第七十回:真実はいつもひとつ!……じゃないよね
今日は2021年5月21日です。1ヵ月半ぶり?かな?くらいのコラム更新です。最近は「ダイエットしなくっちゃ(--;」という気持ちと「新型コロナもまだ流行っているし免疫力を上げるのが大事!栄養のある物をしっかり食べなくっちゃ!」という気持ちが、せめぎあっています。そして、たいていの場合は後者が勝って、美味しい物をパクパク食べています。ぶっちゃけ、かなり自由な食生活を送っていますね。そんな与太話をしたところで、今回もゆるく行ってみましょう。超不定期連載「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるITコラムでございまぁす。このコーナーでは、各用語の説明ページでは取り上げにくいIT関連のネタをテーマに、だらだらと思いついたことを書いていきます。みなさんが「あぁ、なんか役に立ちそうな気もするけど、役に立たないかなぁ。でも、もしかしたら役に立つかも」と思える情報を発信できるように頑張ります!
はじめに
栄えある七十回目のテーマは……ピヨピヨピヨピヨ(ぴよぴよ的ドラムロール)……じゃん!
真実はいつもひとつ!……じゃないよね
です。
ITとは関係ありませんが、どーんまい。
今の世の中は「答えを探す」力よりも「答えを作りだす」力の方が重要です。
そのため、1つの物事をいろいろな角度から見ることが大事になっています。
今回のコラムでは、そこら辺のあれやこれやについて書いてみます。
なお、お忙しい人向けに先に結論を書いておくと
真逆な考えも「一理ある」場合が多いから、今思っているのとは逆の考え方もあえてしてみると多角的な視点で物事を見られるよ
です。
最後まで読んでくださる方は、この結論を知らないことにして読み進めてください。
思考実験その1
今回のコラムでは、いくつか思考実験をやってみます。
まずは1つ目です。
お題は
投資の世界には「卵は一つのカゴに盛るな」という格言があります。これってホント?
です。
「卵は一つのカゴに盛るな」という格言はリスク分散(分散投資)の大事さを説いています。
すべての卵を一つのカゴに盛ると、そのカゴを落としたときに、すべての卵が割れてしまいます。

複数のカゴに分けて盛っておけば、カゴを(1つ)落としたとしても、別のカゴに盛った卵は割れません。

1つのカゴにまとめて卵を盛るより、複数のカゴに分けて盛った方が、カゴを落としたときの被害が少なくて済むよね?という理屈です。
実は、ですね。
私は昔から、この格言に対して「う~ん……そうなのかなぁ?(--ゞ」と疑問を感じているのです。
理由は、複数のカゴに分けて盛ると、管理するべきカゴの数が複数になるので、カゴを落とす可能性が上がる気がするからです。
例えば、そうですね。
ここに箱が5つあったとしましょう。

ピヨ太君がケーキを3つ持っています。

ピヨ子さんがピヨ太君のケーキを狙っています。
ピヨ太君はケーキを箱の中に隠すことにしました。

1つの箱に3つのケーキを隠すのが、1つのカゴに卵を盛るやり方です。

3つの箱に1つずつケーキを隠すのが、複数のカゴに分けて卵を盛るやり方です。

ここで、ピヨ子さんは箱を1つだけ開けると仮定します。
ピヨ子さんが開けた箱の中にケーキがあったら、ピヨ子さんはその箱に入っているすべてのケーキを食べてしまいます。

この条件下において、あなただったら
1.1つの箱に3つ隠す
2.3つの箱に1つずつ隠す
の、どちらを選びますか?
1つの箱に3つのケーキを隠した場合、ピヨ子さんにケーキを食べられる可能性は5分の1(20%)です。
ただし、ピヨ子さんが開けた箱にケーキが入っていた場合は、ケーキを3つとも食べられちゃいます。
3つの箱にケーキを1つずつ隠した場合は、ピヨ子さんにケーキを食べられる可能性は5分の3(60%)です。
ただし、ピヨ子さんが開けた箱にケーキが入っていた場合でも被害はケーキ1つで済みます。
並べて書くと
1つの箱に3つ隠した場合:20%の確率で3つ食べられる
3つの箱に1つずつ隠した場合:60%の確率で1つ食べられる
です。
人それぞれの考え方はあるでしょうが、3つの箱に1つずつ隠す(複数のカゴに分けて卵を盛る)方が必ずしも良いとは言えなくないですかね?
思考実験その2
2つ目のお題です。
定期収入って大事なの?
です。
「定期収入は大事」と考える人は多いですよね。
フリーランスになったばかりのITエンジニアの方とかは、よく定期収入を求めて長期で働ける案件を探したりします。
ところがどっこい、私は「定期収入なんてクソくらえ!」と思っています。
今は労働時間に対して報酬が発生するような働き方をしていないので遭遇しないのですが、以前は「これは長期の案件なので、少し単価を下げてもらえませんか?」みたいな交渉をされることがありました。
「これは長期の案件だよ。あなたの収入が安定するよ。やりたいでしょ?だから安くして」という理屈なのでしょう。
そのような交渉をされる度に私は思うのです。
「えっ?イヤです(--)だって私にメリットがないじゃん」と。
だって、考えてみてくださいな。
1.単価が月50万円で1年間続くお仕事
2.3ヵ月で1,000万円のお仕事
だったら、2の方が良いですよね。
1は50万円×12ヵ月で600万円しかもらえません。
2は1,000万円ももらえます。
2の方が収入が多いです。
収入を得られる期間のみに注目して「1は1年間毎月収入が入るけど、2は3ヵ月間しか収入が入らないなぁ。よし!1にしよう」のような考え方をする人は、かなりの少数派でしょう。
ぶっちゃけ、定期収入かどうかなんて、どうでもよくないですか?
大事なのは「そのお仕事でトータルいくらもらえるか?」でしょう。
※私は時間単価を一番重要視しているので、実際には「そのお仕事にはどれくらいの時間を取られて、それに対していくらの収入が発生するか?」という考え方をします。
改めて問います。
定期収入って、そんなに大事?
思考実験その3
3つ目のお題です。
日本人向けのサービスは(少子高齢化している)日本人の数が上限だから先細り。これからビジネスをやるなら世界に向けてやるべきだ!は本当か?
です。
過激な物言いをする方は「日本はオワコン」なんていう言い方をしたりもしますよね。
「これからのビジネスは世界を相手にやるべきだ!」みたいな話を、ちょいちょい見聞きします。
それに対して、個人的には「必ずしも、そうは言えないんじゃない?」と思っています。
私は世界情勢的なことに疎いので見識不足な点はあるでしょうけどね。
だって、世界に目を向けたら世界中の人・会社がライバルになるじゃないですか。
日本人向けなら、日本語を知っている人・会社のみがライバルです。
世界に目を向けることで市場規模は大きくなるでしょう。
ですが、それに付随して強い競争相手も増えます。
「うちは世界のやつらと渡り合えるぜ!」な大企業ならともかく、力のない人・会社がむやみやたらに世界に目を向けても、蹴落とされるだけだと思うのです。
あなたは世界に目を向けることが良いことだと言いきれますか?
思考実験その1の2
上の方で
投資の世界には「卵は一つのカゴに盛るな」という格言があります。これってホント?
というお題で考えてみました。
先ほどの私は「卵は一つのカゴに盛るな」が正しいとは限らない、と言いました。
でもね。
ちょっと待ってください。
この格言は昔から言い伝えられてきて、多くの人が同意している内容です。
それなりの根拠と説得力があると考えるのが、自然ではないでしょうか?
だって、投資の世界でガンガン儲けるような優秀な人たちが「この考えには一理あるな」と認めているわけですよ?
それなり以上に正しいと考えるのが自然な気がします。
思考実験その2の2
上の方で
定期収入って大事なの?
というお題で考えてみました。
先ほどの私は「定期収入なんてクソくらえ!」と言いました。
でもね。
ちょっと待ってください。
定期収入を得られている間は新たな営業活動をしなくて済みます。
その分のコストが削減できます。
さらに、定期収入は心の健康にもつながります。
「来月は収入があるかなぁ」のような不安から解放されますからね。
さらに、計画が立てやすくなります。
収入の見込みがあるということは、支出についても考えやすいはずです。
「来月100万円入ってくるから、80万円のこれを買っちゃっても良いか」とか考えられますからね。
うん、定期収入は大事です。
思考実験その3の2
上の方で
日本人向けのサービスは(少子高齢化の)日本人の数が上限だから先細り。これからビジネスをやるなら世界に向けてやるべきだ!は本当か?
というお題で考えてみました。
先ほどの私は「必ずしも、そうとは言えない」と結論付けました。
でもね。
ちょっと待ってください。
少子高齢化で日本の市場が先細りしている(ように見える)のは事実です。
このまま日本のみに目を向けていても、ガッツリ儲けるのは難しいでしょう。
今後は、さらに、その傾向が強いはずです。
外貨を獲得することも大事です。
世界中のお金を日本に引っ張ってこれたら、日本という国も良い感じになりそうです。
うん、日本の未来を考えたら、やっぱり世界に目を向けるべきですね。
結局、何が言いたいのか
結局ですね。
どんな考えでも、ある程度は理屈付けできる
のです。
その一方で
どんな考えでも、否定することが可能
だったりもします。
「人を殺すのは悪いこと」だって「死が救済になる!俺が君を救うんだー!」みたいな否定の仕方をすることはできます。
ですから、気が向いたら、あえて逆の立場に立って考えてみてください。
「ケーキって食べると幸せになるよね!」派だったら、あえて「ケーキって食べると不幸になるよね!」派になって考えてみるのです。
そうすることで、多角的な視点が鍛えられます。
あとは、屁理屈をこねるのも上手くなります。
人として褒められるかは別ですけどね。
交渉事の多いビジネスをやっている方は鍛えておいて損はないはずです。
まとめ
今回は
真実はいつもひとつ!……じゃないよね
というテーマで好き勝手に語ってみました。
今回のコラムで言いたかったことは
真逆な考えも「一理ある」場合が多いから、今思っているのとは逆の考え方もあえてしてみると多角的な視点で物事を見られるよ
です。
どんな考えでも、ある程度は理屈付けできます。
その一方で、その気になれば否定することも可能です。
本来の自分の考えとは逆の立場にあえて立って考えてみることで、1つの物事をより深く、より多くの視点で見られるようになるはずです。
思いつきで始めて惰性で続けている「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるITコラムですが、いかがでしたでしょうか。また何かネタがあったら、ちまちまと更新していきます。コンゴトモヨロシク。






