第五十回:無理をしない
今日は2020年6月17日です。最近はインターネット通販にハマっています。欲望の赴くままにポチポチしていますが、いくら使ったかは把握しているので大丈夫です……多分。そんなどうでもいい近況報告をしたところで今回もゆるく行ってみましょう。超不定期連載「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるITコラムでございまぁす。このコーナーでは、各用語の説明ページでは取り上げにくいIT関連のネタをテーマに、だらだらと思いついたことを書いていきます。みなさんが「あぁ、なんか役に立ちそうな気もするけど、役に立たないかなぁ。でも、もしかしたら役に立つかも」と思える情報を発信できるように頑張ります!
はじめに
栄えある五十回目のテーマは……ピヨピヨピヨピヨ(ぴよぴよ的ドラムロール)……じゃん!
無理をしない
です。
今回のテーマはIT業界で働く私がお仕事をする上で心がけていることです。
他業種の方は参考になりそうなところだけ参考にしてください。
ちなみに、今回のコラムで一番言いたいことは
無理をしなくて済むように鍛えるべし
です。
最後まで読んでくださる方は、この結論を知らないことにして読み進めてください。
無理をしないために頑張ろう
IT系のお仕事、特にシステム開発のお仕事は、予定通りに進まないのが普通です。
足りない予算、急な仕様変更、思わぬバグ、無理のある納期、予定を狂わせる要素は満載です。
そのため、システム開発のお仕事では
無理ができる人が重宝される
傾向にあります。
例えば、納期が厳しいときに徹夜で作業して間に合わせたりですね。
急な仕様変更の依頼に休日出勤して対応したりですね。
お客さまの予算が足りないときに値引きして引き受けたりですね。
建て前では「そんなことは、しない方が良いよ」ですが、現実問題、無理をしてでも融通を利かせられる人の方が評価は高くなります。
ですから、あなたが手っ取り早く自分の評価を上げたいのであれば
無理ができる人を目指すのが簡単
です。
ですが、個人的にはオススメしません。
無理をすると、心か身体のどちらかを壊しやすくなるからです。
結果として、長く続けられなくなります。
どうせ目指すなら、志を高く持って
無理をする必要がない人
を目指しましょう。
「無理をする必要がない人」を目指すのは「無理ができる人」を目指すよりも大変です。
ですが、実現できたら、ちょー楽チンです。
目指す価値はあります。
無理をしなくて済むためには
それでは、無理をしなくて済むためには、どうすれば良いのでしょうか。
簡単です。
無理をしなくてもこなせるだけの力を付ける
ことです。
100メートルを走るのに14秒かかる人が13秒で走るには無理をする必要があります。
100メートルを10秒で走れる人が13秒で走るのであれば無理をする必要はありません。
あなたの能力値が上がれば上がるほど、無理なくこなせる仕事が増えます。
無理をしなくて済むわけです。
そして、上げるべき能力値は多岐に渡ります。
・プログラミングのスピードがメッチャ速い
・お客さまとの調整能力が神レベル
・ホッと一息つける美味しいコーヒーを淹れられる
などなどなど、無理をしなくて済むために有効な能力は、たくさんあります。
これらの能力を、すべて伸ばす必要はありません。
自分が伸ばしたいところや自分が伸ばしやすいところを伸ばしていけば良いのです。
それで今よりも無理をしなくて済む状況が近付きます。
能力値を上げる方法
それでは、能力値を上げるには、どうすれば良いのでしょうか。
それは
無理をする
ことです。
……あれ?
コラム全体のテーマが「無理をしない」なのに「無理をする」です。
書き間違いでしょうか。
残念ながら、書き間違いでは、ありません。
人間は慣れる生き物です。
常に80%の力しか出していないと、それに慣れて80%の力しか出せなくなります。
能力値が下がるのです。
逆に能力値を上げたければ、100%ないしは120%の力を出す必要があります。
無理をして限界値を上げる必要があるのです。
100メートルを走るのに14秒かかる人が13秒で走るには無理をする必要があります。
100メートルを10秒で走れる人が13秒で走るのであれば無理をする必要はありません。
ただし、100メートルを10秒で走る能力を得るためには練習で無理をする必要があります。
能力値が高くなればなるほど、無理をする必要はなくなります。
ただし、能力値を高めるためには無理をする必要があるのです。
矛盾しているようですが
無理をしないためには無理をする必要がある
と思ってください。
意識して無理をする
結局、何が言いたいのでしょうか。
私が言いたいこと、それは
突発的に無理をしなくて済むように、計画的に無理をしよう
です。
お仕事というのは、何でもかんでも思い通りに進むわけではありません。
どこかで「これは気合いを入れて頑張らないとダメそうだ」という状況になります。
そこで「うわー、大変だけど無理をして頑張るぞ~」となるのは好ましくありません。
そんな状況でも「あっ、余裕っす。任せてください」となるのが理想です。
この「あっ、余裕っす」を心から言えるようにするために無理をしておきましょう。
状況に対応するために無理をするのではありません。
無理をしないで状況に対応できる力を付けるために無理をするのです。
ただし、です。
それで心や身体を壊しては意味がありません。
ですから、無理をするときは
1.自分の能力値を上げるために無理をする
2.自分が今、無理をしていると意識する
3.限界が来る前に自分を労う
ことを心がけてください。
まずは、状況に対応するために無理をするのを止めましょう。
無理をしないで状況に対応できる力を付けるために無理をするのです。
典型的な「言うは易く行うは難し」ですけどね。
意識することが大事です。
次に、自分の状態を常に意識しましょう。
無理をすれば心と身体に疲れが溜まります。
その疲れを自分が許容できているかを客観的に判断してください。
鍛えるために無理をするのです。
壊れてしまっては本末転倒です。
最後に、限界まで突き進んでは、いけません。
無理をしている状態というのは、ある種の「異常事態」です。
ある程度は耐えられるでしょうが、ある程度を超えたら耐えられません。
限界に達する前に、自分にストップをかけてリフレッシュしましょう。
繰り返しになりますが、鍛えるために無理をするのです。
壊れてしまっては本末転倒です。
まとめ
今回は
無理をしない
というテーマで好き勝手に語ってみました。
今回のコラムで私が言いたいことは
無理をしなくて済むように鍛えるべし
です。
最終的な目標は
無理をしない
です。
無理をしないためには
自分の能力値を上げる
必要があります。
そのための手段として
計画的に無理をする
のです。
無理をするときは
1.自分の能力値を上げるために無理をする
2.自分が今、無理をしていると意識する
3.限界が来る前に自分を労う
ことを心がけてください。
無理をすると同時に自分が無理していることを自覚し、壊れないように調整することは必須です。
蛇足なおまけ
どの業界でもそうかもしれませんが、IT業界において「トラブル解決が上手い人」というのは優秀に見られがちです。
評価が高くなる傾向にあります。
それは確かにそうです。
マズい状況を頑張って何とかできる人は確かに優秀です。
評価されるべきです。
ですが、本当の意味で優秀なのは「トラブルを発生させない人」だと私は思っています。
マズい状況になり得る要因を先回りして排除し、マズい状況を発生させない人の方が価値は高いでしょう。
ぶっちゃけ「トラブル解決が上手い人」になるよりも「トラブルを発生させない人」になる方が大変な上に、評価は「トラブル解決が上手い人」の方が(成果が目に見えやすいので)上になりやすいのですけどね。
IT業界の人全員が「トラブルを発生させない人」を目指したら、今以上に働きやすい業界になるはずです。
それと同じで「無理をできる」ことよりも「無理をする必要が生じない」方が価値は高いと私は思っています。
この「無理をする必要が生じない」状況を(人様に後ろ指をさされないやり方で)作り上げるために意識しているのが
自分の能力値を上げるために無理をする
です。
思いつきで始めて惰性で続けている「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるITコラムですが、いかがでしたでしょうか。また何かネタがあったら、ちまちまと更新していきます。コンゴトモヨロシク。






