見出し画像

我が胆のうで育まれしウルル②〜町中華でトドメ〜

↓よろしければコチラから。。。

トドメは突然やってきた。

2023年10月14日(土)
痛みとの初戦から2日後である。
前日の金曜日はすこぶる元気で
昨夜の超大戦が嘘のようだった。
そこで油断してしまったのだ、私は。
というか、あの苦しみが完全に頭から消えていた。

あろうことか、弟と仲良く
町中華の食べ放題に行ったのだ。
制限時間3時間の食べ放題+飲み放題
お値段3,000円(女性料金)。
最高じゃん。土曜の夜だもん。
明日は週で唯一の1日休だもん。

20時半入店。
早速メニューを開いていろいろ頼む。
・エビマヨ
・麻婆豆腐
・キクラゲと胡瓜のやつ
・エビチリ
・チャーハン
・罪悪感軽減のウーロン茶

さすが中華。
注文から出てくるまでが早い。
パクパク食べ始めた。

21時手前。
その時は突然やってきた。
みぞおちにメイウェザー再来。
蘇る2日前の記憶・痛み。
それらとともに確信する
「胃薬最強説」
だって前々日の夜
飲んで寝たら治っていたのだから。

しかし手元には無い。
家まで車で5分。
弟に言った。

「とりあえず胃薬飲んできていい?」



店に弟を一人残し、
私は若干猫背になりながら
一旦家に戻った。

薬を取り出して口に入れ
左手を腰に添えて一気に水で流し込んだ。

これでもう大丈夫。私、MUTEKI

すぐ駐車場に戻り、
店へと車で走り出した。

よっしゃー。次何食べよう。
トマトと卵のやつ?
ホイコーロー?
メニューのことを考えた。
それとは裏腹に
胃の中のメイウェザーがどうも鎮まらない。

気のせい。気のせいだ。
だって昨日は勝ったじゃん。

店に着いた。
テーブルいっぱいに並べられた皿の前で
弟は黙々と食べていた。

ジャイアント白田?

サイズ的にもヤツはそんな感じだ。

残すと別料金が発生する。
このテーブルにあるものは
全て食べなきゃならない。

お箸を手に取った。

・・・進まない。
痛みで手が震える。
待って。私は食べるのが大好き。
このお店の餃子、まだ食べてない。
震えながら口に運ぶ。
飲み込めない。

「ごめん。頑張って。」

弟に言った。

「は?!無理だろ!食え!」

と彼は反論したが、
いつもとあまりにも違う私の様子を見て

「ん〜。頑張るけどさ〜。」

と、少しトーンダウンした。
私もあぁ言ったものの、少し頑張った。
でもそれがトドメとなった。
3時間食べ放題はお開き。
とにかく弟には頑張ってもらって
残しはなし。
22時前に店を出た。

限界を超えて食事を平らげてくれた弟を
車で送る最中も
痛みは治まる様子がなかった。
それどころか酷さを増していく。
こんな痛み初めてだ。
10分後、どうにか家に着いた。

出よ!我が腹に宿りし魔物!

いろいろな体勢で寝てみる。
全然良くない。
「う〜う〜…う〜…」という私の唸り声に
いちいち猫たちが「にゃー」で返してくれる。
カワイイ。
ベッドでのたうちまわる私を囲むように
2匹が覗き込む。
顔の近くで猫が突然顔をブルっとさせた。
鼻水なのかヨダレなのか分からんものが飛んできた。
聖水?
エクソシストかよ。

吐き気がしてきた。
なんか禍々しいものが出るかもしれん。
むしろそれで良い。
この痛みが止むのなら。

やばい!吐く!
私はトイレに駆け込んだ。
「これでもう大丈夫かもしれない」
苦しみながらも、少し気持ちが楽になっていた。
吐いちゃえばこっちのもん。

…が!どうにもならんかった。
痛みは消えない。
気が遠くなる。
時刻は23時45分。
決断の時である。

つづく

――――――――――

シリーズはこちらから読めます✨
スキ❤️で応援していただけると嬉しいです。
👇
📚 『我が胆のうで育まれしウルル』全話まとめ

👉 ①初めてのウルル爆誕
👉 町中華でトドメ編 ←今ココ
👉 ③救急外来編
👉 ④痛みレベル10の夜編
👉 ⑤私の中のジェイソン・ステイサム編
👉 ⑥手術前夜編
👉 ⑦ワーカホリック・ゾンビ編
👉 ⑧サヨナラ、ステイサム編
👉 ⑨回復室編
👉 ⑩YouShock!
👉 ⑪番外編
👉 ⑫ダンサーは突然に編
👉 ⑬プロの現場編
👉 ⑭おほーほ先輩編
👉 ⑮優雅な朝かもしれん編
👉 ⑯新スペック装備編
👉 ⑰ステイサム再降臨編
👉 ⑱最終話・○○女子爆誕編
👉 18.1 おまけ・「こぼれ話」編
――――――――――
読んでいただきありがとうございます。
また次回!

いいなと思ったら応援しよう!