「同じ月の下に選ぶ者たち」あらすじと各話リスト
■キャッチコピー
月は、何も決めない。
それでも人は、その光の下で選び続ける。
■導入文
月は、何も語らない。
ただ、そこに在り、すべてを等しく照らしている。
その光の下で、人は選び、迷い、ときに正しさを名乗り、ときにそれを疑う。
本作は、時代も場所も異なる人物たちの対話によって構成された連作短編である。
共通するのは、ただ一つ――同じ月を見ていること。
彼らの言葉に、答えはない。
だが、その沈黙の中にこそ、人が何を選んできたのかが浮かび上がる。
■あらすじ
月は、何も語らない。
ただ、静かに照らしている。
その光の下で、人は選び、迷い、正しさをすり替え、あるいは立ち止まる。
飢えと現実に直面する者。
海を越え、欲と意地で道を切り開く者。
美を追い、他者の痛みすら素材とする者。名前を変え、自分の在り処を見失う者。
歴史に記される者と、消えていく者。役目を背負い、選べぬまま残る者。
そして、創ることの誘惑と向き合う者。
それぞれの夜、それぞれの場所で交わされる対話は、やがて一つの問いへと収束する。
――人は、何に導かれて選んでいるのか。
月は答えない。ただ、そのすべてを照らしている。
■各話リスト
第一夜
「酔い雲に月を失う」
第二夜
「月の光と耽美な夜の嘘」
第三夜
「誰が為に月を詠む」
第四夜
「月だけは知っている」
第五夜
「数えられなかった月」
第六夜
「月は見えても腹は膨れぬ」
第七夜
「月明かりの導く方へ」
第八夜
「月の魔法が、全て包む」
第九夜
「月の下の髪長娘」
第十夜
「月下宮変 唯名易義」
第十一夜
「月知其実 名為人改」
第十二夜
「名を借りる夜、月を失う朝」
第十三夜
「同じ月、違う道」
第十四夜
「静謐に月が揺蕩う」
第十五夜
「月への誘いは、甘美な冥い罠」
それぞれの夜に、異なる場所と時代がある。
↓第一夜
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