名詞句:不定冠詞・定冠詞(共通・特定)③《様々な整理法》
英語の名詞句において非常に重要な役割を果たす冠詞問題深掘りの続きです。記事①は「不定冠詞 vs 定冠詞」の対比(共通性 vs 特定性)について考えてもらうため、記事②は固有名詞と普通名詞/共通名詞(要は非固有名詞)の対比(特定性 vs 共通性)について考えてもらうための問題演習。今回の記事③は、前記事2つの内容をいったん整理し、さらに視野を広げてもらうための問題演習を追加。
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英語の名詞を二分類する方法(体系)が大きく2つ存在
❶可算・不可算分類体系:昔から日本で教えられてきた学校英語の考え方
1. まず可算名詞[countable nouns]と不可算名詞[uncountable nouns]に二分類
2. 次に五つに小分類:普通名詞、集合名詞、物質名詞、抽象名詞、固有名詞
普通・集合名詞は可算名詞の、物質・抽象・固有名詞は不可算名詞の下位概念
❷共通・固有分類体系:学術英語の考え方
1. まず共通名詞[common nouns]と固有名詞[proper nouns]に二分類
2. 次に共通名詞を可算名詞と不可算名詞の二つに小分類
※代名詞[pronouns]については割愛(いずれ別記事で)
※学校英語で普通名詞(学術英語の共通名詞とほぼ同等)は可算名詞の下位概念なのに対して、学術英語では逆に可算名詞と不可算名詞が共通名詞の下位概念という点に注意が必要(さらに固有名詞が、学校英語では不可算名詞の下位概念なのに対して、学術英語では可算名詞と不可算名詞を含む共通名詞と対立する概念として分けて分類されている点にも要注意)
※命名法(和訳)が複数存在し混乱の元:英語では"common nouns"、それを学校英語では普通名詞、学術英語では共通名詞と和訳
◉学術英語にも様々な学説があります。詳しくは以下のWikipedia記事"English nouns"をご参照ください。
◉さらに学術的な解説をご覧になりたい方は、以下のWikipedia記事"Determiner phrase"をどうぞ。
問題1:英語の固有名詞として通用するのはどの形?【複数選択可】
a1. 小文字で始まる単数形の名詞
a2. 大文字で始まる複数形の名詞
b1. 大文字で始まる単数形の名詞
b2. 小文字で始まる複数形の名詞
c1. 不定冠詞a/anが前につき、小文字で始まる単数形の名詞
c2. 不定冠詞a/anが前につき、大文字で始まる単数形の名詞
d1. 不定冠詞a/anが前につき、小文字で始まる複数形の単語
d2. 不定冠詞a/anが前につき、大文字で始まる複数形の単語 e1. 定冠詞theが前につき、小文字で始まる単数形の名詞
e2. 定冠詞theが前につき、大文字で始まる単数形の名詞
f1. 定冠詞theが前につき、小文字で始まる複数形の名詞
f2. 定冠詞theが前につき、大文字で始まる複数形の名詞
◉固有名詞について詳しく知りたい方は、以下のWikipedia記事"Proper noun"をご覧ください。(日本語版あり)
問題2:「(私は)猫が好き」の英語表現は、
① I like cats. [無冠詞+複数型]
が第一候補(最も一般的な総称表現)。では、
② I like a cat. [不定冠詞a/an+単数型]
③ I like the cat. [定冠詞the+単数型]
④ I like the cats. [定冠詞the+複数型]
⑤ I like cat. [無冠詞+不可算名詞型]
は「(私は)猫が好き」(総称表現)としてアリかナシか?理由も考察。
◉総称表現の定番解説について知りたい方は、以下のWikipedia記事"冠詞"をご覧ください。(日本語版には解説がありますが、英語版では特に解説されておらず、総称表現という文法項目は英語圏では重視されていない印象を受けます)
問題3:限定詞問題
a. 原則として、of を含まない1つの名詞句の先頭部分に不定冠詞a/anと一緒に置くことができないものを以下の単語リストから選択
b. 原則として、of を含まない1つの名詞句の先頭部分に定冠詞theと一緒に置くことができないものを以下の単語リストから選択
【単語リスト】
a/an, the
this, that, these, those
所有格:my, Tom's 等
each, every, any, no,
all, both, some
many, much
数字/数詞:one, two, three以上
other, another, others
◉限定詞について詳しく知りたい方は、以下のWikipedia記事"Determiner"をご覧ください。(日本語版あり)
授業ではちゃんと解説しますが、一般公開はここまで。あちこちにヒントを散りばめてあるので、非受講生の方は辞書を引いたり自分で調べたりして考察してみてください。
いわゆる学校英語や学術英語で整理しきれていない部分を考えてもらうための教材、面白いと思っていただけると幸いです。
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