名詞の不可算・可算(単数・複数)⑧-6:学問名1[科学英語]
副題:可算不可算の理想と現実(英文法の理想と現実)
名詞の不可算・可算(単数・複数)[UC(SP)]の深掘り
「可算不可算・単複で混乱が生じる英語の名詞」の深掘り。⑧科学英語シリーズの「学問名1」では、これまで散発的にご紹介してきた学問(科目)名をまとめて整理。
★学問名の深掘り第1弾:主な学問のご紹介と分類・整理
❶様々な学問名を分類・整理
❷新しい単語はどうやって作られる?
新単語の作り方/作られ方を学問名で検証
単語を作る部品は、日本語では漢字(単独で意味を持つ文字)
それが英語ではアルファベット(原則、単独では意味を持たない文字)
学問名の一部(多く?)は幕末以降に日本で独自に発展した和製漢語
※学問名は、一般の方には少しとっつき難い特殊な専門用語だと思われがちですが、そうは言っても理系でも文系でも一度は触れたことがある英単語も多いはず。英単語の成り立ちを考える教材として、その面白さがお伝えできれば幸いです。
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★学問(科目)1
①語尾"-ology"
接尾辞"-logy"はギリシャ語"logia=学問"から
人類学:anthropology
考古学:archaeology
占星術:astrology(「占星学」とする辞書も) [問題演習]
生物学:biology
生態学:ecology
疫学: epidemiology
語源学:etymology
地質学:geology [問題演習]
病理学:pathology
生理学:physiology
心理学:psychology
動物学:zoology [問題演習]
②語尾"-ics"
接尾辞"-ics"はギリシャ語"ikos=技術・学問"から
経済学: economics [問題演習]
倫理学: ethics
遺伝学: genetics
言語学: linguistics
数学: mathematics
形而上学:metaphysics [問題演習]
物理学: physics [問題演習]
政治学: politics
統計学: statistics
③語尾"-onomy"
接尾辞"-nomy"はギリシャ語"nomos=秩序・法則・学問"から
天文学:astronomy [問題演習]
経済学:economy [問題演習]
分類学:taxonomy
④語尾"-y"
解剖学:anatomy
植物学:botany
化学: chemistry
歯学: dentistry
地理学:geography [問題演習]
幾何学:geometry [問題演習]
薬学: pharmacy
哲学: philosophy
英語の学問名に慣れてもらうために少し問題演習
問題1:動物学"zoology"と動物園"zoo"の発音を比較し、接尾辞"-logy"が実際には語尾"-ology"になる理由を考察
※発音のし易さが意外と重要
問題2:形而上学"metaphysics"と物理学"physics"は、英語のスペルを見ると関連(対比)が明らかですが、どんな関連があるのか由来(語源)を調べて記述
※私がよく参考にさせていただいているオンライン語源辞典etymonlineでは、この対比によって接頭辞"meta-"の意味が変化したという話が紹介されています
問題3:「占星術」"astrology"と「天文学」"astronomy"、先に定着したのはどっち? 学問と呼ぶに相応しいのは? 歴史的にどんな経緯を辿って今の状態に?
※接頭辞"-logy"だから学問名? 呼んだもの/早い者勝ち?
問題4:"economics"と"economy"の意味の類似と相違、さらにはこの2単語の使い分けについて考察
※語尾が"-ics"の学問名については次記事でさらに深掘りする予定
問題5:"geography", "geometry", "geology"の微妙な意味の違いに注意しながら、それぞれの単語の成り立ちと歴史(単語史)を調べて記述
※なぜ接頭辞"geo-"が使われているのか不思議に思う学問が1つあるはずですが、単語の歴史を知れば納得できると思います
今回の学問名、実は「不可算可算の理想と現実」問題がちゃんと関わってくる項目なのですが、その点は次回以降の記事に譲ることにして、今記事ではまず様々な学問名をご紹介。あまり細かい点に拘らず、様々なパターンで作られているという点を把握していただければ幸いです。
授業では時間の関係でどこまで解説できるか分かりませんが、あちこちにヒントを散りばめてあるので、非受講生の方は辞書を引いたり自分で調べたりして考察してみてください。
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