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♠︎37 頭の中は大忙し

午後の自由遊び

ブロックで迷路を作っていたAくんが立ち止まる

「あれ…入口どこだっけ?」

保育者が声をかける

「さっき通った道を思い出してみようか」

Aくんは少し考えて

「ここを曲がって…わかった!」

と笑顔で迷路を進み始めた

その横では別の子が文字カードを並べながら、

「これ"りんご"って読むんだよね?」

とうれしそうに聞いている

その様子を見ながら保育者がぽつり

「どっちも頭を使ってるけど同じ力…でしたっけ?」

その疑問に園長が

「うーん、少し違いますね」

「"りんご"って読めるのは経験や学びで増えていく結晶性知能だよね」

「思い出しました!
青年期以降に低下していくことはないってものですよね」

「語彙や社会的知識など
学習経験の影響を受けやすく流動性知能は高齢期まで緩やかに増加するってわけではない」

「Aくんが迷路を思い出しながら考えていたのは…?」

「その場で情報を一時的に覚えて整理するワーキングメモリ(作業記憶)が働いているんだと思うよ」

「残念なことにこれは中年期以降に衰退するのよ」

子どもたちの遊びには

考える力も
覚える力も
それぞれ違う形で育っている


一緒にお読みください。保育のポイントも載ってます!



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