第八十三回:8割でやめる。8割でやめない。
今日は2022年12月17日です。今日の私は、一念発起して部屋の大掃除を始めました。ところがどっこい、1時間くらいやったら飽きました。まだまだ終わっていませんが終わりにしたいです。そこで、自分に華麗な言い訳をして終わりにすることにしました。今回のコラムは、そんな自分に対する言い訳を文章に書き起こしたものです。それでは今回もゆるく行ってみましょう。超不定期連載「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるITコラムでございまぁす。このコーナーでは、各用語の説明ページでは取り上げにくいIT関連のネタをテーマに、だらだらと思いついたことを書いていきます。みなさんが「あぁ、なんか役に立ちそうな気もするけど、役に立たないかなぁ。でも、もしかしたら役に立つかも」と思える情報を発信できるように頑張ります!
はじめに
栄えある八十三回目のテーマは……ピヨピヨピヨピヨ(ぴよぴよ的ドラムロール)……じゃん!
8割でやめる。8割でやめない。
です。
今回もITとは関係ないけど、ITと関係ないネタの方がウケが良いので、どーんまいっ。
お忙しい人向けに先に結論を書いておくと、今回のコラムで言いたいことは
そこまで重要でないことは8割の完成度で満足しよう。大切なことは8割の完成度で満足しないようにしよう
です。
最後まで読んでくださる方は、この結論を知らないことにして読み進めてください。
完成度が上がるほど、つぎ込む労力は大きくなる
物事というのは、完成度が上がれば上がるほど、それ以上良くするために必要な労力は大きくなります。
例えば、そうですね。
ピヨ太君が、この世の物とは思えないくらい美味しい新作ケーキを開発するとしましょう。

ピヨ太君はケーキの開発に80時間かけました。

ピヨ太君が80時間かけて開発したケーキを食べたピヨ子さんは「まぁまぁ美味しいわ。80点くらいの出来ね」と評価しました。

ふ~む。
完成度としては80%くらいですかね。
ピヨ太君はピヨ子さんから100点をもらうために、100%の完成度を目指して新作ケーキの開発を続けます。

さて、ここで問題です。
ピヨ太君は80時間かけて完成度80%のケーキを開発しました。
それでは100%の完成度にするには、あと何時間必要でしょうか?

単純に考えれば、答えは「20時間」です。
かけた時間が0時間の状態で完成度は0%でした。
80時間かけたら完成度は80%になりました。
あと20時間かければ、完成度がさらに20%上がって、100%になるでしょう。

ですが、実際には違います。
レベルが高くなればなるほど、完成度が上がれば上がるほど、それ以上良くするために必要な労力は大きくなります。
足の遅い人が100メートル走のタイムを1秒縮めるよりも、世界トップレベルの陸上選手がタイムを0.1秒縮める方が大変そうですよね。
それと同じです。
今回は仮に、ケーキの完成度を80%から100%にするのに80時間かかるとしましょう。
新作ケーキの完成度を0%から80%にするのに80時間かかりました。
新作ケーキの完成度を80%から100%にするのに、さらに80時間かかります。

実際には、それでも100%の完成度にはならないでしょうけどね。
今回のコラムでは、この前提で話を進めます。
8割でやめる
前の節で
完成度が上がるほど、それ以上良くするために必要な労力は大きくなる
と書きました。
これは言い方を変えると
完成度が上がるほど、効率は悪くなる
です。
完成度が上がれば上がるほど、効率は悪くなります。
ということは
ある程度の完成度で終わりにした方が効率が良い
わけです。
先ほどのピヨ太君の例を思い出してください。
新作ケーキの完成度を0%から80%にするのに80時間かかりました。
80%から100%にするのに、さらに80時間かかります。
合計160時間です。

もしもピヨ太君が80%の完成度で満足して、別の新作ケーキを開発したらどうでしょう。
同じ160時間で、完成度が80%の新作ケーキを2つ開発できます。

前者は160時間かけて完成度100%です。
後者は160時間かけて完成度160%(80%+80%)です。
後者の方が効率が良いですよね。
100%の完成度を求められる機会は、そこまで多くありません。
条件が厳しい場合でも、求められるのは95~99%くらいでしょう。
多くの場合は80%くらいの完成度で満足してもらえるはずです。
状況次第では50%くらいの完成度でも大丈夫だったりします。
例えば、そうですね。
あなたが上司から資料作りを依頼されたとしましょう。
その資料は、お客さまにお渡しする資料でしょうか?
それとも、社内の打ち合わせで使う資料でしょうか?
お客さまにお渡しする資料であれば、90%くらいの完成度が必要かもしれません。
社内の打ち合わせで使う資料であれば、70%くらいの完成度で事足りる可能性があります。
「社内の打ち合わせで使う資料で90%の完成度を目指しても良いでしょ」と思う人もいるでしょう。
その心意気は立派です。
良い物を作ろうとする心意気は素敵っ(≧▽≦)b
ただし、効率は悪いです。
70%の完成度で十分な資料を90%の完成度に仕上げるのです。
絶対に必要というわけではない作業を20%分やっています。
その20%分の労力を他の作業に振り分けていたら、あなたの他の作業が今よりも進んでいたでしょう。
余分な20%分の作業をすることで、資料自体の完成も遅くなります。
あなたは「仕事が遅い人」という評価を得てしまうかもしれません。
誤解しないでいただきたいのですが、私は別にサボりや手抜きを薦めているのではありません。
いや、薦めているのですけどね。
「適当に手を抜いて、うまくやりなよ」と言いたいわけではありません。
私が言いたいのは
どの程度の完成度が必要か考えた方が良いよ
です。
私がサラリーマン時代、お客さまに送るメールは送る前に3回見直していました。
上司に送る場合は2回です。
同僚に送る場合は1回だけ見直します。
お客さまに送るメールには誤字とかがあってはいけません。
だから100%の完成度を目指して何回もチェックします。
同僚に送る分には誤字があっても「ドンマイ(--)ノ」で済みます。
用件が伝われば十分です。
何事にも全力で取り組むのは素晴らしいですけどね。
すべてにおいて100%の完成度を目指すのは疲れるし効率が悪いです。
頑張りどころにメリハリを付けた方が結果として多くの成果をあげられますよ。
あなたが今やっているソレ、それ以上完成度を上げる必要がありますか?
8割でやめない
前の節で
ある程度の完成度で終わりにした方が効率が良いよ
的なことを書きました。
そうです。
あくまで「効率が良い」のです。
世の中には「効率なんぞクソくらえ!」と開き直った方が良い場合もあります。
高校生くらいまでの年齢であれば「1つの教科だけ100点で、それ以外は全部、赤点」よりも「全教科60点(平均点)」の方が嬉しいでしょう。
赤点を取ると、補習だの追試だの留年だの余計な面倒が発生しますからね。
これが社会に出ると話が変わってきます。
人それぞれの考え方はあるでしょうが、私は「1つの教科だけ100点で、それ以外は全部、赤点」の方が嬉しいです。
理由は、赤点を取りそうな分野からは距離を置けば良いだけの話だからです。
100点を取れる分野で勝負します。
当たり前の話ですが、80点と100点では100点の方がスゴいです。
「この仕事で80点を取れます!」という人と「この仕事で100点を取れます!」という人がいたら100点を取れる人に頼みたいのが普通です。
ところがどっこい、効率を第一に考えていたら100点は取れません。
80点で終わりにした方が効率が良いからです。
多くの物事は8割の完成度で満足したほうが無難です。
それ以上頑張っても成果が労力に見合わないからです。
ただし、あなたが大切にしたい物事に関しては、8割の完成度で満足してはいけません。
成果が労力に見合わないけど、その労力をかけないと「その他大勢」から抜け出せないからです。
よく言われることですが、レベルが高ければ高いほど、差は小さくなります。
その小さい差に対して注ぎ込まれている労力は大きくなります。
成果が見えないのに努力を続けるのは、しんどいです。
その「しんどい」ことを続けた人が他人よりスゴいことを実現しています。
どうでも良いことは8割の完成度で満足して効率良くこなしましょう。
どうでも良くないことは8割の完成度で満足しないで完璧を目指しましょう。
メリハリが大事(--)ノ
まとめ
今回は
8割でやめる。8割でやめない。
というテーマで好き勝手に語ってみました。
物事というのは完成度が上がるほど、そこから伸ばすために必要な労力は大きくなります。
効率が悪くなります。
だから、どこまでの完成度が必要かを意識しましょう。
「いつも全力!」の心意気は素晴らしいですけどね。
8割くらいの完成度で十分なのに10割を目指すのは無駄です。
ただし、効率第一で考えていると「その他大勢」からは抜け出せません。
他の人よりもスゴいことをしたいのであれば、8割の完成度よりも先を目指し、たとえ効率が悪くても労力を注ぎ込む必要があります。
そこまで重要でないことは8割の完成度で満足しよう。大切なことは8割の完成度で満足しないようにしよう
です。
あなたにとって8割の出来で満足して良いことは何か、8割の出来で満足しちゃダメなことは何か、気が向いたら考えてみてください。
蛇足なおまけ
本日の大掃除は4割くらいの完成度で終わりになりました。
次いつやるかは未定です。
そこそこ片付いて満足しているので、次やるのは多分2023年以降になります。
思いつきで始めて惰性で続けている「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるITコラムですが、いかがでしたでしょうか。また何かネタがあったら、ちまちまと更新していきます。コンゴトモヨロシク。






