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第六十回:ブログってオワコンなの?


今日は2020年10月29日です。10月はコラムを3記事も投稿しました。これは2020年6月以来のトップタイの記録(1ヵ月に3記事)でしてね。せっかくなので、記録更新(1ヵ月に4記事)のために、もう1記事投稿することにしました。それでは今回もゆるく行ってみましょう。超不定期連載「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるITコラムでございまぁす。このコーナーでは、各用語の説明ページでは取り上げにくいIT関連のネタをテーマに、だらだらと思いついたことを書いていきます。みなさんが「あぁ、なんか役に立ちそうな気もするけど、役に立たないかなぁ。でも、もしかしたら役に立つかも」と思える情報を発信できるように頑張ります!


はじめに


栄えある六十回目のテーマは……ピヨピヨピヨピヨ(ぴよぴよ的ドラムロール)……じゃん!

ブログってオワコンなの?

です。

昔に比べて「情報発信」をする人が増えました。
これから情報発信を始めようと思っている人も多いようです。

実際、私の周りにも結構います。

そんな人たちから「ブログって、もうオワコンなの?やっぱり、これからは動画の時代かな?」的な質問をいただく機会が増えましてね。
「しめしめ。これはコラムのネタになるぞ(-m-)」と、ほくそ笑んだわけです。

ということで今回は「これから情報発信を始めようと思っているけど、どの媒体で発信するか迷っている人」に向けて私の考えを書いていきます。
具体的には「最初は簡単に始められそうなブログで発信しようかな~。でも、これからは動画の時代っぽいしな~。編集とかは大変そうだけど、頑張って覚えて、動画で発信した方が良いのかな~?」みたいな感じで迷っている人に向けて、ですね。

ちなみに、お忙しい人向けに先に結論を書いておくと

1.ブログがオワコンかどうかは知らない
2.それよりも「文字」「画像」「音声」「動画」で特性が違うから、発信する内容や目的を考えて、自分が発信する情報と親和性の高い媒体を選んだ方が良いと思う
3.決めかねるなら全部やれ


です。

最後まで読んでくださる方は、この結論を知らないことにして読み進めてください。


「オワコン」の意味


最初に「オワコン」という用語の意味を簡単に説明しておきます。

「オワコン」は、大雑把にいえば「ブームが過ぎ去ったやつ」です。
「終わったコンテンツ」を略して「オワコン」ね。

今回のブログのテーマである「ブログってオワコンなの?」は「ブログで情報発信するのは、もう時代遅れかな?(これからは動画で発信する時代?)」くらいのニュアンスだと思ってください。

それを踏まえて、本題に入ります。


ブログはオワコンか?


たまに「ブログはオワコン」という発言を見聞きしますが、私には判断できません。
何をもって「オワコン」と判断するべきか分からないからです。

例えば、そうですね。

ピヨピヨ村に100人のピヨ太君がいました。


コラム60_1

ピヨピヨ村には娯楽が本しかありませんでした。
100人のピヨ太君は本を読んで過ごしていました。


コラム60_2

ある日のことです。
ピヨピヨ村にテレビがやってきました。


コラム60_3

10人のピヨ太君が本を読むのを止めてテレビを見始めました。


コラム60_4

全体の人数は

本を読む人:90人
テレビを見る人:10人


です。

ただし、伸び率で見ると

本を読む人:-10人
テレビを見る人:+10人


になります。


コラム60_5

全体の人数に注目すれば「まだまだ本を読んでいる人は多いね」です。
伸び率に注目すると「本を読む人が減ってきているのに対し、テレビを見る人が増えているね」です。

個人的には、それと同じ印象を受けます。

確かに、以前に比べて動画コンテンツは伸びているでしょう。
それに伴い、今まではブログで情報を発信していた人が動画に移ったり、今までであればブログを始めたであろう人が動画投稿を始めているとは思います。

あくまで肌感覚ですが「動画コンテンツが伸びている」というのは、その通りです。
その一方で、ブログの数と動画コンテンツの数を比べたら「まだまだブログの方が多いんじゃない?」という気もします。

昔は新聞しかなかったのが、ラジオが登場して、テレビが登場して、インターネットが登場しました。
推測ですが、その度に「新聞は古い。これからはラジオの時代だ」「ラジオは、もう廃れる。これからはテレビの時代だ」「テレビはオワコン。これからはインターネットの時代だ」みたいに言われてきたと思うのですよ。
ですが、新聞だって、ラジオだって、テレビだって、今でもバッチリ活躍していますよね。

動画コンテンツの分野が伸びることによって、以前であればブログで作っていたコンテンツの一部が動画に移ります。
そこだけに着目すれば「これからは動画の時代だ!」となるでしょう。

ただ、それって全体で見れば、選択肢が増えて細分化しているだけですよね。

これから先、動画コンテンツや音声コンテンツが伸びていっても、ブログ……というか「インターネット上で文字情報を発信する文化」は、なくならないんじゃないかーと思っています。

ということで「ブログってオワコンなの?」に対する回答は「知らない。ゴメンね。でも、ブログがなくなるってことは当分ないと思うよ」です。

次に「情報を発信する上で、どの媒体を選んだら良いんだろうね?」に対する私の考えを書きます。


媒体ごとの特性を見極めよう


今の時代、インターネットで情報を発信しようと思ったら

1.文字
2.画像
3.音声
4.動画


の4つの選択肢があります。

「文字」はブログとかTwitter(ツイッター)とかですね。
「画像」はInstagram(インスタグラム)みたいなやつです。
「音声」も最近はVoicy(ボイシー)とかいろいろなサービスがありますよね。
「動画」は、言わずと知れたYouTube(ユーチューブ)とかです。

流行り廃れで媒体を選ぶのも1つの選択ですけどね。

自分が発信する情報と親和性の高い媒体を選ぶ

ことも大事です。

ここまでの話が、いまいちピンと来ない人は

1.文字:本
2.画像:写真
3.音声:ラジオ
4.動画:テレビ


を想像してください。

例えば「道路の渋滞情報」を流すのであれば「ラジオ」が一番向いているはずです。
渋滞情報を一番知りたいのは車を運転しているときでしょう。
そんなときに、テレビを見たり、写真を見たり、ましてや本を読むなんて無理ですよね。
その点、ラジオなら運転しながらでも聞けます。

ぼーっと見る娯楽のような内容であれば「テレビ」が良いのではないでしょうか。
テレビだったら受け身で情報を得られます。
さらに、目と耳で情報を受け取れるので、文字や画像、音声よりも大量の情報を短時間で受け取れます。

他にも「これは本で読んだ方が良いよね」や「これは写真で見た方が良いよね」な情報もあるはずです。

あなたが発信しようとしている情報も同じです。
「これで発信するのが一番効果的かな」な媒体があるはずです。
どの媒体で発信するか迷っているのであれば、それぞれの媒体ごとの特性を自分なりに研究して、自分の発信するコンテンツと親和性の高い媒体を選ぶのが良いと思います。

……と言われても、考える取っ掛かりがないと難しいですよね。

次は『わわわIT用語辞典』を例に「文字」「画像」「音声」「動画」の特性を少し考えてみます。


『わわわIT用語辞典』に適した媒体


私は『わわわIT用語辞典』の情報を「文字」で発信しています。
たまに「YouTubeは、やらないのですか?」や「音声メディアで発信してみませんか?」と聞かれたりもするのですが、今のところ考えていません。

理由は『わわわIT用語辞典』が

IT用語を「覚える」ためのコンテンツではなくて「調べる」ためのコンテンツだから

です。

あくまで私の考えですが「文字」のコンテンツは「音声」や「動画」のコンテンツと比べて

拾い読みができる

というメリットがあります。

「文字」の場合「上からザっと流し見て、大事そうなところだけジックリ読む」ができるのですね。
つまり

「文字」の情報は自分で主体的に受け取る情報を選べる

のです。

受け取る情報の強弱を自分で決められる

と言っても良いかもしれません。

これが「音声」や「動画」では、できません。
ある程度は「頭出し」的な機能が付いている場合もありますけどね。
「全体をざっくり見て、重要そうな部分を探す」みたいなことは、できません。
「音声」コンテンツや「動画」コンテンツの場合「発信者が発信したいように発信した情報を受け身で受け取る」しかないわけです。

さらに、2020年時点では、情報の検索性も「文字」が一番優れています。

例えば「ピヨ太君の投稿した10,000文字のブログ記事の中から苺ショートについて熱く語っているところを探す」のは意外に簡単です。
「苺ショート」とかのキーワードページ内を検索すれば、ある程度の範囲に絞れます。

これが「ピヨ太君の投稿した10分の動画の中から苺ショートについて熱く語っているところを探す」であれば、どうでしょう。
時短テクニックは「2倍速で早送りをする」とかしかないのではないでしょうか。

将来的には「動画内で喋っているセリフを自動で文字起こしして、テキスト検索できる機能」みたいなのが出てくるかもしれませんけどね。
少なくとも2020年時点では(私の知っている限り)ありません。

さらに「動画」や「音声」は音が出ます。
静かな事務所とかでお仕事中に見るのは勇気が要るでしょう。
イヤホンをつけると怒られる職場もありますよね。

そんな諸々を考えると『わわわIT用語辞典』の使い方として一番に想定している「お仕事中や勉強中に分からない単語が出てきたからサッと調べる」には「文字」の媒体が2番目に向いていると思うのです。

ちなみに、1番向いていると思う媒体は「画像」です。
画像をパッと見て、それで意味が把握できれば、それが一番ですよね?

残念ながら、それができる実力が私にはないので、2番目に向いていると思う「文字」媒体で今は発信しています。

ここまでをまとめると、IT用語を「調べる」ためのコンテンツである『わわわIT用語辞典』に向いている媒体は、向いている方から順に

1.画像
2.文字
3.音声、動画


だと私は考えています。
音声と動画は「どっちもどっち」ですね。
視覚にも訴えるのであれば動画の方が向いているでしょうが、それがノイズにしかならない(用語の意味を把握する上で役に立たない)のであれば音声の方が向いています。

ただし、です。

この順番は、あくまで私が『わわわIT用語辞典』を「IT用語を『調べる』ためのコンテンツ」と位置付けているからです。
もし「IT用語を『覚える』ためのコンテンツ」と位置付けると話が変わってきます。

例えば、通勤・通学中などに「ながら勉強」してもらうことを想定するのであれば、一番向いている媒体は「音声」です。
「音声」媒体であれば、歩きながらでも、トイレに入りながらでも、満員電車にもみくちゃにされながらでも勉強できます。

「じっくりと勉強」してもらうことを想定するのであれば「動画」が一番工夫しやすいのではないでしょうか。
図に書きながら説明したりして視覚に訴えることもできますし、いろいろな演出効果を入れて娯楽調に仕上げることもできます。

あるいは、もし私がピヨ太君のコスプレをして、それを発信するのであれば「画像」媒体の一択です。
「文字」と「音声」は論外です。
コスプレしたのが見えません。
「動画」は、一見すると良さそうですが、舞台裏的な部分まで映ってしまいますよね。
決め顔をしていないときの顔とかも情報として発信されます。
その点、画像なら「最高の一瞬」だけを切り取れます。
きっとパーフェクトなピヨ太君コスプレ姿を発信できるでしょう。

そんな感じで、たとえコンテンツ自体が同じでも、何を目指すかによって適する媒体が変わってきます。


決めきれなかったら全部やれ


ここまで長々と

1.媒体によって得意・不得意があるよ
2.自分のコンテンツに合う媒体を考えた方が良いよ


的なことを書いてきました。

とはいえ、ここまで読んでも発信媒体を決めかねる人はいるでしょう。

そんな人は、ですね。

全部やれ(-A-)

もちろん、一度に全部やる必要はありませんけどね。
他の媒体にも移れるような形でコンテンツを作っておくのです。

例えば『わわわIT用語辞典』は「文字」の媒体で情報を発信しています。

仮に、1ヵ月後に、この世界から文字がなくなるとしましょう。

それならそれで対処は可能です。
コンテンツ自体はあるので、別の媒体に載せかえれば良いだけだからです。

間に合わせで対処するのであれば、音声読み上げソフト的なもので用語説明を読み上げて録音し、YouTubeなりVoicyなりに投稿する形ですかね。
あるいは、画像だけをまとめてInstagramに投稿しても面白いかもしれません。

「発信媒体を1つに絞れ」なんてルールは、ありません。
すべての媒体に載せられる形で核となるコンテンツを作り、あとは見せ方を変えて、それぞれの媒体に載せていけば良いだけです。

「ブログがオワコン」とか「これからは動画の時代」とか、あるいは「まだまだブログはいける!」とか、いろいろな意見があるでしょうけどね。
結局は

媒体よりもコンテンツの中身の方が重要

です。
その気になれば媒体は変えられるけど、コンテンツは変えられない(作り直しになる)からです。


まとめ


今回は

ブログってオワコンなの?

というテーマで好き勝手に語ってみました。

私の考えは

1.ブログがオワコンかどうかは知らない
2.それよりも「文字」「画像」「音声」「動画」で特性が違うから、発信する内容や目的を考えて、自分が発信する情報と親和性の高い媒体を選んだ方が良いと思う
3.決めかねるなら全部やれ


です。

流行り廃れに乗るのも選択肢のひとつですが、個人的には

自分が発信する情報と親和性の高い媒体を選ぶ

ことが大事じゃないかな?と思います。
「文字」「画像」「音声」「動画」で特性が違いますからね。

また、どうしても決めかねるなら

その気になれば全部やれるような形にしておく

のが無難でしょう。

とはいえ、あまり悩み過ぎないでください。

結局は

媒体よりもコンテンツの中身の方が重要

です。



思いつきで始めて惰性で続けている「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるITコラムですが、いかがでしたでしょうか。また何かネタがあったら、ちまちまと更新していきます。コンゴトモヨロシク。

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