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名詞の不可算・可算(単数・複数)⑦-8:臓器(内臓)3[医学英語]

副題:可算不可算の理想と現実(英文法の理想と現実)

名詞の不可算・可算(単数・複数)[UC(SP)]の深掘り

「可算不可算単複で混乱が生じる英語の名詞」の深掘り。この⑦シリーズでは、引き続き科学英語の中でも特に存在感の大きい医学英語を整理。今回の「臓器(内臓)3」は、前回よりも単語の難易度(レア度)がさらにアップ。

臓器(内臓)の深掘り第3弾:今回は主にこれまでの復習と専門用語の追加
※理系用語の代表例のような臓器名、前回よりもさらに専門的で医療・生命科学関係者以外の方には聞きなれない単語が増加

【前記事の検証内容】
 臓器名は可算Cか不可算Uか?
 臓器名の不可算U・可算C(単数S・複数P)はどう決まる?
  医学的な知識と英文法の知識の両方が必要(当然と言えば当然)
 英文法の範囲で考察すべきポイントは、
  1. 『英語名詞は「C:数える・U:数えない」のシンプルな2分類』が定番説明
   もっともらしいが本当? CUなんて無いほうが実はもっとシンプルなのでは?
  2. 英語はなぜこんなにU・C(S・P)の使い分けが面倒なのか?
   「ごく僅かな形の違い」で意味を使い分ける英語の特徴を正しく理解

この記事に対するコメントは不要です。ご質問はUNIPAのQ&Aからお願いします。


今回は専門性が強くて演習が難しいので、単語に慣れてもらうことを優先して新規の問題演習はなし

★内臓1【復習】:よく使われる表現1つとレアな表現1つ
 internal organs(一般用語だが医学でも多用、普通この複数形で使われる)
 viscera(専門用語:これが複数形、単数形viscusはレア)
  口語では「腸・はらわた」の意味も
★内臓2【復習】:さらにレアな表現や口語表現(医学用語ではないものも)
 visceral organ(visceral:名詞viscus/visceraの形容詞化) 
 bowels, guts(腸の複数形:単数形はbowel, gut)
  bowelもgutも複数形で内臓(≒はらわた)の意味
 innards(口語、複数形のみ:いわゆる常時複数形)
 entrails(口語、複数形のみ:いわゆる常時複数形)
【「内臓」表現に関しては一旦終了】
★個別の臓器1【復習】:医者ではない一般人も知っている臓器を中心に
 心臓:heart
 肺/肺臓:lung
 胃:stomach(一般用語), gaster(専門用語だがレア、形容詞gastric)
 腎臓:kidney
 大腸:large intestine
 小腸:small intestine
 肝臓:liver
 虫垂:appendix (vermiform appendix)
 肛門:anus
★個別の臓器2:やや専門的な医学用語(一般人でも何とか知っているレベル)
 甲状腺: thyroid gland
 気管:trachea(専門用語), windpipe(口語)
 食道:esophagus[米]/oesophagus[英](専門用語), gullet(口語、レア)
 結腸:colon
 直腸:rectum
 十二指腸:duodenum
 盲腸:cecum(専門用語), blind gut(口語)
 胆嚢:gallbladder
 膵臓:pancreas
 脾臓:spleen
 副腎:adrenal gland
 横隔膜:diaphragm
 膀胱:(urinary) bladder
 子宮:uterus
 精巣/睾丸:testis, testicle

★個別の臓器3:専門的な医学用語(日常生活で触れる機会がほぼないはず)
 腸の細分類
  横行結腸:transverse colon
  下行結腸:descending colon
  上行結腸:ascending colon
  空腸:jejunum
  回腸:ileum
  S状結腸:sigmoid colon

★その他:今後の記事で整理する予定
 
 神経系
 血管系
 骨格系
 筋肉系


復習問題
① 動物名詞を不可算にすると意味が変わるか変わらないか? 変わるとすればどう変わる?(法則性はある? 動物ごとにケースバイケース?)
② 臓器(内臓)名詞を不可算にすると意味が変わるか変わらないか? 変わるとすればどう変わる?(法則性はある? 臓器(内臓)ごとにケースバイケース?)


 これまでの臓器(内臓)記事では、和英共通に見られる「内臓」表現の多様性と、学校英語でも有名な「動物肉」問題の応用とも言える「内臓肉」問題を取り扱いながら、専門的な臓器(内臓)表現をご紹介してきました。学校英語ではあまり扱われない理系用語のようですが、文系にとっても非常に重要。日本語では問題にならないのに英語では大問題になる「文法的に可算名詞なのか不可算名詞なのか?」の理解を深めるお役に立てれば幸いです。

 いわゆる学校英語や学術英語で整理しきれていない部分を考えてもらうための教材、英語の「名詞の不可算・可算(単数・複数)の理想と現実」問題が少しでも伝われば幸いです。

 授業ではちゃんと解説しますが、一般公開はここまで。あちこちにヒントを散りばめてあるので、非受講生の方は辞書を引いたり自分で調べたりして考察してみてください。


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