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♦︎❤︎21♠︎♣︎ 子どもが喜びは大人が思っているのと少し違う

いつもの喫茶店に
ふみさん
なつさん
ゆき先生
保育プランナーのあさひの4人が集まっていた

テーブルにはカフェラテとケーキが並び
窓の外では親子連れが公園へ向かって歩いている

ふみがスマホで見せた一枚の写真から始まった

「今度ここ行こうかなって思ってるの」

画面に映っていたのは大きなテーマパーク

なつがすぐに反応する

「いいなあ!子ども絶対喜びそう」

「でしょ?」

ふみは笑いながら画面をスクロールする

「乗り物も乗りたいし
パレードも見せたいし
キャラクターにも会わせたいし……」

あさひが笑う

「調べれば調べるほど“せっかく行くならこれも”って増えてくるの」

ゆきが紅茶を飲みながら

「大人の方が本気になっちゃうことあるよね」

なつがうなずく

「朝から行くならできるだけ楽しみたいじゃん」

すると
なつが少し考えてから言った

「でも子どもって
大人が思ってるところで喜ばなかったりしないですか?」

ゆきが笑う

「水族館に行ったのに魚より床に映ってる光をずっと追いかけてたり」

「動物園に行ったのに落ち葉集めに夢中になったりね」

ふみも笑った

「親からしたら“動物見ようよ!”ってなるやつ」

ゆきは続ける

「大人は“ここに来た目的”を考えるけど
子どもはその瞬間に面白いものを見つけるんだよね」

あさひがうなずいた

「大人は“人気のアトラクションに3つ乗れた”とか
“パレードをいい場所で見られた”とかで満足度を考えるけど」

ふみがスマホを見る

「……完全に予定詰め込もうとしてた」

「でも気持ちは分かります」

なつが言う

「私も赤ちゃんが生まれて初めて連れて行くってなったら“最高の一日にしたい”って絶対思います」

「“喜ばせる”と“予定を全部こなす”はちょっと違うのかもしれないね」

「それなら予定を決めない方がいいってことかな?」

ふみが疑問そうになる

「ある程度は決めていいと思う」

あさひは答えた

「“絶対これ全部やる”じゃなくて、“これができたらいいな”くらいにしておく感じ」

「それに子どもとアイス食べながら“あれ楽しかったね”って話してる時間もテーマパークの一部なんだよね」

「あと地味に悩むのがお土産」

なつが笑う

「絶対“これ欲しい!”ってなるよね」

「お土産も先にちょっと話しておくといいかもね」

あさひが言う

「例えば?」

「“今日は一つ好きなの選ぼうか”とか」

ふみがうなずき
ゆきが繋げて話した

「最初に見つけたものをすぐ買わなくても“あとで一番欲しかったものを選ぼう”って」

「“何を買ってもらったか”だけじゃなくて“自分で選んだ”っていう経験にもなる」

ふみがスマホを閉じた

「テーマパークって行く前は“どう効率よく回るか”ばっかり考えてた」

「でも子どもとのお出かけって“効率”だけじゃないね」

あさひも続ける

「予定外のことも笑えるくらいの余白があるか」

ふみは納得したように頷いた

テーマパークに行くと

たくさん乗せてあげたい
いろんなものを見せてあげたい
最高の思い出を作ってあげたい

でも子どもにとっての“楽しかった”は
大人が計画した場所だけにあるとは限らない

そんな小さな出来事まで含めて
きっと家族のお出かけになる


この投稿をやる想い
目を通してくれると嬉しいです。↓


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2022年にバルーンアートの全国大会で優勝。
バルーンショーがふるさと納税の返礼品に(大阪府茨木市)
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