出典:平成27年度 ITパスポート試験(IP) 秋期分 問85
予備知識
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 表計算ソフト | Excelっぽいソフトの総称 |
| ワークシート | 表計算ソフトの作業画面。マス目が並んだ表 |
| セル | Excelのマス目 |
問題
| 中問A |
|---|
| アンケートの集計と分析に関する次の記述を読んで,四つの問いに答えよ。 眼鏡販売T社の店舗では,顧客満足度を評価して改善策を立案するために,購入者にアンケートを実施した。アンケートの内容は表1のとおりで,それぞれ,満足を5,やや満足を4,普通を3,やや不満を2,不満を1とする5段階評価で回答を求めた。 ![]() 回答が得られたアンケート200人分について,回答の集計と分析を行うために,表計算ソフトを用いて図1のワークシートを作成した。ここで,アンケート集計表は,アンケートの1人分を1行のデータとして入力した一覧表であり,セル B204~F204 には各列の質問項目に対する評価と総合評価との関連性の強さを示す相関係数を求めて表示している。また,評価集計表は,各質問項目についての評価1~5ごとの度数を表示している。 ![]() |
| ピヨ意訳:以下の説明を読んで問題に答えてね。 ・表1のアンケートをやった。 ![]() ・回答は 5:満足 4:やや満足 3:普通 2:やや不満 1:不満 とする5段階評価で答えてもらった。 ・200人分のアンケート結果を図1のように集計した。 ![]() ・「アンケート集計表」は1人分が1行のデータになっている。 ・セル「B204」~「F204」 には各列の質問に対する評価と総合評価との関連性の強さを示す相関係数を計算して表示している。 ・「評価集計表」は各質問項目についての評価1~5ごとの度数(件数)を表示している。 |
| 問題文 |
|---|
| 図1の評価集計表のセルB208には,該当する度数を表示する式が入力されている。セルB208に入力されている式はどれか。ここで,セルB208の式は,セルB208~G212に複写する。 |
| ピヨ意訳:図1の「評価集計表」のセルB208に入力されている式は、どれ?おっと、そうそう。セルB208の内容はセルB208~G212にコピーするからね。 |
| 解答選択肢 | |
|---|---|
| ア | 条件付個数($B3:$B202,=A$208) |
| ピヨ意訳:- | |
| イ | 条件付個数($B3:$G3,=$A3) |
| ピヨ意訳:- | |
| ウ | 条件付個数(B$3:B$202,=$A208) |
| ピヨ意訳:- | |
| エ | 条件付個数(B$3:G$3,=A$3) |
| ピヨ意訳:- | |

正解
| 正解 | |
|---|---|
| ウ | 条件付個数(B$3:B$202,=$A208) |
| ピヨ意訳:- | |
ピヨピヨ解説
Excelの相対参照と絶対参照の問題ですね。
ちょっと乱暴な説明ですが、1つ下のセルにコピーしたときに
1.「$」が付いていないと数字が1つ増える(相対参照)
2.「$」が付いていると数字が変わらない(絶対参照)
と覚えてください。
※具体的なことが知りたい人は「相対参照」「絶対参照」の説明を ご覧ください。
例えば、B1セルに
=A1
と入力したとします。
これは
A1セルの内容が入るよ
の指示です。
B1セルの内容をB2セルにコピーすると、B2セルの内容は
=A2
になります。
これは
A2セルの内容が入るよ
の指示です。
1つ下のセルにコピーしたら「1」が「2」になりましたね。
ちなみに2つ下のセルにコピーした場合は「3」になります。
このような指定を「相対参照」と言います。
次に「絶対参照」の説明をします。
B1セルに
=A$1
と入力したとします。
これも
A1セルの内容が入るよ
の指示です。
ただし、ここからが違います。
B1セルの内容をB2セルにコピーすると、B2セルの内容は
=A$1
になります。
これは
A1セルの内容が入るよ
の指示です。
「$」が付いていると、コピーしても数字が変わらないのです。
このような指定を「絶対参照」と言います。
それを踏まえて、それぞれの選択肢を見てみましょう。
「ア:条件付個数($B3:$B202,=A$208)」を「B208」セルから「B209」セルにコピーすると「B209」セルの内容は
条件付個数($B4:$B203,=A$208)
になります。
「条件付個数()」なんていう関数は見たことがありませんが、おそらくExcelの「COUNTIF()」を意図しているのでしょうね。
「条件付個数(【検索範囲】,【検索条件】)」なはずです。
例えば「条件付個数($B3:$B202,=A$208)」であれば「B3セルからB202セルまでの中でA208セルの内容と一致するセルの数」という意味になります。
ということで、解答選択肢「ア」の内容を「B208」セルから「B209」セルにコピーすると
条件付個数($B4:$B203,=A$208)
なので
B4セルからB203セルまでの中でA208セルの内容と一致するセルの数
という意味合いの式が入ります。
他の選択肢も同じように見ていきましょう。
「イ:条件付個数($B3:$G3,=$A3)」を「B208」セルから「B209」セルにコピーすると「B209」セルの内容は
条件付個数($B4:$G4,=$A4)
になります。
意味は
B4セルからG4セルまでの中でA4セルの内容と一致するセルの数
です。
「ウ:条件付個数(B$3:B$202,=$A208)」を「B208」セルから「B209」セルにコピーすると「B209」セルの内容は
条件付個数(B$3:B$202,=$A209)
になります。
意味は
B3セルからB202セルまでの中でA209セルの内容と一致するセルの数
です。
「エ:条件付個数(B$3:G$3,=A$3)」を「B208」セルから「B209」セルにコピーすると「B209」セルの内容は
条件付個数(B$3:G$3,=A$3)
になります。
意味は
B3セルからG3セルまでの中でA3セルの内容と一致するセルの数
です。
本来「B209」セルに入るべき内容は
「店舗」の回答結果(=B3セルからB202セルまで)の中で、評価「4」(=A209セルの内容)と一致する数
のはずです。
ということで「B208」セルから「B209」セルにコピーすると
B3セルからB202セルまでの中でA209セルの内容と一致するセルの数
を意味する
条件付個数(B$3:B$202,=$A209)
になる「ウ:条件付個数(B$3:B$202,=$A208)」が正解です。








