、毎晩寝ずに猛勉強しました。結果9年前に特許を3件取得しました。弟と色々なところに営業しました。
しかし時代に合わず悲しくも1円にもなっていません。
じゃあ特許がダメならどうすればいいかと考えに考えた末、そうだ絵を描こうと思いました。結果、国立新美術館にも出すたびに入選しました。ところが、これまたお金にはなりませんでした。また、考えました。
そうだ!小説など一切読んだこともないのに書いてみようと思いました。夜も寝ずにペンをとってる最中です。おそらくこの状態が世に言うフラッシュバックだと思います。このフラッシュバックを利用してもう少し頑張って書こうと思います。僕は決して諦めません!僕は東北の人や能登の人々を助けたいのです。
3回目の入院の〇〇病院でお世話になった〇〇先生とは誰にも話せない事も言っています。例えば〇〇の事や鬱な時もっと上げて下さい、そうしないと絵が描けませんなどです。
僕はどこまでも先が見えない暗闇で、たった1人の精神戦争をしています。
とても寂しいです。
ちなみに自分の感覚ですが、世の中の人々の普通の精神状態が
僕にとっては鬱です。
今までの経験上、このまま行くと鬱に入ります。精神が爆上がりした分、鬱も半端じゃなく下がります。この鬱は死に値する程物凄くしんどいです。この鬱だけは避けなければいけません。
勿論家族との生活の安定が最優先ですが、やっぱり東北の人や能登の人々を助けたい思いは諦めた方がいいですか?
長々と申し訳ございませんでした。
〇〇様ご回答の程、宜しくお願い致します。
僕(竜士)は今50歳、そんな僕の半生をオリジナル歌詞と共に
面白おかしく書いた作品です。
あらすじ
小学1年生の時に出逢った学年一頭が良くて、可愛いマドンナ(翔子ちゃん)の大失態をかばう僕(後藤竜士)。その後何故か翔子ちゃんに完全無視される。小学生の卒業式まじか、翔子ちゃんが僕に封筒をくれるがその後の展開は謎のまま。封筒の内容とはいかに。
僕は中学生になり部活に励む。最恐の先輩との最悪の出会いにあうが、
後に最高の出会いにもあい僕達は音楽にのめり込んでいく。月日はながれ、僕は23歳の時に大きなターニングポイントにあう。人生最大と言っても過言ではない大きな二つの精神的ショックで精神が崩壊してしまう。僕にとって、それは暗闇へと続くたった一人の精神戦争の始まりに過ぎなかった。
小学生編 episode 1
校庭で朝礼をしている時、先生の話もろくに聞くことなく何故か水という漢字をひたすら地面をなぞっていた。何故、水という漢字だったのか不思議でしょうがない。膨大な数の漢字。何故その中で水を選んだか不明。
ただ単純に簡単なだけだったからかも知れない。
朝礼は先生の話が長すぎて、兎に角退屈だった。冬は寒いし、夏は暑いし、熱中症になる子もいた。朝礼のたびに水と言う漢字を書いていたせいか、六年生になる頃には、水と言う漢字だけ物凄く上手くなっていた。もっといろいろな漢字を書いていればよかったのにと思ったが、いや!そうではない、だから今がある。この水と言う漢字を書いていた事が、今後、僕の人生に大きな意味をなす事が、この時は想像もしていなかった。
小学校に入学して初めての真夏の授業中、猛烈な睡魔と戦っていた。僕が机にオデコがもたれかけ様とした時、何と無く床にピントがあった。ん?何故か水たまりが出来ている。しかも、どう言う訳かその水溜りは徐々に広がって来ている。水溜りの出所を探すと、学年で一番のマドンナ翔子ちゃんの椅子から滴っていた。おもむろに翔子ちゃんを見ると、今にも泣き出しそうな顔でうつむいていた。自分なんかが学年のマドンナと話そうなどそれはそれはおこがましい。通路を隔てて隣の席なのに翔子ちゃんには中々話しかける事が出来なかった。翔子ちゃんにここぞとばかりに左肩に
『ツン』・・・。意を決して、蚊が鳴く様な声で話しかけてしまった。いや話しかけた。
「しょ、翔~子ちゃん~~~・・・どうかした~~~?」
すると、何故か翔子ちゃんの顔が一瞬で真っ赤になってしまった。水たまりに目を凝らすと、うっすらと黄色がかっている。
僕は察した。翔子ちゃんは、お漏らししてしまったみたいだった。ど、どうしたらいいのかと数少ない脳みそをフル回転。時既に遅し。自然と声が出てしまっていた。
「先生!熱中症になりそうなので水筒の麦茶飲んでいいですか?」
「竜士君が?珍しいわね~。って言っても、今日の暑さは異常よね。本当に麦茶でしょうね?麦茶だったらいいわよ!うちの学校も早くエアコン導入してもらいたいわよね~。皆んなも、今日の授業は気にせずに飲みながらでいいからね!」
「あっ、ありがとうございます!」
水筒の蓋を根元から取りゴックリと一口、
「いや~~~。生き返る~!あっ」
『コテ』っとワザとらしく翔子ちゃんの机に水筒を倒した。
「ごっめ~ん!いや~本当ごっめ~ん!先生!すみません、翔子ちゃんの机に麦茶全部こぼしちゃいました」
「はぁ?・・・。竜士君は本当オッチョコチョイよね~。もう少し落ち着いて行動出来たらいいのにねっ!」
と言いながら、分厚いレンズのドブス花枝先生が翔子ちゃんの前まで来た。
「大丈夫?じゃ無いはね!保健室で体操着に着替えてらっしゃい」
翔子ちゃんは無言でロッカーから体操着を持って保健室へと足早に去って行った。
「竜士君!突っ立ってないでモップ持って来て拭いてちょうだい。自分のお尻は自分で拭くものでしょ!」
「えっ、どう言う意味ですか?」
「教えてしんぜよう。『自分で犯したミスや過ちは自分で解決しろ』って事よ!いい事思い付いたわ。授業とは全く関係ないけど、いい機会ね!これテストに出すわよ!」
『まっマジか!翔子ちゃんのオシッコを・・・。そんな事考えてもしょうがない。ここでやたら拒否しようものならばさっきの行動が全て台無し。それよりが翔子ちゃんが・・・』
この麦茶は翔子ちゃんのオシッコとブレンドされている事を誰も知らない。
