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本能寺の変1852 その一因 2(1)光秀の素性6 そ第27話① 天正十年六月二日、明智光秀が織田信長を討った。その時、秀吉は備中高松で毛利と対峙、徳川家康は堺から京都へ向かっていた。甲斐の武田は消滅した。日本は戦国時代、世界は大航海時代。時は今。歴史の謎。その原因・動機を究明する。『光秀記』

その一因 2(1)光秀の素性6 そ第27話① 

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 信長の甲斐侵攻 光秀と長宗我部元親 本能寺への道  
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2(1)光秀の素性 6転機 そ第27話①

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   1素性  そ第53話 そ第54話① そ第54話② そ第54話③
   2争乱  そ第155話① そ第155話②
   
3下剋上 そ第156話① そ第156話② そ第157話① そ第157話②
  
      そ第158話① そ第158話② そ第158話③ そ第158話④
        
そ第158話⑤ そ第158話⑥ そ第158話⑦ そ第158話⑧
        そ第158話⑨ そ第158話⑩ そ第158話⑪
   4没落  そ第200話① そ第200話② そ第200話③
        そ第201話① そ第201話② そ第201話③ そ第201話④
        そ第201話⑤
   5再興  そ第151話① そ第151話②
        そ第152話① そ第152話② そ第152話③ そ第152話④
        そ第152話⑤ そ第152話⑥ そ第152話⑦ そ第152話⑧ 
        そ第152話⑨ そ第152話⑩
   6転機  そ第19話
        そ第20話①  そ第20話②  そ第21話   そ第22話 
        そ第23話   そ第24話   そ第25話① そ第25話②
        そ第26話① そ第26話②   そ第27話① そ第27話②

永禄九年8 上洛不発2

 信長は、河野島で斎藤龍興に敗れた。       ◎第27話 第27話
 閏八月一~八日。
 信長の作戦は、裏目に出た。
 「油断」
 否、思い知らされた。

  出張の翌日より、風雨濃水に付きて、
  自他、行(てだて)に及ばず候ひき、
  漸(ようや)く、水引き候間、
  取り懸け相果つべきの由、儀定候のところ、
  去八日未明に、織上敗軍仕り候、

 信長の決断は、正しかった。
 
恐るべし。
 「斎藤龍興」
 手強い相手だった。

  川へ逃げ入り、水に没溺し候者ども数知らず候、
  残党、川際に於いて少々討ちとり候、
  兵具已下、捨て候為体(ていたらく)、前代未聞に候、

 隙を見せれば、命を取られる。
 斎藤氏の戦力、未だ健在。
 「上洛しておれば」
 背後を衝かれる可能性があった。
 これが、戦国時代。
 生き残るためには、手段を選ばない。
 何が起きても、おかしくない時代だった。 

 
 一戦を遂げず退散候の間、数多(あまた)討ち取らざること、
  無念少なからず候、

  然りと雖も、此方存分に任すの条、御心易かるべく候、
  織田在陣中、注進申すべく候へども、程なく落居候間、
  その儀なく候、

 美濃の斎藤氏から、甲斐の武田信玄へ。
 閏八月十八日。
 斎藤氏の重臣四人は、武田氏に信長の敗戦を伝えた。
 書状の宛先は、不明である。
 書中に「伝語」とあるので、直接、信玄に宛てたものではあるまい。
 だとすれば、信玄の重臣の誰か、・・・・・。
 それとも、美濃出身で恵林寺住職の快川紹喜か、・・・・・。
 
  此れらの通り、御伝語畏み存ずべく候、
  尊意を得べく候、
  恐惶敬白、

                 伊賀(安藤)平左衛門慰 
       閏八月十八日           定治(花押影)
                 延永(日根野)備中守
                        弘就(花押影)
                 成吉(竹腰)摂津守
                        尚光(花押影)
                 氏家常陸介
                        直元(花押影)
                  【重史094】(「中島文書」④-2/④)

 信長は、再認識させられた。
 斎藤氏を滅ぼさずして、上洛などありえぬことを。

 信長は、執念深い。
 
決して、諦めない。
 ならば、「内より」・・・・・。
 押してダメなら、である。
 今度は、手を変えた。
 「稲葉山」
 これ以後、調略を徹底する。
 狙いは、西美濃。



 ⇒ 次へつづく

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