ネットワーク機器の危機続々
みなさん、こんにちは!
株式会社カチカのリモート&コールドバックアップ業務担当の村島です!
なんだか、異常に眠いです。
年末年始は寝てろっていう体の反応なんでしょうかねえ。
以前にもお話に出したかも知れませんが、私村島は重症の睡眠時無呼吸症候群でして。
自覚的には眠くなくても、機械を装着して横になったら眠っちゃったりするときは潜在的に眠いです。
機械をつけて横になっても眠くならず、いろんな考えが頭を巡って眠れないときには明らかに眠くないときです。
これが、どういうリズムを刻んでるのかいまだにわからないんですわ。
とりあえず、いまは眠いです。
でもまあ、それはそれとして、レッツスタディセキュリティ!なのです。
TP-Link続報
ウォールストリートジャーナルが報道していますね。
https://www.wsj.com/politics/national-security/us-ban-china-router-tp-link-systems-7d7507e6
それに対してTP-Linkが言い出していることは、
TP-Linkは米国企業で、TP-LINKは中国企業ってことらしいです。
言ってることをだいたい要約するなら
TP-Linkの製品は業界の安全基準に完全に準拠している
TP-Linkは安全保障の確保のために米国政府機関と共働することを歓迎する
TP-Linkは米国の市民から国家安全保障リスクに至るまでの取組を実証する
とか何とか言ってるんですけど、そう長くない文章の割にいろんなことを詰め込んでいます。
そして言ってることなんですけど、TP-LINKは中国企業であるけれども、TP-Linkは米国企業であって、TP-LinkはTP-LINKからも中国政府からもなんの影響も受けてはいないってことらしいです。いろんなサイトの情報を総合すると。
TP-Linkは、TP-LINKとは別法人を構成するためにシンガポールで創業し、大きくしていってアメリカでの事業開始とともに世界進出を終えた、そういうことらしいです。
まあ、ねえ?すぐに額面どおり受け取るのもどうかと思いますけど、日本でも戦後すぐぐらいのときに三菱鉛筆が三菱財閥と無関係であるということをなかなか信じてもらえなかったっていうこともありますからね(ちなみにこれ、日本人でもいまだに理解していない人がいますよね)。本当にそうだったら気の毒な話ではありますよね。
ネットワーク機器のリスク続々
まあ、TP-Linkに問題があるということはいま限りなく黒に近いグレーってところではあると思うんですが、
業務用ルーターのFour-Faithルーターが危なかったり、
日本メーカーのアイ・オー・データ機器に脆弱性があったり
Cisco製品ですら危なかったり
シャープ製品が危なかったりするんですよね。まあ、SHARPという会社は意外とそれほど日本企業じゃなかったりするんですが。
この動画投稿者様の中では初期作品にあたるんですが、SHARPの歴史です。いつでしたか私は8ビット時代にX1シリーズファンで、ファーストPCはSHARPのX1turboⅡという機械だったというお話をしたと思うんですが、当時「御三家」と言われたNEC、富士通、SHARPの中では、SHARPだけは独自路線を行っていました。X1シリーズの他にMZシリーズというのを出していたんです。
ネタばらしをすると、X1とMZシリーズは事業部が違ったんです。X1シリーズはテレビ事業部が発売していました。だからコンピュータの画面とテレビの画面を重ねる機能の他、様々な「コンピュータからテレビを操作する」機能が搭載されていました。
MZシリーズは、そもそもは社内の新人教育のために部品を用意するのが仕事の部署が、完成品よりちょっと手前の状態で出荷され、組み立てる作業を軽く行ってからの利用開始という形のMZ-80シリーズというものを一般販売し始めたところからスタートしています。
ちなみに、この当時NECと富士通は電源ONと同時にBASICというプログラミング言語であり事実上のOSでもあるものが起動する仕様になっていたんですが、SHARPはX1シリーズ、MZシリーズともカセットテープかフロッピーディスクからBASICを引っ張ってきて初めて使えるようになるという仕様でした。
BASICに依存しないプログラムを書くときには便利ではあったんですが、なんでこんな仕様にしていたかというと当時のSHARPには品質の高いBASICを作る技術がなかったんです。
だからNECや富士通みたいにROMにBASICを焼いて乗せてしまうと、BASICのバージョンアップが商品欠陥・修理扱いになってしまいます。カセットテープやフロッピーにしておけば、テープやフロッピーを登録ユーザーに配布するだけでバージョンアップができます。いわば苦肉の策だったわけですね。
上の動画をご覧いただくとおわかりいただけると思うんですが、SHARPって少人数で「こんなのどうだろう?」「それ面白いじゃん。機能載せようぜ」みたいな感じで盛り上がっているという商品作りから結局脱却できずに巨大企業に相応しい組織構造を作ることに失敗したため、PC作りたい人たちが集まってPCを作るということができず、ふたつの事業所からそれぞれにPCが発売されていた。この欠陥がずっと引き摺られていたため、どこか社内がギクシャクとしていて上手く回っていなかった、それが結局いまでも解決していないという感じがあります。
まあPCの話はこのぐらいで措いておきますが、TP-Link問題に端を発してネットワーク機器にいろいろ欠陥があることがTP-Linkに限らず年の瀬のこんな時期に明らかになってきたということですね。なにせ

広い意味でネットワーク関連からの侵入が、結局一番多いんですよね。ランサムウェア他のマルウェアも結構そういう傾向あるんじゃないかな。
とりあえずまずやることは例のあれです
というわけで、皆様、年末年始休みのちょうどいいタイミングですので、ネットワーク回りの機器のメーカーを確認し、問題がありそうなメーカーの製品がないか確認し、もし型番が問題製品に該当していなくても、一応メーカーに確認した方がいいかもしれませんね。
そして問題製品に該当してしまったようであれば、ファームウェアの更新などの対処がされているのであればそれを速やかに行った方がいいでしょう。
て言うかそれ以上のことは何もできないと思うんですよね…。
ネットワーク回りは結構怖い
先日、USB-Cコネクタに微細な機器が仕込まれていてそこから情報漏洩とかマルウェアの侵入とかいろいろできるっていう話しましたよね。

この写真ですね。
USBケーブルで、しかもここまではっきり映像化されましたからショッキングでしたけど、実はLANケーブルってずいぶん以前から危険なもののリスト上位には入っているんですよね。USBコネクタに仕込めるんだったら、LANケーブルのモジュラージャックなんてまして簡単に仕込めるってことはわかりますよね。
これって西暦で言うと2000年代から問題視されてたことであって、こういうところからUSBケーブルとか無線LANとかが狙われて…という形で「いやな技術進歩」が始まってきたんだと思います。
結局は…
LANとかそういうところも完全に信頼することはできないってことです。
くどいようですが、オンラインバックアップ(ホットバックアップ)とオフラインバックアップ(コールドバックアップ)を両方行っておくハイブリッドバックアップ(複合バックアップ)態勢を作っておき、遠隔地バックアップも行っておいてさらにその上で重要データは暗号化しておいてそのまま利用するというのが正解になるんでしょうね。
ただ!Windows11のセキュリティ仕様はどうなんでしょうか。あれって勝手に暗号化されてしまうっていう感じですよね、ほとんど。
暗号化されていることの自覚すらないユーザーがかなりいると思うんですよ。
そうなってくると、PCが、あるいはドライブが、逝ってしまったときに復号パスワードすらわからないって事態になりかねないと思うんですよね。
事業でWindows11を使っている皆様は、OSの暗号化機能は使わずに、ご自身で判断した暗号化ソフトを利用した方がいいかもしれません。
小括
というわけで、本当にこの年の瀬にTP-Link絡みの話からまるで火が広まるようにあっという間にいろんなルータの脆弱性まで明らかになってまいりました。
2025年はネットワーク回りの脆弱性チェックが初仕事となりそうです。
もしかしたら忙しくなるかもな…。
以下余談ですけど、今日が12月30日ですが、去年から今年にかけての年末年始はかなり…久しぶりに実家で過ごしまして、10年ぶりぐらいに紅白見たんですよ。
そこでAdoさんの歌を聴いて「あ、この人は好きかも」って思いましてですね。なんだかんだで時々聴いちゃってますね。
でも私こと村島にとって永遠のスターはDead or AliveのPete Burns以外にいませんけどね…時代でしょ?
多分この文章が年内最後です。
皆様よいお年をお迎え下さい。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
目次
クラウドストレージと遠隔地バックアップの相互補完性
クラウドストレージのデータ消失に関する責任の所在
ディザスタリカバリ手順をあらかじめ決めておくべき理由
弊社でお取り扱いしておりますデータ・OSにつきまして
クラウドストレージのメリット・デメリット
Windowsからの乗り換え先になるか? Linux MintとChrome OS Flex
バックアップの方法 オフライン・オンラインバックアップとは?
IPAの言うセキュリティ対策の基本を見ていきましょう! その1
IPAの言うセキュリティ対策の基本を見ていきましょう! その2
IPAの言うセキュリティ対策の基本を見ていきましょう! その3
IPAの言うセキュリティ対策の基本を見ていきましょう! その4
IPAの言うセキュリティ対策の基本を見ていきましょう! その5
IPAの言うセキュリティ対策の基本を見ていきましょう! その6
IPAの言うセキュリティ対策の基本を見ていきましょう! その7
IPAの言うセキュリティ対策の基本を見ていきましょう! その8
IPAの言うセキュリティ対策の基本を見ていきましょう! その9
IPAの言うセキュリティ対策の基本を見ていきましょう! ラスト
内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)を見ていきましょう!
内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)を見ていきましょう!その2
内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)を見ていきましょう!その3
内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)を見ていきましょう!その4
ランサムウェア・インシデント発生時の組織向けガイダンスを見ていきましょう!その1
ランサムウェア・インシデント発生時の組織向けガイダンスを見ていきましょう!その2
ランサムウェア・インシデント発生時の組織向けガイダンスを見ていきましょう!その3
ランサムウェア・インシデント発生時の組織向けガイダンスを見ていきましょう!その4
ランサムウェア・インシデント発生時の組織向けガイダンスを見ていきましょう!その5
ランサムウェア・インシデント発生時の組織向けガイダンスを見ていきましょう!その6
ランサムウェア・インシデント発生時の組織向けガイダンスを見ていきましょう!その7
ランサムウェア・インシデント発生時の組織向けガイダンスを見ていきましょう!その8
ランサムウェア・インシデント発生時の組織向けガイダンスを見ていきましょう!その9
ランサムウェア・インシデント発生時の組織向けガイダンスを見ていきましょう!その10
ランサムウェア・インシデント発生時の組織向けガイダンスを見ていきましょう!その11
─事件を解決せよ─ CASE2:Webサイトのデータが消えた Part 1
─事件を解決せよ─ CASE2:Webサイトのデータが消えた Part 2
今日はバックアップに関する最近の話題をつらつら語りたいと思います
ランサムウェア・インシデント発生時の組織向けガイダンスを見ていきましょう!その12
─事件を解決せよ─ CASE3:火事でオフィスが焼失 Part 1
─事件を解決せよ─ CASE3:火事でオフィスが焼失 Part 2
ランサムウェア・インシデント発生時の組織向けガイダンスを見ていきましょう!その13(最終回)
今日はバックアップに関する最近の話題をつらつら語りたいと思います その2
オフサイトバックアップに関する最近の話題をつらつら語りたいと思います
バックアップがきちんとしていれば起きていなかった情報事故 その1
バックアップがきちんとしていれば起きていなかった情報事故 その2
中小企業のための簡単・安価なデータバックアップ戦略 その10
大企業における物理的媒体による遠隔地バックアップの重要性 その1
大企業における物理的媒体による遠隔地バックアップの重要性 その2
大企業における物理的媒体による遠隔地バックアップの重要性 その3
