- 著者
- 小林 信也
- 発売日
- 2018年10月25日
- ページ数
- 296
新潟市の繁華街「古町」で江戸時代から200年続いている「新潟古町芸妓」は、 京都の祇園、東京の新橋と並ぶ伝統と格式を認められている。 その芸妓文化を未来につなげていくために、 1987年、地元有力企業約80社の出資による全国初の芸妓養成・派遣会社、柳都振興株式会社が設立され、 おもてなしの心を伝承した次世代の芸妓が育ち、新潟固有の魅力を発信し続けている。 2020年オリンピックでさらなる国際化時代を迎える日本。 そういう時期だからこそ、新潟が誇る芸妓文化をさらに全国へ、 世界へ発信するために、本書刊行の企画が立ち上がった。 古町芸妓は、人々の先入観を覆す新しい存在だ。 芸は売っても身は売らぬ。毅然とした芸を披露する一方、 雪国ならではの親しみ深いホスピタリティーで、 気取らず、飾らず、お客との心の距離の近さが魅力。 柳都新潟のお座敷は「和の文化の総合芸術」を目指し、 「夫婦で楽しめる」「女性だけでも楽しめる」方向も歓迎している。 新潟は、日本一の米産地を背後に、西回り航路の拠点として賑わい、人々が交流しながら発展してきた街。 江戸時代から粋を凝らした料亭が軒を連ね、文人墨客、政財界人が日本中から集まってきた。 そういう土地で昨年、柳都振興が30周年を迎え、 9月には、六世市山七十郎が考案、古町芸妓が総出演6月中旬に披露する「新潟をどり」公演の開催30回記念。 来年は新潟港開港150周年、市制130周年とメモリアルな出来事が続く。 そうした中、本書は写真家・大杉隼平撮影による古町芸妓たちの魅惑的な表情も本邦初公開。 歴史、伝説、そして現役芸妓たちの瑞々しい表情を作家・スポーツライターの小林信也が短編小説のような鋭く美しい文章で活写する。 この本を読んだら、ぜひ柳都新潟に行って芸妓さんに会いたい! きっとそう思うに違いない。 写真を豊富に使い、ビジュアルで魅力を伝えて、新潟の大切な文化の啓発と知識の向上を図る。