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書き続ければ、人生後半の景色は変わる。107本から教わった、50代noteの可能性

お待たせいたしました。
note1周年チップ企画、結果発表です。

52歳でnoteをはじめて、
8/1に1周年を迎えました。

実績もない50代の言葉に
振り向いてくれる人なんかいるのか。
始めたときは、そんな迷いを抱えていました。

でもこの1年、多くの同世代や
さらに上の世代の方と知り合えて。
書いてよかったんだ、と力をいただいて。

だから、この企画を立ちあげました。
50代以上の方の自薦noteを読ませていただき
スキとひとことコメントをお返しして
印象に残った記事にチップを送るという企画。

10本も集まれば御の字だと思っていましたが、
集まったのは、107本

1本ずつスキを押して、コメントをお返しして。
予想以上の参加に、
8日間かける結果とはなりましたが、
不思議とやめたいとは思いませんでした。


こんにちは、永野ヨウです。
48歳で長期ブランクの主婦から
20年ぶりに再就職した、とあるJTC勤め。

50代・氷河期世代の視点から、
あなたの発信をラクにするヒントを
発信しています。

107名のご参加、ありがとうございます!

8/12 10:30 まとめを書き切ってホッとしたせいか、翌朝39℃超えの発熱で寝込んでます。コメント返し遅れます🤒すみません

エントリー作のご紹介

今回の107作のなかから、
わたしの印象に残った計38作をご紹介します。

護民官ペトロニウスakaピート さん > ゆるやーーーかな螺旋階段を登っている? 〜元マスターの過程報告

漫画の話から始まって、思わぬところまで連れて行かれました。「夏への扉」がお店の名前だと、途中まで気づかずに読んでいました。比喩だとばかり思っていたんです。そして「自分の夢を自分で折った」 この一行で、手が止まりました。ゆるやーーーかな螺旋階段、わたしもそこにいた記憶があります。誰かに折られたのなら、まだ相手のせいにできます。でも、自分で折ったものは、置き場所がない。その置き場所のなさ。軽く冗談まじりに書かれているところも、笑わずに読んでしまいました。最後に紹介されている1曲を聴きながら、読み終えたあと、残ったのは重さではなく、うっすらとした夜明けの明るさでした。

1000円贈らせていただきました。

知院 ゆじ さん > 一人旅童貞の僕、はじめてのフェリーは2分で終了

「酔った。早ない?」乗船2分の一行でふきました。50代がはじめて船旅を経験する。行き先は、祖父の生まれ育った街。流れるような自然体の文章と、シックな白黒写真のコンビネーションが味わい深い。フェリー旅ってわくわくするんですが、船酔いはどうにもならない大敵ですよね。「人生は一回しかない」からのカラムーチョは反則。写真撮影にご興味をお持ちのかたも、ぜひご覧ください。

500円贈らせていただきました。

ふゆ さん > 仕事のキャリアと子の不登校

登校渋り、不登校、休職。 個人の事情の話に見えて、働き方とキャリアの話でもあります。仕事は代わりがきいても、母親はそうではない。この対比が、本当にそうなんですよね。子の不登校は多くの場合、母親のキャリアの分岐点となる。お子さんを持たない方にも読んでいただきたい1本です。

300円贈らせていただきました。

星空写真家 × 会社役員|前田徳彦 さん > 普通のサラリーマンがなぜ写真集を出版したりiPhoneアプリを出したり出来たのかをお話しします。

1996年にMacでホームページ、2011年にアプリ、2014年に写真集。30年、ひとつの軸で続けてこられた記録です。その「星空時景」に見覚えを感じて調べたら、2011年のApp購入履歴に残っていました。ご自身では「普通のサラリーマンだった」と書かれていますが、好きなことを一筋に続けると、どこまで行けるのか。その実例です。

300円贈らせていただきました。

よしよし さん  > 誰もが必ずすること。生きること、死ぬこと。

敗血症性ショックから多臓器不全、そして長いリハビリ。壮絶な体験記に、手が止まりました。けれど読み進めると、山場は病気ではなく、退院してからのほうが、ずっと苦しい。結びの「時間は有限」という一行が、いまも残っています。

300円贈らせていただきました。

chako(ΦωΦ) さん > 誕生日

もう電話は来ない誕生日の話。毎年かけてきてくれたのは、人を笑わせるのが上手なお母さまでした。年齢を8つもサバ読んで、けらけら笑うような。そのお母さまが、晩年、少しずつ記憶を手放していく。飾らずに書かれているぶん、息を詰めて読んでしまい、涙がにじみました。

300円贈らせていただきました。

ナガメアカスー長雨 さん > はじめまして、牛飼いの妻です。

牛乳を本に見立てた、「飲むな、読め。」という連載。「ドッテテ」って何語だろうと思ったら、宮沢賢治。牧場の敷地に、大正時代からの電信柱が一列に立っていることから、「月夜のでんしんばしら」にちなんで、ドッテテファーム。台湾で育った方が、北海道の牧場で牛乳をつくり、その処理施設を建てていく記録です。

300円贈らせていただきました。

そのほかご紹介したい作品

ここからは一作ずつ、
一言のみでご紹介させていただきます。

コメント全文については、
元記事のコメント欄をご覧ください。

mangorind2 さん > 戦争が終わっても、終わらないもの

ベトナムの戦争証跡博物館の記憶です。読みながら、長崎の原爆資料館に立った日のことを思い出しました。


kazuhide_journey|記憶の美術館 館長 さん > コメント欄に眠る、まだ名もない作品たち

まだ言葉になっていない淡い想いを、未来へ手渡す。「記憶の美術館」というコンセプトが素敵でした。


ウィル さん > 月まで行って還ってきたら

大切な人とのドライヴ、そして長く乗った愛車との別れ。タイトルが洒落ていて、淋しさまで含んでいますね。


らいばぁさん さん > 50代、人生の取りこぼしを拾いに行く|メノポ通信

唐織の帯が薄浅葱に引き立って、目が留まりました。「人生の取りこぼし」という言い方が、いい。


もんきち さん > 55歳、親切をして泣く

「その『少しだけ』が、だいたい夜を食べ尽くす」この一行が好きです。会議室での、うっすらとしたつながりの話。


ひとさじのみのり さん > いつまでも元気なわけじゃない。60代の私が「タイムバケット」の必要性を痛感した話。

ちょうど「50代のうちにやっておくべきこと」を考えていた時期に読みました。タイムバケット、作らねば。


ひゅー|AI×分析 さん > 自分を甘やかして書こう。noteを「財産」に変える、無理のない4つの向き合い方

ひとはなぜnoteを書くのか。自分はどうか。noteを1年続ける人は5%。その数字を、何度か見返しました。


月1 海辺のバー店主_Ingalleon さん > Dream comes true 海辺でバーを開こう

葉山の海辺のシャンパーニュバー。バーのコンセプト作りは、発信のアカウント設計とも通じるものがありそうです。


栞|寄り道の美学 さん > 石から見える、ヨーロッパの街の色

街の色は、その土地で採れる石や土の色から生まれている。言われてみれば当たり前ですが、ロマンを感じますね。


あきくん|長く続く副業術 さん > 21年英会話教室を続けている僕が、今さらココナラを始めた理由

売れなくても損はしない。ただし商品設計は綿密に。自分のスキルを棚卸しして、値札をつけることについて。


いのちゃん@AIを部下にした60代 さん > 【大爆笑】フォロワー1000名感謝企画、全力で応援する準備をして待っていたら「応募ゼロ」だった件

順番に読むつもりが、内容が内容だけに真っ先に読んでしまいました。有料への導線もお見事で、完敗です。(買いました)


からんころ さん > 自分へのごほうびは、パンケーキくらいがちょうどええ

関西弁のしずかな独白があたたかくて、娘さんとのやりとりが愛にあふれていて。読んで思わず、星乃珈琲店のスフレパンケーキを食べに行きました。


まさみん さん > 発信のきっかけ、そこから得た意外なもの

SNSでは瞬発で返し、noteで整理して出す。発信を続けているうちに、思考の速度が上がっている気がしますね。


Joy@反面教師おじさん56歳 さん > 人生の師匠が”noteの師匠”にもなった話。

20年以上前からブログを書かれている大ベテラン。もとはお取引先だった方と、書くことを通じて友情を育んでこられた話です。


シューレス・ジョー さん > 僕の新橋LIFE(その4)

紙の定期がシュッと吸い込まれる描写から、京浜東北線のラッシュへ。読んでいるうちに、気づくと入社式の場面に立っています。


旅する方位取り/NaoTrip さん > 人生初の海外一人旅~シンガポール⑪ 4日目シンガポール植物園と海鮮丼

ご本人もこんなふうに楽しそうにお話しになるのでしょう。声を感じる文章でした。かつてシンガポールに住んでいたので、写真の風景に懐かしさを感じました。


べんがるベンガル さん > 在宅看取りと認知症

体は元気なのに、我が子のこともわからない。その状況での在宅介護を思うと、簡単に言葉が出ませんでした。


となきち@人生の編集者 さん > 未来は、過去の中にあった 〜 人生の編集者ができるまで全8話・完全版

整理して全部出す。整頓して意味を見つける。収納して未来へ生かす。「人生の再編集」という言葉が腑に落ちました。


まみぽこ さん > 夫を看取った医師がくれた「生きるための言葉」

おつらかったでしょう、なんて軽く言えることではありません。ただ、そのとき大事なことを伝えてくれたお医者さんに、私からもありがとうと言いたくなりました。


50代の最適化ノート さん >  37針目/『氷河期人材 縫田カケル』第1話「出来なかったよ、ミシンでも」

『ペダルは獣のあばら骨のように太く、はずみ車は、何か巨大な心臓みたいに回っている。』 この描写が、すごく好きです。


はにわ寺 さん > 履いちゃえばいいじゃない

笑いました。女性ばかりの現場のトイレ事情は、洒落になりません。履いている先達は、たしかにいます。


わさびの縁側日記|義母生態研究家 さん > 【わさびの猫日記】犯人はいつも毛だらけ」

猫ちゃんがモグラを玄関に置くのは「取ってきたよ、どや!」なんでしょうね。毛だらけの犯人の犯行記録に癒されました。


みこコロ さん > 赤ちゃんをお迎えに行ったの?

よく泣いていた赤ちゃんが、お兄ちゃんになっていく。「自分が母親になった」のではなく「子供に母親にしてもらった」のだ、というところが残りました。


天野天湖|ひとりと娘と、小さな日々。 さん > 【障がい児育児】一輪のダリアがくれたもの

そこにいてくれるだけで、ありがたい。そんなふうに愛されるラブちゃんは、幸せですね。A Million Dreams を聴きながら読みました。


Tomoe|観察から、見え方をひらく さん > 「できない理由」は、本当にそこにある?

「できない理由」を分解してみたら、思い込みの前提が邪魔していただけだった。土に触れることで見えてくるものもある、という話です。


ぴっきー さん > あの時のアレがなかったら…って、思うことない?

親知らずの痛みから、思わぬ巡り合わせへ。病院の待合で募集広告に釘付けになる場面が目に浮かびます。人生は、何がきっかけになるか分かりませんね。


50代女性の経験・言語化サポーター・Hiromi さん > 「専業主婦だった私が仕事で得られたこと〜成長と自己価値感」

40代後半からのスタート組。「好きなことを仕事にする」のは決して楽ではない。フリーランスの夫をそばで見ているので、うなずきながら読みました。


teaまるお さん > 約50年前、小学校の先生に言われたひと言を私は今も忘れていない

子どものころの何気ない評価が、どうやって一人の人生に刻み込まれるのか。その言葉を受けた方が、いまエッセイを書いていることも含めて、読んでいただきたい一本です。

文六 さん > 茗荷の朝

味覚と嗅覚の記憶を刺激するしずかなエッセイ。自分の食が、ただの栄養補給になっていないかと、どきりとしました。


セカンドライフ2024 さん > 映画『マイケル』「コントロールできない世界」で、自分の光を守り抜くために

肉体の限界も、与えられた環境も超えていくパフォーマンス。父の支配から逃れ、母に支えられた「光」の話です。映画を観たくなりました。


えぐっち さん > わたしのこと

シングルマザーで2人を育て上げ、私立大学の薬学部に6年間通わせた。「苦労はしても、後悔はしないこと」に、背筋が伸びました。


ゆうこ|スマホなし時代の豪州ワーホリ さん > 英語ほぼゼロの21歳、スマホなしでオーストラリアへ人生を変えたワーキングホリデー

「もっと広い世界を見てみたい」その思いで日本を飛び出す。行動力がすごい…!オーストラリアの満天の星空、どんなにか素敵でしょう。


塩見智子 さん > AI時代こそ、「完璧な言葉」はときどき温度を失う。

整っていて、控え目で、押しつけがましくない、きれいな一言。でも、なぜか届かない言葉。不器用な言葉でも、私はこう思った、がしっかりある言葉が心に残るんですよね。


以上、39作品に心ばかりの
チップをお送りさせていただきました。

今回ご紹介できなかった記事も、
素晴らしいものはたくさんありました。
本当は全作に、感謝をお送りしたいくらいです。

全107作すべて、こちらのマガジンに
収録させていただいております。


107本を完走して、感じたこと

エントリー作はジャンル不問でしたので、
とにかくバラエティに富んでいました。

エッセイが多数でしたが、
なかには小説もありました。
知らない概念を教わって検索したものも、
思わず肩の力の抜けた日記も。

186文字から、2万字ちかくのものまで。
なかにはこの企画に合わせて
新しい記事を書いてくださった方も
いらっしゃいました。

コメント返しは簡単に、
ひとことのつもりで始めたのに、
途中から本気になってしまって。
むしろ序盤の眠いときのコメントが
申し訳なくなってきたりも…。

50代の声を聞くこと。
インプットとアウトプットを速く回す訓練。
どんな球が来ても打ち返す、対話の練習。

これらが今回の企画の裏テーマでしたが、
おかげさまで3つとも、達成できました。

チップをお送りする企画ですが、
わたしが受け取ったものも多くあります。
ありがとうございます。


1周年企画の最後に

「50代の言葉なんて、誰も読まない」
1年前のわたしは、そう思っていました。

でも書きつづけること、
伝えようとすることで、
見える風景は変わってきました。

1年の節目でこの企画を完走できて
本当によかったです。

ご参加くださった皆様、ありがとうございます。
読んでくださった皆様も、ありがとうございます。

2年目も、書きつづけていきます。

2026.8.11 永野ヨウ


▼ わたし自身の振り返り記事も、よかったら。

#しばじゅん編集部

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