心配性な藤枝先生の投資入門講座~こんにちは、ボラティリティ~ #14
(↑こちらが最初です。ぜひ、最初からお読み下さい。)
第13章 市場の洗礼
2026年7月16日 午前9時30分(A国現地時間)/ 同日午後10時30分(日本時間) A国大統領のX投稿
@PresidentA_Official
Fellow citizens of Nation A! To protect our national security and economy, I announce these URGENT measures:
• 25% additional tariffs on automobile imports from Nation B due to their SERIOUS failure in drug control policies
• 50% additional tariffs on semiconductor imports from Nation C due to MAJOR security concerns with their products
Both measures take effect IMMEDIATELY from July 17th. Nation A First!
9:32 AM · Jul 16, 2026
【翻訳】
A国民の皆さんへ!我が国の安全保障と経済を守るため、以下の緊急措置を発表します:
• B国の麻薬問題対策の深刻な不備を受け、同国からの自動車輸入に対し25%の追加関税を課します
• C国製半導体製品の重大なセキュリティ懸念により、同国からの半導体輸入に50%の追加関税を課します
両措置とも7月17日より即座に発効。A国第一!
2026年7月17日 午前9時(C国現地時間)/ 同日午前10時(日本時間) C国政府定例記者会見
C国外交部報道官:「A国政府の一方的で不当な関税措置に対し、我がC国政府は強く抗議します。我が国の半導体製品にセキュリティ上の問題は一切ありません。A国の措置は明らかに国際貿易ルールに違反する保護主義的行為です」
記者:「具体的な対抗措置はありますか?」
報道官:「C国政府は、A国からの半導体輸入に対し55%の追加関税を課すことを決定しました。こちらも7月17日より発効いたします。我々は平和的解決を望みますが、不当な措置には断固として対応します」
2026年7月17日 金曜日午後(第11回講座)
「皆さん、こんにちは。今日のテーマは『投資初心者の失敗事例と学び』です」
藤枝の声がオンライン画面から響いた。7月も後半に入り、夏本番を迎えている。画面には4人の学生の顔が並んでいるが、いつもと様子が違っていた。
藤枝は学生たちの表情に今朝のニュースの影響を感じ取った。経済ニュースが日常生活に与える影響を、彼らなりに体感し始めているのだろう。
「まず今週の感染状況ですが、素晴らしいニュースがあります。全国的には日々6千人程度の新規感染者で、先週の8千人からさらに大幅減少です。大学では現在8名ほどの感染者が確認されているのみで、先週の15名から半減している状況です。ついに一桁台まで減少しましたね」
「やった!」
「ついに一桁台!」
「長いトンネルでしたが、ようやく出口が見えました」
「良いですね」
学生たちから歓声が上がった。
「そして、皆さんにお伝えしたいのは、来週7月24日の最終講座は対面で実施する予定です!」
今度はさらに大きな歓声が画面から響いた。
花音が特に興奮した様子で身を乗り出した。
「えー!やった!岡田君と初めて直接お会いできますね!」
優佳も同じような調子で言った。
「対面で授業を受けるの、なんだか新鮮に感じそうです」
岡田は謙遜するように軽く手を振った。
「僕も皆さんと直接お会いできるのを楽しみにしています。皆さんにとっては3ヶ月ぶりの対面講座ですね」
「4月17日の第2回以来ですから、本当に久しぶりですね。感慨深いものがあります」
しかし、村上だけは画面を見つめたまま、うつむき加減になっている。いつもなら興奮気味に反応するはずなのに、今日は様子が違っていた。
藤枝は村上の様子が気になった。講義の後で声をかけてみる必要があるかもしれない。
そう思いながら藤枝は講義を始めようとした。
「さて、今日は投資初心者がよく陥る失敗について学び、それを避ける方法について——」
「先生」
村上が突然口を開いた。いつもの元気な声とは違い、沈んだ調子だった。
「はい、村上君」
「僕...FANG+を売却しようと思います」
画面の向こうで、他の学生たちが驚いたような表情を見せた。
「村上君、どうしたんですか?」花音が心配そうに聞いた。
「今朝のニュース、見ましたよね?」
村上の声が震えていた。
「昨日の夜と今朝の関税の件です。FANG+に入ってるAppleとか、NVIDIAとか、みんな影響受けるじゃないですか。もう、どんどん下がっていくと思うんです」
優佳が落ち着いた声で言った。
「村上君、でも長期投資って習いましたよね?」
「そうです!」村上が声を上げた。「でも、これは違います。政治的な問題で、技術関連の株が全部ダメになるかもしれないんです。今売らないと、もっと損失が大きくなる...」
岡田が穏やかに声をかけた。
「村上君、気持ちはよく分かりますよ。でも、少し冷静になりませんか?」
「岡田君は余裕ですよね!オルカンだから影響が少ないし...」村上の声に少しとげがあった。
画面の向こうで、気まずい空気が流れた。
藤枝が静かに口を開いた。
「村上君、実は今日のテーマにぴったりの状況ですね」
「え?」
「『投資初心者の失敗事例と学び』。まさに今、君が体験していることです」
藤枝は画面共有を切り替えた。
「今日の講義内容は来週に回しましょう。代わりに、村上君の状況を皆さんで考えてみませんか?」
「先生...僕、失敗してるんですか?」
「失敗しそうになっている、と言った方が正確かもしれません。でも、まだ間に合います」
「先生、私たちも一緒に考えたいです。村上君を助けたい」
「村上君、一人で抱え込まないで」
「僕も同感です。みんなで投資を始めたんですから」
学生たちは一丸となっていた。
「では、まず状況を整理しましょう」
藤枝は冷静に分析を始めた。
「昨日のニュースは確かに大きなインパクトがありました。半導体関連株、特に米中貿易に関わる企業は短期的に影響を受けるでしょう」
「やっぱり...」村上がうなだれた。
「でも、村上君。君はいくら投資していましたか?1万円ですよね」
「いえ、20万円です...」
「え??」
藤枝は耳を疑った。先週は確かに『1万円』と言っていたはずだった。
「1万円だったのではないですか?」
「実は、注意されると思って1万円と言いましたが、どうせ投資するなら、自分は若いし、複利に影響するし、と考えて、20万円を投資しました」
藤枝は村上の説明を聞きながら教育者としての責任を深く感じた。学生が嘘をついてまで投資額を増やしていたという事実に、指導の難しさを痛感する。
「...そうだったのですね。嘘を付くのは良くないですが、一旦それは置いておいて、その20万円は君にとってどのくらい重要な金額ですか?」
村上が考え込んだ。
「...奨学金返済用としてバイトで貯めた手持ちのほぼ全額です」
花音が理解したように言った。
「ということは、余裕資金ではなかった...」
藤枝は極力落ち着いたトーンで話そうとした。
「そうです。村上君が投資したのは余裕資金ではないと思われる額です。認識は合いますか」
「はい。余裕資金以上で投資していました。すみません」
「村上君には、ちょっとキツく聞こえるかもしれませんが、ここまでの状況を客観的に整理してみましょう」
藤枝は画面共有しているスライドに文字を書いた。
『・村上君は余裕資金以上の額での投資したものが、予想外に下落しようとしていて感情的になっている』
「次に、投資の目的を思い出してみましょう」
藤枝が質問した。
「村上君、君がFANG+を選んだ理由は何でしたか?」
「...テクノロジー企業の長期的な成長に期待して、でした」
「その判断は、昨日のニュースで根幹は変わりましたか?」
村上が考え込んだ。
「...でも、関税がかかったら業績に影響が...」
優佳が口を開いた。
「村上君、関税って永続的なものなんでしょうか?」
「え?」
岡田が補足した。
「政治的な問題は、政権が変われば政策も変わります。でも、テクノロジーの進歩は止まりませんよね」
花音も頷いた。
「AppleやGoogleが、関税があるからって事業をやめるわけじゃないですよね」
藤枝は画面上のスライドに文字を追記した。
『・政治的な問題で長期及ぶものと想定されていない変化→FANG+のテクノロジーの進化・発展への影響は短期間に限定されると推定』
村上の表情が少しずつ変わってきた。
「もう一つ重要なことがあります」
藤枝が続けた。
「村上君、君は今、何に基づいて判断しようとしていますか?」
「...今朝のニュースです」
「そのニュースは、いつの情報ですか?」
「昨日の夜と今朝です」
「つまり、昨日までなかった情報で、数ヶ月後、数年後の判断を変えようとしているということですね。しかも、既に市場に織り込まれた後のタイミングで」
村上がはっとした表情を見せた。
「村上君が購入したのは、投資信託のFANG+ですよね。今、仮に売却(換金)したとして、いつの時点の金額になるか把握していますか」
「わ、わかりません」
「正確には確認したほうが良いですが、FANG+のような国外を対象とする投資信託だと"申込受付日"の翌営業日のことが多いです」
藤枝の冷静な指摘は続く。
「その申込受付日についても締切時間が決まっています。おそらく本日はもうその締切時間を過ぎています。つまり下がる前に売却はできず、下がったことが確定した状況下での売却となるのです」
藤枝はスライドに文字を追記した。
『・対象の金融商品は投資信託であり、価格反映前に売却するのは現実的に不可能』
村上はうなだれた。
「そんなに落ち込まないでください。長期投資では、短期的なニュースに振り回されないことが重要です。特に政治的なニュースは、感情的な反応を引き起こしやすいものです」
藤枝は村上の気持ちが落ち着いてくれることを願いながら説明を続けた。
その時、PCのスピーカーから少し熱を帯びた声が聞こえた。
「慎也...、聞いてくれ、慎也」
岡田が真剣な顔をして村上に声をかけた。
「実は僕も、以前同じような経験があるんだ...」
「岡田君が?」花音が驚いた。
岡田は少し躊躇してから、深く息を吸って話し始めた。その顔は少し紅潮しているようだった。
「皆さんには正直に話していなかったことがあります...」
村上は顔を上げていた。
「実は僕が投資を始めたのは高校2年生の時なのです。とあるきっかけがありまして。そして最初は本当に順調だったんです。今思えば完全に運が良かっただけなのですが短期売買で成功したんです。そして、その運を実力と勘違いして調子に乗ってしまって...3年生のときには『もう大学に行かなくてもいいかも』なんて思うほどになっていました」
学生たちが息を呑んだ。
「でも、3年生になった夏の8月に大きな市場暴落があって、僕は『これは長期間続く大暴落だ』と思い込んでしまったんです。そして感情的になって、信用取引で売りポジションを取ってしまって...」
「信用売りですね...」藤枝が呟いた。
「でも、市場は思ったより早く回復して、レバレッジをかけた売りポジションで大きな損失を出してしまいました。それまでの利益も含めてほとんど全部失ったんです...」
岡田の声が少し震えていた。
「そのショックで勉強も手につかなくなって...。2年から勉強をおろそかにしたので間に合わなかったということもありますが、大学受験にも失敗しました。一年浪人することになったのも、その投資の失敗が大きな原因の一つでした。我ながら、ひどい言い訳ですが」
「そんなことが...」優佳が驚いた。
「僕は両親から『お金の話は下品だから軽々しく他人にするな』として育てられてきました。そして、投資で失敗したことを知った親からは、更に『投資で失敗したことは恥ずかしいことだから、人に話すものじゃないぞ』って念も押されてきていたのです」
岡田が苦笑いを浮かべた。
「だから、皆さんには『書籍で少し知っている程度』って言ってたんです。本当は失敗した経験があるのに...申し訳ありませんでした」
花音が温かい声で言った。
「岡田君...謝らないで。むしろ、教えてくれてありがとう」
「そうです」優佳も頷いた。「岡田君も同じような経験をしてたなんて...」
「その経験があるから、今は市場の急変時こそ冷静に判断するよう心がけているんです。そして、恐怖や不安による感情的な判断がどれだけ危険かを身をもって知っています」
岡田が村上を真っ直ぐ見つめた。
「慎也、僕と同じように感情で判断するような失敗をして欲しくないんです。あの時の僕と違って、君には仲間がいます。一人で抱え込まないで」
岡田の告白により、村上だけでなく、全員が貴重な学びを得ている様子が伝わってきた。藤枝はそんな学生たちの議論が終わるのを待って、敢えてゆっくりした口調で言った。
「村上君...君は今、投資初心者が陥りやすい『パニック売り』をしそうになっています」
「...でも、仲間の助けで冷静さを取り戻しつつある」
村上が深呼吸をした。
「先生...僕、どうしたらいいでしょうか?」
「客観的に状況を確認しましょう。画面を見てください」
・村上君は余裕資金以上の額での投資したものが、予想外に下落しようとしていて感情的になっている
・政治的な問題で長期及ぶものと想定されていない変化→FANG+のテクノロジーの進化・発展への影響は短期間に限定されると推定
・対象の金融商品は投資信託であり、基準価額への反映前に売却するのは現実的に不可能
「確認できたら、15分休憩を入れますので、まず一度画面から離れて深呼吸をしてみてください。そして、自分の投資の目的と期間を思い出してください」
「投資は感情的に行うものではありません。冷静な分析の上での判断が必要です」
「もう少し言うと、投資には絶対はありません。仲間のフォローや冷静な分析は判断材料です。最後は村上君、君が判断するのです」
藤枝の指示で急遽実施した15分の休憩が終わった。
藤枝とはこの休憩で村上が冷静さを取り戻してくれることを願った。他の学生たちも同じ気持ちと思われる。
村上が画面に戻ってきた。表情が明らかに落ち着いていた。
「皆さん、ありがとうございました。冷静になれました」
「どうですか?」藤枝が聞いた。
「売却は...やめます」
「損失についてファンドのリスク情報を考慮すると、多く見ても3割程度です。つまり、下がったとして6万円程度の損失です。僕にとって6万円は正直かなり大きい額ですが、生活に致命的な影響を与えるほどではないですし、テクノロジー企業の将来性は変わっていないと思います。それに、皆さんの言うとおり、政治的な問題は永続的じゃないかもしれません」
花音が嬉しそうに言った。
「良かった!」
優佳も頷いた。
「冷静な判断ができてすごい!」
岡田が微笑んで言った。
「賢明な判断だと思います」
藤枝も頷きながら村上に向かって言った。
「良い判断ができたと思います。ちなみに、先程基準価額が更新されていましたが、3割ではなくて18%程度の下落でしたよ」
村上は18%という数値を聞いて少し微笑んだ。
「大切なことなので繰り返しますが、投資に絶対はありません。残念ながら、今回の村上君の判断が正しいかどうかは現時点ではわかりません。ただし、感情的な判断よりも冷静な分析の上での判断の方が、良い結果を生みやすいとは言えます」
藤枝がまとめに入った。
「今日は予定していた講義内容は実施できませんでしたが、もっと価値のある学習ができたと思います」
「村上君が体験したのは、『投資初心者の失敗事例』の典型例です。これは来週振り返りましょう」
「でも、君は仲間の助けで、その失敗を避けることができました」
「投資で最も重要なのは、感情をコントロールすることです。そして、可能であれば一人で判断せず、客観的な意見に触れるために信頼できる人と相談することです」
「なお、これは村上君だけでなく、皆さんに向けて念のため言っておきますが、下落時に損切りするな、ということを言いたいわけではありません。当然、リーマンショックなどの根拠のある下落局面では早期に損切りをしたほうが良いことも発生し得ます」
学生たちが深く頷いていた。
「来週は、今日の経験も踏まえて、改めて『投資初心者の失敗事例と学び』について学習しましょう」
「そして何より、来週は3ヶ月ぶりの対面授業です。皆さんと直接お会いできることを楽しみにしています」
「では、今日はここまでにしましょう。村上君、今日はよく頑張りました」
「先生、皆さん、本当にありがとうございました」
村上の声は、最初とは全く違っていた。
「みんなでサポートし合えて良かったです」岡田が微笑んだ。
「村上君、また何かあったらすぐに相談してね」花音が声をかけた。
「ありがとう。今度は一人で抱え込まないようにします」
「では、7月24日の最終講座でお会いしましょう」
「ありがとうございました」学生たちが口々に挨拶した。
学生たちが退出していく中、藤枝は一人画面の前に残された。
今日は予定外の展開だったが、学生たちにとって最も価値のある学習になったと思う。
村上が実際に『失敗事例』を体験し、それを仲間の助けを借りて乗り越えた。理論だけでは学べない、貴重な経験だった。
ただ、今回の岡田の投資失敗の告白により、岡田の人間的な魅力がより明確になったことも感じていた。
他の学生との関係性が確実に濃くなっている。来週は対面講座。藤枝のこちらの心配は減ることはなかった。
藤枝はため息をついて窓の外を見た。真夏の夕日が赤みを帯びていた。
藤枝は少し冷静になり、PCの画面を見ると関税のニュースで大統領の顔があった。
「それにしても、あの人はむちゃくちゃするなぁ...何度目だよ...。あの国の中で何とかできないのかな...」
同日夜 村上家
「慎也、お疲れさま。どうだった?」
村上の母が台所から声をかけた。
「うん...今日は大変だったけど、いろいろ学べた」
村上は少し疲れた表情でダイニングテーブルに座った。
「投資の方は大丈夫?」
「実は...昨日のニュースで、すごく動揺しちゃって。売ろうかと思ったんだ」
母の手が止まった。
「大丈夫だったの?」
「うん。先生と、一緒に学んでる仲間が助けてくれた」
村上は今日の出来事を母に説明した。感情的になりかけたこと、仲間に支えられたこと、冷静さを取り戻せたこと。
「良い仲間がいるのね」
「そうなんだ。一人だったら、きっと失敗してた」
村上の母は息子の成長を感じながら、温かい夕食を用意した。
「お金のことだけじゃなくて、人として成長してるのがよく分かるわ」
「ありがとう、母さん。来週は最後の講座なんだ。みんなに直接会えるのが楽しみだよ」
村上の表情は、朝とは全く違っていた。不安と動揺は消え、仲間への感謝と、投資への新たな理解に満ちていた。
花音の日記(7月17日)
村上君が大変だったけど、みんなで支えられて良かった!岡田君の失敗話を聞いて、もっと好きになっちゃったかも。ついに対面で会える!!
#01, プロローグ, https://note.com/chokozai/n/n7c341cddedc4
#02, 1章, https://note.com/chokozai/n/n21181a368ec3
#03, 2章, https://note.com/chokozai/n/n0a68b769a8dd
#04, 3章, https://note.com/chokozai/n/n57828d00edb3
#05, 4章, https://note.com/chokozai/n/n21b8ac2af8be
#06, 5章, https://note.com/chokozai/n/n42cd7f162fde
#07, 6章, https://note.com/chokozai/n/n2e058ee72421
#08, 7章, https://note.com/chokozai/n/nbb54d76f3a23
#09, 8章, https://note.com/chokozai/n/neda9d56fcf79
#10, 9章, https://note.com/chokozai/n/n74b172c91069
#11, 10章, https://note.com/chokozai/n/nacafa95d046b
#12, 11章, https://note.com/chokozai/n/n89af353420e1
#13, 12章, https://note.com/chokozai/n/n6e2b703b9166
★#14, 13章, https://note.com/chokozai/n/n394f01a5e278
#15, 14章, https://note.com/chokozai/n/n3ee776f29d13
#16, 15章, https://note.com/chokozai/n/n44b39117da51
#17, エピローグ, https://note.com/chokozai/n/naf7a4ec3e2ac
